ヒグマは森林にすむ動物です。
それなのに農地のみならず住宅地、市街地へ出て来るようになったわけは?
2019年8月札幌市南区藤野、簾舞地区の住宅地に姿を現したり、2021年6月東区で通行中の市民に大ケガを負わせた事故が強烈な記憶となっています。
個体数の増加などヒグマ側の要因もさることながらヒトの生活圏に、好物である食べ物がヒグマを誘引していることも重要な要因となっています。
特に、サクランボを始めとした果樹は格好の餌になります。
札幌市南区の国道230号の簾舞から先は果樹園が軒を連ねていたのですが、高齢化や後継者難などのため放棄された果樹が各所にありました。
そこへクマが来るようになり、次第に隣接する住宅地へ接近するようになったことが考えられます。
エコ・ネットワークはヒグマの住宅地出没を防ぐため、2020年以降このような放棄果樹の伐採・除去を環境ボランティアの一環として取り組んできました。
昨年は、初めてクラウドファンディングに挑戦して54万円の資金を集めることもでき、これまで6年間で放棄地の作業は見通しが立ちました。
そこで、今後は営業中の果樹園や一般農地周辺の草刈りと密な状態にある林の間伐などを実施することにしました。
クマは開けた明るい環境を避けるからです。
作業範囲をいわば点から面へと拡大していくことでヒグマとヒトとの無用な衝突を避ける狙いがあります。
地道な活動で成果も出ていますが、資機材や運営費の負担が課題です。
地域を未来に残すため、ぜひご支援をお願いします!

サクランボの樹の伐採風景
2020年6月に第1回目の活動を始めてから、6年間継続してきました。
この伐採プロジェクトの活動内容は、昨年のクラウドファンディングの内容をご確認ください。


サクランボの実を食べるヒグマ※札幌市提供
昨年はクマが秋に食い貯めるはずの木の実(ドングリ、コクワ、ヤマブドウ他)が近年稀にみる凶作だったせいもあって住宅地周辺に食べ物を求めて現れる例が多発しました。
つまりクマがヒトの領域に現れるのは森林内の食べ物の多少に大きく影響されると考えられます。
本来、森林にすむヒグマが、なぜ人間の生活領域に出てくるのか?
以下の、3つの理由が考えられるでしょう。
①偶発的な接近
札幌市を例にとると近郊では森林地帯と住宅地が接している地区が多いです。そういう場所では、クマが林縁からはみ出てしまうことが起こり得ます。だからと言って住宅地の奥深くまで進出することはまずありません。このことを林縁に住む人や散歩で歩く時は、頭に入れておく必要があるでしょう。
②クマの側の事情
クマは森林にすむとは言え、年長のオスが森林奥の条件の良い場所を占めるだけでなく、若いクマや親子グマを排除する結果、これら弱い個体が林縁部に追い立てられてしまいます。そして時には住宅地に入り込んでしまうことが起こってしまいます。クマの側にはヒトに悪さをしようとする意思などないのにです。それに何よりも近年のヒグマの増加は見逃せません。
③ヒトの側の事情
住宅地の庭や周辺の家庭菜園や畑にクマが好む木や作物が意図しない形でクマを誘引してしまうことがあります。木ではクリ、カキ、クルミ、サクランボが、作物ではトウモロコシ、スイカなどが代表的です。
クマボラが主な対象としている放棄果樹(主にサクランボ)の伐採もこのカテゴリーに入ります。
ヒグマは本来、森林地帯にすむ動物であり、ヒトの生活圏に現れること自体、異例なのです。
これまで6年間で、十数ヵ所の放棄果樹園の伐採をして、ヒグマの侵入はかなり防げたと思われます。一方で、まだ手の入っていない放棄果樹園が残っていますが、以前から営業中の果樹園周辺にヒグマが接近していることが報告されているだけでなく、農業被害が起きています。
そのため、これまで継続してきた放棄果樹の伐採から活動範囲を拡大していくことにしました。
本プロジェクトがステップアップすると言ってもよいでしょう。
これまでの活動はボランティア活動の趣旨に則り、手弁当でやってきました。
しかし活動が長期化してきて個人の負担に頼るのにも限界にきていると判断しました。
今後に向けて、安定した活動を続けていくためにも幅広い層からの支援をお願いしたいと考えています。
・チェンソー、刈払い機等購入費、修理代、部品代
・機材燃料費
・チェンソー、刈払い機指導料
・グリーンボランティア保険料
・交通費(ガソリン代なども含む)
・運営費(クラウドファンディング手数料、リターン購入費、リターン発送作業費、送料、予備費等も含む)
放棄果樹(特にサクランボ)の伐採や中小河川の草刈りにとどまらず、さらに踏み込んだ対策を市民参加型ボランティア活動で続けていきたいと考えています。
1.庭や家庭菜園にクマの好む作物(トウキビ、スイカほか)を植えないとする啓発活動。
2.公園や住宅地に接する林縁に育つ実のなる木の伐採(クリ、オニグルミ等)。
3.林縁に近い場所のゴミステーションの構造強化。
4.究極的には森林植生の多様性を豊かにすること。
5.サクランボの伐採木を利用した商品(チップ、食器等)の製品化による活動費の捻出。
以上の活動を段階的に実施してクマとヒトとの軋轢を無くす真の意味での『共生』を実現する夢に向かっていきたいと考えています。
・ヒグマグッズ①(クマスプレー『熊一目散』ホルダー付、ヒグマ教育用DVD『ヒグマとともに』、ヒグマノート) 50,000円
・クマスプレー『熊一目散』 30,000円
・ヒグマ教育用DVD『ヒグマとともに』 10,000円
・ヒグマノート 5,000円
・お礼メール 3,000円
・お礼メール 1,000円
※詳細は、リターン部分に記載
エコ・ネットワークは、1992年4月に設立した環境市民団体です。
多彩な環境ボランティア活動を始め、エコキャンプ、エコツアー等の環境体験を他団体及び個人と共働で実施してきました。21世紀に入ってからは歩くことを通じて個人も地域も元気になることを目指したフットパス活動に力を入れ、札幌市内とその周辺で年間100回以上の歩くイベントを開催して歩く文化の普及・定着を目指しています。この他、道内、道外でもフットパス歩きを多数行っているほか、イギリス、韓国等海外へも出向いています。
そして、2020年からは、ヒグマによるヒトの生活空間への接近を防ぐ第一歩として、南区内に少なからず散在する放棄果樹園の伐採を始めています。活動実績は昨年のクラウドファンディングページをご確認下さい。
50,000円
残り30口
①【クマスプレー『熊一目散』ホルダー付】
クマスプレー『熊一目散』本体と専用のホルダー付です。
2025年に発売された純国産のクマスプレー。
カプサイシンが2%以上配合されています。
使い慣れたスプレーノズルです。
②【ヒグマ教育用DVD『ヒグマとともに』】
「生態編」「対応編」「対策編」の3部が収録されています。
すべてで31分となります。
③【ヒグマノート】
ヒグマの生態や安全対策をまとめた小冊子です。
30,000円
残り30口
【クマスプレー『熊一目散』】
2025年に発売された純国産のクマスプレーです。
カプサイシンが2%以上配合されています。
スプレーノズルです。
※専用ホルダーはついていません。
5,000円
書籍【ヒグマノート】
ヒグマの会40周年を記念して発行されたヒグマの生態や安全対策をまとめた小冊子。
ヒグマの会の専門家が小学生もわかるように絵や写真をふんだんに使って書かれています。
3,000円
残り100口
【クマボラを応援!】
支援金は、「 ヒグマから地域を守る!市民参加型環境ボランティア(クマボラ)の放棄果樹園伐採活動 」に全額活用致します。
※お礼のメールをさせていただきます。
1,000円
残り99口
【クマボラを応援!】
支援金は、「 ヒグマから地域を守る!市民参加型環境ボランティア(クマボラ)の放棄果樹園伐採活動 」に全額活用致します。
※お礼のメールをさせていただきます。
代表・小川 巌/あるときは本屋さんだったり、またあるときは、自然ガイドだったり、さらには、講演会の首謀者だったり!果ては、パーティーのしきりやさんだったり!?テーマが「環境」ということで、一貫している以外は、幅広く、好き嫌いせずやっております。住所:札幌市北区北9条西4丁目エルムビル8階(北大正門前の通りの南向きのビル)TEL:011-737-7841

プロジェクトが成功しました!
2026/04/06に募集を開始しました。
2026/05/07 00:00:00に支援募集を終了します。
目標金額に達しない場合もプロジェクトは成立し、支援金額が引き落とされ、リターンも履行されます。