《更なる挑戦》震災を忘れないために北海道と東北をつなぐ花火を打ち上げたい！

東日本大震災の記憶を風化させないために、東北と北海道を元気にするために2013年より毎年8月に被災地沿岸部10数か所と北海道で同じ花火大会"LIGHT UP NIPPON HOKKAIDO"を行っています。キレイな花火を通して東北と北海道の夜空をつなげ、たくさんの方に震災のことを思い出してもらいます。目標は1000発の花火を打ち上げること。そして今回のイベント終了後も継続してクラウドファンディングに挑戦する理由は、実際に花火を見て感動していただいた方に共感していただき、よりたくさんの方に知ってもらい、来年も一緒に東北への思いを花火に込めて打ち上げたいからです。

LIGHT UP NIPPON HOKKAIDO実行委員会の中田源と申します。
私は東日本大震災で友人の実家が被災したことをきっかけに初めて被災地でのボランティア活動を始めました。あまりに衝撃的な現状に心を打たれ、2011年7月から地元札幌を離れ、岩手の陸前高田に移住し約2年半復興支援のボランティア活動を続けました。
「ガレキーホルダー」という復興支援グッズのプロジェクトやコミュニティカフェの立ち上げなど地元の方と一緒に日々前向きに動いていました。

そんな中で2012年8月にLIGHT UP NIPPON HOKKAIDOという花火大会に出会いました。
被災地の沿岸部数十か所で同時に花火を打ち上げて震災の復興と鎮魂。
そしてみんなを笑顔にする、そんな企画でした。偶然にもお手伝いすることが出来、まだガレキもたくさん残る街の中でお祭り会場を設置し、屋台を出して花火を打ち上げる。地元の方と協力し当日を迎えました。
全てが流された陸前高田で大きなお祭りがあることで子供たちが笑顔になったり、生き別れになった方が再会して抱き合うシーン、花火を見て皆が感動するなど本当に素晴らしい一日になりました。この花火大会は全国からの募金で打ち上げが成り立ち、東北以外の方の復興への思いもたくさんこもっています。

時間が経過していくうちに震災の記憶が風化する中で、私は自分の地元北海道の皆さんにも東北への復興の思いを忘れないで欲しいと強く思うようになりました。そのためにはどうするべきだろうといろいろ考えました。
そこで考えついたのがこの花火大会を北海道でも同時に行うことでした。
東北沿岸部10数か所と北海道で同じ花火を打ち上げ夜空でつなげたくさんの方がその花火を見上げることで、1年に1回かもしれないけれど東北のことを考え、想いを寄せることができれば良いのではないか、無理矢理ではなく、楽しいことを共有することで継続ができるのではないか。そんな思いで2013年8月に花火を打ち上げました。海岸で行われる音楽イベントの会場を借りてたくさんの若者が楽しむ会場で花火を打ち上げ、20分と短い時間でしたが多くの方が東北に触れるきっかけになりました。
そして3回目を迎える今年、震災から5年目を迎える節目の年です。
少しでも多くの花火を打ち上げることで震災への思いをつないでいければと思っています。

今年のLIGHT UP NIPPON HOKKAIDOは、花火1000発打ち上げを目標としています。
3号玉(花火大会におけるスタンダードな大きさ)は約3,000円と言われています。
当日までの募金活動などで約850発の打ち上げラインまでは見えてきました。
残りの打ち上げ数をより1000発に近づけるための経費が必要です。
ご協力お願いします。

8月9日(日)花火大会詳細

『LIGHT UP NIPPON HOKKAIDO 2015』
日時：2015年8月9日(日)19：00～(予定)
開催予定地：小樽市銭函3丁目星置川河口ふ頭特設会場

開催日時等に関しましては確定次第、下記ホームページにて告知させていただきます。
LIGHT UP NIPPON HOKKAIDO ホームページ
※花火大会としては観覧席をご用意しておりません。同時開催する有料の音楽イベント内にて花火打ち上げイベントを行います。