フードバンクくるめに玄米保冷庫を

プロジェクトイメージ
すでに集まった金額

73,000

目標金額
550,000円
13%
現在の応援人数

11

延べ11
募集終了まで残り

終了

2017/10/01 00:00に終了

この4月に設立されたばかりの「フードバンクくるめ」では、数トン収納できる2坪サイズのプレハブ型玄米保冷庫を購入したいと考えています。筑後地方の農家は自家用に玄米を保管していますが、余剰の古米・古々米を持て余しています。これらの古米を農家から寄贈していただき、長期間に渡り品質を落とさずに保管できる玄米保冷庫に蓄え、需要に応じて精米後、福祉施設・子ども食堂・生活困窮家庭・里親家庭などに無償提供したいと考えています。「無償で提供された食品を無償で配る」という収益性がまったくないフードバンク事業は、みなさまのご理解と支えがなくては成り立ちません。どうか玄米保冷庫購入のため、ご支援をよろしくお願いいたします。

2坪サイズ プレハブ型玄米保冷庫
2坪サイズプレハブ型玄米保冷庫(写真提供:プレハブ冷蔵庫.com

生活困窮者と食品ロスを橋渡しするフードバンク

まだ食べられるのに廃棄される膨大な量の食品(=食品ロス)は、福岡県だけでも50万トンと推測されています。「フードバンク」は50年前にアメリカで生まれた生活困窮者と食品ロスを橋渡しする民間セーフティーネットで、今や先進国では当たり前の常時活動型民間ボランティア組織となっています。私たち「フードバンクくるめ」は、独自の約150坪の倉庫と事務所を久留米市城島町にかまえ、今年4月29日に発足しました。
フードバンクくるめ設立総会

「フードバンクくるめ」設立総会

余っている「古米」を活かしたい

私たちが拠点とする久留米は、米や野菜・果樹などの農産物の生産地=筑後地方の中心都市です。筑後地方の農家は、自家用に玄米を保管していますが、余剰の古米・古々米を持て余しています。そのため、新米が収穫される秋にも古米を食べたり、「もったいない」思いで廃棄できずに保管し続ける農家が多いのです。
玄米

古米
お米は精米すると数ヶ月で食味が落ち、長期の保存ができません。籾や玄米の状態でも、夏の気温と湿気は大敵で、常温だと一夏でダメになってしまいます。しかし、14℃程度で冬眠状態にして保存すると、数年間も食味をほとんど落とさず、安全に保管できます。そこでこれから迎える収穫の秋までに、農家のみなさんに呼びかけて、余っている古米や古々米を生活困窮者のために寄贈してもらえるよう訴えたいと思っています。そのために、私たちフードバンクくるめは、玄米を14℃程度で保管できる「玄米保冷庫」を購入したいと考えています。

災害時にも活躍できるフードバンクに

昨年の熊本地震では「フードバンク北九州」が熊本に駆けつけ、被災者に食糧支援をしました。今年7月に朝倉市や日田市などで発生した北部九州豪雨災害では、生まれたての「フードバンクくるめ」はまだ支援に踏み出せずにいます。これから食糧の保管や支援体制を整え、今後に起こり得る災害では食糧支援を行いたいと思っています。

最終目標は家庭への食品提供

私たちは3年前から、NPOフードバンク北九州『ライフアゲイン』の原田理事長を招いた講演会を開催し、昨年は「子ども食堂サミット・イン・ちくご」を開催しました。そのような中で「フードバンクが筑後地方にも必要だ」との共通認識が深まってきましたが、福岡県の3つのフードバンク(北九州、福岡、ふくおか筑紫)が寄贈食品の保管場所である倉庫の確保に苦労していることから、実際に設立する動きは足踏みしていました。

しかし、フードバンクくるめの現代表である浦川が相続した母の遺産を未来の世代に投資することを決め、城島町に約150坪の倉庫と事務所を取得したことから、同意者と共に任意団体「フードバンクくるめ」をこの4月29日に設立しました。
城島倉庫
フードバンクくるめの城島倉庫

今は食品寄贈企業の開拓をしながら、子ども食堂への支援活動から徐々に始めています。私たちは、生活困窮家庭へ週1回程度の定期的食品提供までの最終目標にしています。

都会と農業地域のフードバンクが手を取り合って

福岡県では、食品ロスが発生する地域は、大手食品製造工場と食品卸、それに貿易港を抱える福岡市とその周辺に集中しています。この現状を受け、今年度から「フードバンク福岡」が基幹倉庫を開設し、他の3つのフードバンクと連携し、大量に出た寄贈食品を融通し合うネットワーク・システムづくりを今年から3年の計画で始めました。逆に農業地域にある私たち「フードバンクくるめ」には、米などの農産品を都会のフードバンクへ供給することが期待されます。

今、私たちが欲しい物はたくさんありますが、その第1番は玄米保冷庫です。既に業務用の中古精米機の寄贈を受けています。そのため、今年10月頃からの収穫期までに、玄米保冷庫を準備し、農家から余剰米の寄贈を積極的に受けたいと思っています。

また、ここ数年来の全国的な運動として、子ども食堂が地域で発足し活動し始めています。筑後地域にもすでに10の子ども食堂(久留米市7、筑後市1、小郡市1、広川町1)がありますが、米・野菜から肉・卵、調味料までほぼすべてを購入しなければならず、運営者に経済的負担が大きくのしかかり、長期存続が危ぶまれています。 そこで、フードバンクからの食品支援は各地の子ども食堂にとって強力な支えとなることでしょう。
稲刈り

子ども食堂

フードバンクの認知度を上げたい

現状では、フードバンクの活動の認知度が低く、食品提供企業の開拓に苦労しています。「無償で提供された食品を無償で配る」という収益性がまったくないフードバンク事業では、例え自前の倉庫&事務所が用意できても、その維持費や配送に関わる活動経費等は、募金とボランティアに頼らざるを得ません。また、額が大きい物品(配送車両、玄米の保冷庫など)の購入には、クラウドファンディングの活用を考えてきました。今回はその第一歩の試みです。フードバンク活動は貧困の世代間連鎖を断ち切る意味でも、食品提供事業に留まらず、地域と協力して、居場所づくりと無料の塾など学習支援を進めることも見据えています。フードバンクくるめの会員には、元教員が多く、賛同者の共通認識となっているのです。

スケジュール

2017年10月に2坪サイズのプレハブ型保冷庫を新規購入。冷却ユニットは、電気代が3割程度削減できるインバーター式を採用します。それに先立ち9月から自治会、JA、土地改良区などに古米・古々米の寄贈の申し入れを行い、保冷庫購入後に順次寄贈を受けます。

支援金の用途

2坪サイズのプレハブ型保冷庫(50万円前後のもの)を購入し、フードバンクくるめの倉庫に設置します。

玄米保冷庫
 

リターン

お礼のメールをお送りします。また、今後の活動を報告するメールを不定期でお送りします。

会員・ボランティアに支えられるフードバンク活動は数年程度の短期的なものではなく、少なくとも数十年に渡る継続性が求められます。どうかフードバンクくるめの活動へのご理解と支援をよろしくお願いいたします。
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支援金額とリターン

1,000円

お礼のメール
活動報告のメール配信

  • 2口が支援済み
  • お届け予定:2017年10月
受付終了

3,000円

お礼のメール
​活動報告のメール配信

  • 2口が支援済み
  • お届け予定:2017年10月
受付終了

5,000円

お礼のメール
​活動報告のメール配信

  • 3口が支援済み
  • お届け予定:2017年10月
受付終了

10,000円

お礼のメール
​活動報告のメール配信

  • 3口が支援済み
  • お届け予定:2017年10月
受付終了

20,000円

お礼のメール
​活動報告のメール配信

  • 1口が支援済み
  • お届け予定:2017年10月
受付終了

50,000円

お礼のメール
​活動報告のメール配信

  • 0口が支援済み
  • お届け予定:2017年10月
受付終了