インターネットを駆使した新しい形態の観光旅行「クイズ・ツーリズム」を広めるクイズ写真集を出版します。QRコード付きのパノラマ写真が印刷された豆本で、スマホやタブレットでQRコードを読み込むと全球パノラマ写真が表示され、ヒントの短文と爪句から施設や場所を捜し出すクイズ形式の観光ガイドブックになっています。
写真から全球パノラマ写真へ、ネットとの融合を爪句本に
私はこれまでに豆本の写真集である「爪句集シリーズ」を37集出版してきました。（豆句本の紹介はこちら）その21集の「爪句＠北海道の駅－道南編」（2013年6月出版）から、全球パノラマ写真を採用した写真集にして出版を続けて来ています。これらの写真は、単に被写体にカメラを向けてシャッターを切るだけでなく、幾枚も撮影した写真を合成して、印刷されたQRコードをスマホやタブレットで読み込む事により、インターネットで全球写真が見られるようにして、その写真をプロジェクト実行者の個人的ブログ「秘境100選ver2」にも投稿し、ネットを介して見られるようにしています。今回、出版を予定している旅行ガイドブックの写真集は、従来のような写真集の体裁であっても、ネットの世界につながったもので、2次元の写真以上の世界が広がります。最近のAR技術では没入感の強いゴーグル型表示装置もいろいろ販売されており、これらを利用すればクイズに出された施設や場所や空からの景観がよりリアルに楽しめます。
豆本をみながら、インターネットでその場所を探すイメージ図
クイズ・ツーリズムと、楽しみ方
クイズ・ツーリズムとは、インターネットと全球パノラマ写真法を活用し、その写真を見て場所を当てるといったクイズ形式をとり、まるでそこに観光をしているかのような体感を得られる新しい形態の観光旅行です。単なる場所当てクイズとは異なり、インターネットを介することで、旅行気分を味わえるというコンテンツです。下記に、写真とともに説明をしていきます。例えば、ドローンを飛行させて撮影した写真1の空撮全球パノラマ写真を、QRコードを読み込んでスマホやタブレットで表示できるようにします。
写真1
写真に添えられた短いヒントの説明文と爪句から、ここがどこであるかを当てます。この場所を訪れたことがある人は、上空からこの場所を見るとこんな風であったかと、旅の記憶を新たにします。また、写真2のように観光地では地上でしか見ることのできない景観を上空からも見ることができるようにして、より観光した場所の理解が深められるようにします。
写真2
この場所に行った事の無い人でも、ヒントからGoogle Mapなどを利用して場所の特定を行います。その作業は、旅行の際に場所を調べるといったインターネットで観光旅行をしている事につながります。興味が湧けば実際に訪ねてみようと思うかも知れません。ガイドブックには巻末に答えが載っていますが、答えを見る前に場所探しで楽しめます。パノラマ写真は全球写真なので全球表示にすると写真3の例のように、写真中に場所を特定する文字などを見つけることが出来ます。
写真3
写真4の例のように、パノラマ写真を拡大してみると、目的の観光地が駅から歩いてゆける場所にあることなども分かってきます。
写真4
旅行後写真を撮影した場所が詳細に特定できないような場合、例えば写真5の風景からGoogle Mapで探して写真6のように場所を見つけて行くテクニックが身につきます。
写真5
写真6
写真7
また写真7の撮影場所を特定するため、全球パノラマ写真中に観光地の案内地図（写真8）を見つけてこれを拡大し、
写真8
そこから写真撮影の場所を特定する方法なども考えられます。施設等でも、既に無くなってしまった写真9のような場所を全球パノラマ写真で再現してみる事は、インターネット上で昔の情景の旅行をしていることになります。
そのための全球パノラマ写真を撮影しておく事も必要で、クイズ・ツーリズムを発展させる上での有意義な点です。旅行好きな方はもちろんのこと、そうでない方も、全球パノラマ写真のクイズを通じて、新たなスタイルでの観光を楽しむことが出来るのです。
クイズ・ツーリズムを豆本爪句集に！
このようなクイズ・ツーリズムの最初のガイドブックとして、私が過去に制作してきた爪句集と融合させて、まず道内に限定した「爪句＠クイズ・ツーリズム」として200テーマの全球パノラマ写真を編集して印刷した豆本爪句集を出版することが本プロジェクトの目的です。出版した本は支援者へのお返し品にします。観光に新たなコンテンツを！
なお、クイズ・ツーリズムという新しい形態の観光旅行が認知されるまで時間を要します。しかし、この新しい形態の観光旅行を行うネットワーク環境や全球パノラマ写真の撮影、配信等に対処するアプリ・ソフトが利用できるようになっており、それらのツールはこれから拡大していくと予想されます。全球パノラマ写真の紙媒体への印刷と利用もこれまでプロジェクト実行者が行ってきてその有効性を実証しています。クイズ・ツーリズムの言葉が定着していくと、北海道発の新しい観光旅行が盛んになって行く可能性があります。ツーリズムに新たな視点を！
クイズ・ツーリズムという新しい形態の観光旅行が広く受け入れられるかとうかは未知数です。今回出版する全球パノラマ写真の対象は写真集のページ数の制限で200テーマ（対象）に限定していて、クイズの対象が少ない（狭い）点も、問題と感じます。ただし、これについては今後さらに撮影対象を広げる事でクイズの範囲を広げていく事を考えています。クイズ・ツーリズムの言葉が広く認知されなければ、この用語に代表される新しい観光が思いつきの枠内にとどまり、尻すぼみになる問題点も危惧され、クイズ・ツーリズムを言葉もふくめ、広く知ってもらうための努力も必要です。クラウドファンディングもその努力の一環であると考える事ができます。プロジェクトのスケジュール
2018年12月1日～2018年1月31日 クラウドファンディング実施期間2018年12月中 これまで撮影した全球パノラマ写真の整理
2018年12月末 爪句集の原稿を印刷会社アイワードに持ち込み
2019年1月26日(土) 道新文化センターで｢クラウドファンディングって何｣の講座を開講予定
2019年2月中旬 爪句集の完成を予定
集めた支援金の用途と内訳
10 万円を目標にして、集まった寄付金は「爪句＠クイズ・ツーリズム（38集）」の印刷費用の一部として使用します。支援者にお返しするものやサービス
1,000円
出版予定爪句集｢爪句＠クイズ・ツーリズム(38集)｣ 1冊（郵送料込み）2,000円
｢爪句＠クイズ・ツーリズム｣＋｢爪句＠北大物語(23集)｣＋｢爪句＠北科大物語り(33集)」計3冊（送料込み）
又は
｢爪句＠クイズ・ツーリズム｣＋｢2019年北海道の絶景空撮全球パノラマカレンダー」
3,000円
｢爪句＠クイズ・ツーリズム｣＋｢爪句＠今日の一枚(24集)｣＋｢爪句＠今日の一枚－2015(28集)｣＋｢爪句＠今日の一枚－2016(31集)｣＋｢爪句＠今日の一枚－2017(35集)｣ 計5冊（送料込み）
又は
｢爪句＠クイズ・ツーリズム｣＋｢爪句＠北海道の駅－道南編1(21集)｣＋｢爪句＠北海道の駅－根室本線・釧網本線(25集)｣＋｢爪句＠北海道の駅－石北本線・宗谷本線(27集)｣＋｢爪句＠北海道の駅－函館本線・留萌本線…富良野線・石勝線・札沼線(29集)｣ 計5冊
5,000円
爪句集31集～38集 計8冊
10,000円
爪句集21集~38集 計19冊
30,000円
爪句集全巻（1集～38集）39冊
プロフィール
1941年生まれ。北海道大学名誉教授、工学博士。1966年北大大学院修士修了、北大講師、助教授、教授を経て2005年定年退職。道新文化センター「身近な都市秘境を歩いてみよう」、「ドローンを知ろう」の講座を持ち、私的勉強会「eシルクロード大学」を主宰。2015年より北海道科学大学客員教授。2017年ドローン検定1級取得。北大退職後の著作として「札幌秘境100選」（マップショップ、2006）、「小樽・石狩秘境100選」（共同文化社、2007）、「江別・北広島秘境100選」（共同文化社、2008）、「爪句＠札幌＆近郊百景series1」～「爪句＠マンホールのある風景 上 series36」（共同文化社、2008～2018）、「札幌の秘境」（北海道新聞社、2009）、「風景印で巡る札幌の秘境」（北海道新聞社、2009）、「さっぽろ花散歩」（北海道新聞社、2010）。北海道新聞文化賞（2000）、北海道文化賞（2001）、北海道科学技術賞（2003）、北海道功労賞（2013）。
なお、私はクラウドファンディングを利用して、全球パノラマ写真集「爪句＠マンホールのある風景（36集）」の出版（写真10、写真11）や「2019年北海道の絶景空撮全球パノラマカレンダー」の出版プロジェクトを企画・実施し、成功させています。
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支援金額とリターン
3,000円
｢爪句＠クイズ・ツーリズム｣+
｢爪句＠今日の一枚(24集)｣+
｢爪句＠今日の一枚－2015(28集)｣+
｢爪句＠今日の一枚－2016(31集)｣+
｢爪句＠今日の一枚－2017(35集)｣
計5冊
3,000円
｢爪句＠クイズ・ツーリズム｣＋
｢爪句＠北海道の駅－道南編1(21集)｣＋
｢爪句＠北海道の駅－根室本線・釧網本線(25集)｣+
｢爪句＠北海道の駅－石北本線・宗谷本線(27集)｣+
｢爪句＠北海道の駅－函館本線・留萌本線…富良野線・石勝線・札沼線(29集)」
計5冊
EZOポイントで支援
プロフィール
青木由直：1941年長野県生まれ。北海道大学名誉教授、北海道科学大学客員教授、工学博士。1966年北大大学院修士課程修了、北大講師、助教授、教授を経て2005年定年退職。専門はコンピュータ工学、信号・画像処理、メディア工学。道新文化センター講師、私的勉強会「eシルクロード大学」を主宰。2017年ドローン検定１級取得、北大退職後の著作として「札幌秘境100選」（マップショップ、2006）、「小樽・石狩秘境100選」（共同文化社、2007）、「江別・北広島秘境100選」（同、2008）、「爪句＠札幌＆近郊百選 series 1」～「爪句＠天空の整理箱 series53」（共同文化社、2008～2023）、「札幌の秘境」（北海道新聞社、2009）、「風景印でめぐる札幌の秘境」（北海道新聞社、2009）、「さっぽろ花散歩」（北海道新聞社、2010）。北海道新聞文化賞（2000）、北海道文化賞（2001）、北海道科学技術賞（「2003」、経済産業大臣表彰（2004）、札幌市産業経済功労賞（2007）、北海道功労賞（2013）、瑞宝中綬章（2021）。
INFORMATION
プロジェクトが成功しました！
2018/12/01に募集を開始しました。
2019/02/01 00:00:00に支援募集を終了します。
目標金額に達しない場合もプロジェクトは成立し、支援金額が引き落とされ、リターンも履行されます。