旭川の空き地に公園を再生させ、広場×カフェ×ゲストハウスで新しいコミュニティをつくりたい。

プロジェクトイメージ
すでに集まった金額

894,000

目標金額
500,000円
178%
現在の応援人数

70

延べ295
募集終了まで残り

終了

2018/11/06 00:00に終了

旭山動物園から車で15分。稚内に続くレールの真ん前の空き地に、かつて町内会がつくりあげた公園がありました。そこに、コミュニティとしての「旭川公園」を拓きたい。近くの里山の材を使った遊具のある「広場」、コーヒーやお酒、菓子が楽しめる「カフェ」、旅行者が地域の暮らしや人に出会える「ゲストハウス」の3つを掛け合わせた複合拠点です。人と人、人と山、人と遊び…。それらをつなげる新しい「公園」を目指します。

※先日の全道大会では、全道特別賞を受賞しました(10月17日追記)

※当プロジェクトは、北海道主催の北海道創業ビジネスグランプリで地域大会のNo.1が、自身のプランに対して、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを行うものになります。北海道創業ビジネスグランプリの詳細は、こちらのページをご確認ください。

※本事業の寄附は寄附控除(いわゆる『ふるさと納税』)の対象となります。注意書きをページ最下部に記載をしていますので、ご確認下さい。

 

プロジェクト実行者プロフィール


兵庫県西宮市生まれの34歳、松本浩司と申します。この10月に、静岡県浜松市から旭川市内へ家族みんなで移り住みます。高校生までは関西で過ごし、大学時代は東京にいました。中部エリアで発行する中日新聞社の記者として10年以上、愛知、石川、静岡の3県で勤務し、外の人間だからこその感覚を大切に、取材をしてきました。家族は妻と3人の子ども(13歳、4歳、2歳)がいます。転勤がついて回り、不規則なことも多い仕事を続けているうちに、「一ヶ所に根を張って、子どもに『地元と呼べる場所』をつくりたい」「家族との生活がそのまま仕事になるような暮らしをしたい」という思いが年々強くなっていきました。

「よき友 よき旅 よき人生」を教えてくれた北海道旅行

そもそものきっかけは、16年前にさかのぼります。高校3年生の時、北海道のユースホステルを巡る卒業旅行を企画しました。1年前の学校行事の修学旅行でプランを練る立場にありながら、提案や意向が一顧だにされず、大手旅行業者による、型にはまった「商品」になってしまい、心底悔しさと怒りを覚えたのが原動力となりました。
 
自分で企画した北海道への卒業旅行の参加メンバー集合写真

リベンジとなった卒業旅行のテーマは、「人に会いに行く旅」。同級生の33人を引率し、当地の暮らしを知って人と語らい、遊ぶことこそが旅の魅力だと痛感しました。当時お世話になった方々とは今でも交流があり、屈斜路湖の近くのユースホステルのオーナーが寄せ書きのノートに書いてくれた「よき友 よき旅 よき人生」という言葉は、今も自分の奥底に流れています。

旅行での終着地・旭川空港にて

この旅行は34年間の人生で最も熱い思いとエネルギーを注いだ原体験です。当時は18歳。このころから、北海道に拠点をつくろうという思いを抱いてきました。

ジャーナリズムと「地域」

「北海道に交流の拠点をつくる」という大目標があったものの、大学生のころジャーナリズムに興味をもち、文章表現や、人と人をつなげることが好きだったので、新聞記者の道に進みました。赴任先の地域に溶け込んで幅広い方々とお付き合いし、「地域」を強く意識しました。地域があるからこそ頑張る人がいて、豊かに暮らせ、人が育ち、国全体が支えられている−。そんなことを感じ、「客観的な立場よりもプレーヤーになった方が楽しそう…!」と漠然と思うようになりました。
そして、まちづくりや福祉などいろんな分野で経験を積み、「豊かな公共空間が人や地域を育てる」「世代や障害の有無を超えて人が交じる場が必要」という価値観を持つようになりました。この価値観とプレーヤー願望が混じり、自分や家族の生き方を5年ほど考えてきました。ですがなかなか答えは見つからず、「それなら自分に素直に、原点に立ち戻ろう」と方針転換。北海道で拠点をつくりたいという18歳の時の原点を引っ張り出しました。

18歳当時の思い出の場所、旭川で巡り合った最適地『永山地区』

卒業旅行のクライマックスだった旭川を、ぐるぐる観察してみました。中でも永山地区は「まち」と「農村」「里山」のどちらも楽しめる場所だと分かり、地元の人も旅行者も魅力を覚えるような、地域資源があふれていることに衝撃を受けました。アイヌの方々が暮らした里山で林業をする木こりさんや、この地ならではの焼き物を作る陶芸家、特産物を生かして食品づくりをする旭川大と旭川農業高校の学生さんが近くにいる。屯田兵の時代からの味噌などを醸造をする女性のお店や、手作りおやつのおじさんのお店、道北ならではのジンギスカンを提供する精肉店、JAの直売所、居酒屋、ラーメン屋、スナック、銭湯に自転車で行ける。暮らすように過ごさないと味わい尽くせない、コンテンツの宝庫でした。
 
地域の中に入って面白いネタをつかむのは職業柄、得意なほう。そして直感しました。

「これはもっとたくさんの人に知らせないともったいない!」


いま旅慣れた人たちは、本やインターネットで検索できる景色や美食だけではなく、地域ならではのローカルな暮らしと、人との出会いを求めています。永山はすごい可能性を秘めている!
 
そして、地区を歩いていると、エアポケットのような、のどかな空き地にも出会いました。この地域の魅力を伝えるための最高の舞台がそろっていると、激しく思い込むようになりました。
 旭川市永山地区の住宅街にある空き地(空撮)


のどかな住宅地は、地域住民の顔が見える場所

地域課題×地域の宝、理想のコミュニティ拠点、旭川市永山地区

家族の理解を得るのに3ヶ月、地権者の方とのご縁をいただくのに2ヶ月かけ、どうすれば永山地区の良さを最大化できるか考えました。自分のやりたいことだけ叫んでも、大きな意味はありません。町内会の方々とお話ししました。すると、地域で困っていることと、魅力を発信する上でやりたいイメージがぴったり当てはまりました。
例えば、予定地近くに、アイヌの人たちが暮らしていた里山(突哨山)があります。家具産地の旭川は、地域材をどう活用するか、若い世代にどう親しんでもらうかといった課題があります。だったら、山と地域をつなげられる。

 
また、この地区は旭川大のお膝元で、学生さんや地域の方から、「寛げる場所がほしい」「コミュニティスペースがあれば」という声があがっています。学生さんや高校生たちは、地元の素材を生かした加工食品の発表の場を求めています。ならば、地域と学生をつなげられる。
 
なにより、地元の人が心地よい「公園」を作れるかもしれない。みんなで作った遊具で遊ぶ子どもたちを見ながら親がコーヒーを飲む、大学の空きコマに学生さんが本を読む、旭川農業高校生が寄り道をする、散歩中のお年寄りが黒豆茶を飲んで井戸端会議をする・・・。そんな、ほっとする光景を思い浮かべると幸せな気分になります。
 
線路沿いに続く家庭菜園

地元の人同士も旅行者も、互いにつながって地域の魅力を感じられる。「旭川公園」で、そんなコミュニティを実現させるため、ゲストハウス「旭川公園」のオープンを決意しました。

ゲストハウス「旭川公園」のサービス内容

ゲストハウス「旭川公園」では、下記の3点のサービスの展開を予定しています。

1.地域と触れ合える宿泊の場

まずは、宿泊施設として、空き地の中に特色のある3棟の小屋(タイニーハウス)を置きます。
・女子旅やカップル旅行に最適な2人棟(定員:2人)
・車いすでも使いやすいユニバーサル棟(定員:2人)
・家族旅行に最適なファミリー棟(定員:3人)

宿泊者と地域住民が、一緒に楽しめるカフェや広場も設けて、宿泊する以外の人たちが集えるようなスペースも確保します。

タイニーハウスのイメージ写真

2.地元ならではのアクティビティ体験の場

木こりさんと宿泊者や地元の人を交えて遊んだり、オリジナルの家具やアクセサリーを作ったりする体験を提供します。また木や森に親しみ、関わりあう「木育」を実践している旭川大学の皆さんのお力も借りて、いろいろな企画を打つつもりです。

体験アクティビティのイメージ写真(突哨山であった、木材を加工する「削り馬」を作るイベントの様子)

3.地域ならではの資源を活用した、オリジナル商品の開発の場

屯田兵の頃から近くで自給的に作られている、味噌・米麹を使ったグラノーラ(+菓子)、また近くの里山の材と日本を代表するテキスタイルデザイナーの生地をコラボレーションしたスツール(背もたれのないイス)といった、ゲストハウスオリジナル商品を開発中です。予定地の目の前にはJR宗谷本線があり、そのレール沿いには家庭菜園が張り付いていますが、将来的にはこの一角を借り受け、宿泊者と一緒に野菜を育てる「シェア畑」を作りたいとも考えています。ここで取れた野菜を朝食に使えるといいなと思います。

商品開発のイメージ写真(自給的な製法を守って近くで作られた、味噌と米麹を使ったオリジナルのグラノーラ)

ゲストハウス「旭川公園」にかかる費用

総事業費のうち、広場に置くシンボル遊具(土管がモチーフの予定)やイスなどの制作に50〜100万円かかると見込んでいます。かつてアイヌの人たちが暮らした近くの里山(突哨山)のものを中心に材を調達し、遊具・家具作りをプロに監修してもらおうと考えています。

総事業費は2018年10月25日時点で3,900万円を見込んでいます。今後の変動はあり得ますが、大まかな内訳は、宿泊用の小屋(タイニーハウス)が3棟で400万円、カフェのある共同棟が900万円、管理棟を兼ねる住宅が1500万円です。そのほかは広場の施工に必要な外構工事、宿泊・共同棟の家具、広告・宣伝費、各種の設備費などです。これらのうち、コミュニティづくりにつながる部分について、クラウドファンディングを活用させていただければと思います。
具体的には、次の3つです。

1.広場に置く、里山の材を使った土管型の木製遊具・家具・・・50〜100万円
2.水遊びができる、大雪山の伏流水を汲み上げる井戸の掘削・・・50万円  
3.カフェスペース(共同棟)に置く薪ストーブやイス、テーブル・・・100~150万円

スケジュール

2018年10月に旭川市永山地区に移住、11月下旬以降に順次建物が完成、開業、
2019年4月下旬にグランドオープン

ゲストハウス「旭川公園」が目指す地域コミュニティ

1.マルシェ、クラフトマーケットの開催
ファーマー&クラフト マーケットの開催予定地や最寄り・永山駅の駅前通りで、小規模で顔の見える手づくり市を開く構想があります。

2.地域課題解決プロジェクトの発足
企業研修の一環で、道内外の鉄道事業者の担当者を集めた、地域課題を解決するプロジェクトを展開できればと思います。JR北海道の抱える課題は全国でこれから顕在化するそれを先取りしているとも言え、地域と鉄道のあり方について考える場にしたいです。

3.宿泊棟の拡大
将来的に軌道に乗れば、アイヌが暮らした近くの里山や遊休公的施設などに「離れ」を展開したいと思います。

4.自然エネルギー活用と暮らし方の発信
「旭川公園」の敷地内には、井戸を設け、太陽光発電で宿泊用の小屋(タイニーハウス)で必要な電力をまかない、冬は木質バイオマスから暖をとる予定です。ゆくゆくは、身近な食資源や森林資源、水、エネルギーをより丁寧に見つめ、小さくても持続可能で豊かな暮らしを実践することで、訪れてくれる人にも、その心地よさを自然な形で感じてもらいたいと思います。

5.商品開発のレベルアップ
旭川大の学生や旭川農業高校生による加工品の販売スポットとして「旭川公園」が定着し、鍛えられ、やがて地元発の全国区の商品に成長させたい。カフェスペースを高校生や大学生に運営してもらうと理想だと考えます。

これらのことを通じて、新しい観光スタイルを提案し、旭川の一風変わったスポットとして注目を集めたいと思います。そして通過するだけの人を少しでも減らし、雇用も生むコミュニティに成長させていければと思います。

リターン(お礼の品)

ご支援いただいた金額に応じて、宿泊バウチャーやオープニングイベントへのご招待、裏山でのアクティビティ券などをご提供したいと考えています。

1,000円

季節に合わせた写真ポストカード(メッセージ付き)年に4回
ゲストハウス予定地の周囲からは大雪山を望め、北海道らしい風景が広がります。石狩川や、ハクチョウの憩う永山新川もすぐそばで、季節ごとに豊かな表情を見せます。年に4回、季節に合わせた写真ポストカードをメッセージ付きでお届けします。
※お届け予定日:2018年12月から4ヶ月ごと

3,000円

オリジナルグラノーラを2種セット
屯田兵が開墾した当時の自給的な作り方を守る「屯田の里」がゲストハウス 近くにあります。そこの米麹と味噌を使い、激戦地・神戸の人気店で開発してもらったオリジナルグラノーラを2種セットでお送りします。
※お届け予定日:2018年12月以降

5,000円

裏山・突哨山で〝山林シェア〟のアクティビティ体験 1回
ゲストハウス予定地から車で10分足らずの裏山・突哨山で〝山林シェア〟。グランピング、自給自足体験、アクセサリー体験、森歩きなど内容は個別相談になります。※宿泊費(宿泊の場合)とゲストハウス までの交通費は別途
※2019年4月下旬以降

8,000円

タイニーハウスでの宿泊ご招待券(1名分)
ゲストが宿泊できる小屋(タイニーハウス)は車いすで使いやすいユニバーサル棟とファミリー棟を含む3棟あります。このうちいずれかの1棟で、1人分のご宿泊ができます。
※オープンから3ヶ月以内

10,000円

タイニーハウス(1棟)貸切券(1名分)
ゲストが宿泊できる小屋(タイニーハウス)は車いすで使いやすいユニバーサル棟とファミリー棟を含む3棟あります。このうち1名様で1棟を貸し切りにできます。
※オープンから3ヶ月以内

15,000円

タイニーハウスでの宿泊ご招待券(2名分)
ゲストが宿泊できる小屋(タイニーハウス)は車いすで使いやすいユニバーサル棟とファミリー棟を含む3棟あります。このうちいずれかの棟で2人分のご宿泊ができます。
※オープンから3ヶ月以内

20,000円

タイニーハウスでの宿泊ご招待券(3名分)
ゲストが宿泊できる小屋(タイニーハウス)は車いすで使いやすいユニバーサル棟とファミリー棟を含む3棟あります。このうちファミリー棟で3人分のご宿泊ができます。
※オープンから3ヶ月以内

100,000円

オリジナルのスツール(背なしチェア)1個
ゲストハウス 予定地から車で10分足らずの裏山・突哨山から切り出した材を使って、オリジナルのスツール(背なしチェア)を制作します。柄やコラボレーションする職人さんは応相談
※オープンから半年以内

本プロジェクトについての注意事項

※本事業への寄附は、地方自治法第96条に規定する負担付き寄附ではなく、指定寄附としてお受けしますので、いただいた寄附金は返還いたしません。
※寄附金は北海道への寄附となり、寄附額と同額を創業予定者へ補助し、また、目標金額に達しなかった場合についても、寄附額と同額を創業予定者へ補助いたします。(北海道からの返礼品はありません)
※平成30年10月14日(日)に開催予定の北海道創業ビジネスグランプリ表彰式で、全道最優秀賞、全道優秀賞、全道特別賞の3賞に選ばれた創業予定者については、北海道から寄附額と同額を限度に上乗せして補助を実施いたします。
※寄附者の情報及び寄附金額については、創業予定者からの定期的な事業報告や返礼品送付への対応のため、寄附された創業予定者へ連絡させていただきますので、予めご了承願います。
※年度内に創業できなかった場合は、創業予定者への補助は行わず、寄附金については、北海道の産業の活性化に資する事業に活用させていただきます。また、補助額が寄附額を下回った(寄附金に余剰が生じた)場合や、補助金の返還が生じた場合も同様に、活用させていただきます。
※寄附金の募集金額は、事業計画ごとに100万円以下で設定しています。なお、100万円を超える寄附については、受け取りをご遠慮することとなりますので、予めご了承ください。
※ご不明な点がありましたら、北海道経済部地域経済局中小企業課中小企業支援グループ(電話:011-204-5331)までお問い合わせください。
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支援金額とリターン

1,000円

残り0口

季節に合わせた写真ポストカード
(メッセージ付き)年に4回
※お届け予定日:2018年12月から4ヶ月ごと
詳細は本文にて
 

  • 218口が支援済み
  • お届け予定:2018年12月
受付終了

3,000円

残り2口

オリジナルグラノーラを2種セット
※お届け予定日:2018年12月以降
詳細は本文にて

  • 38口が支援済み
  • お届け予定:2018年12月
受付終了

5,000円

残り0口

裏山・突哨山で〝山林シェア〟のアクティビティ体験 1回
※2019年4月下旬以降
詳細は本文にて

  • 7口が支援済み
  • お届け予定:2019年04月
受付終了

8,000円

残り0口

タイニーハウスでの宿泊ご招待券(1名分)
※オープンから3ヶ月以内
詳細は本文にて

  • 9口が支援済み
  • お届け予定:2018年12月
受付終了

10,000円

残り0口

タイニーハウス(1棟)貸切券(1名分)
※オープンから3ヶ月以内
詳細は本文にて

  • 5口が支援済み
  • お届け予定:2018年12月
受付終了

15,000円

残り0口

タイニーハウスでの宿泊ご招待券(2名分)
※オープンから3ヶ月以内
詳細は本文にて

  • 7口が支援済み
  • お届け予定:2018年12月
受付終了

20,000円

残り5口

タイニーハウスでの宿泊ご招待券(3名分)
※オープンから3ヵ月以内
詳細は本文にて

  • 10口が支援済み
  • お届け予定:2018年12月
受付終了

100,000円

残り0口

オリジナルのスツール(背なしチェア)1個
※オープンから半年以内
詳細は本文にて

  • 1口が支援済み
  • お届け予定:2019年06月
受付終了