札幌の高校ラグビーの厳しい現状

2019年のラグビーワールドカップをきっかけに日本のラグビー界は盛り上がりを見せていますが、残念ながら札幌の高校ラグビー界は、年々競技人口が減少しています。特に公立校のラグビー部は部員の確保が難しくなっており、この20年で8校が廃部になりました。今年度は単独で公式戦に出場できた学校はわずか５校で、そのうち公立校は札幌南高校と厚別高校の２校だけでした。

このように公立校のラグビーが衰退してしまっている原因の1つに、公立校と私立校の競技環境の格差が広がっていることがあります。公立校とは対照的に、札幌の私立校は充実したチーム運営を行っており、ラグビー経験者を多数集め、専用グラウンドやトレーニング設備など充実した練習環境を持ち、技術だけでなく体作りや栄養バランスもサポートできる複数の専門スタッフを擁しています。そのような私立校と公立校の競技レベルの差は広がる一方で、ここ10年間の札幌支部予選では私立校が上位を独占してきました。どの学校にも勝つチャンスがあった時代とは違い、努力と工夫だけではなかなか公立校のチームが勝つことの喜びを味わうことができないことが、札幌の高校ラグビー界の衰退を招いています。

挑戦を続ける札南ラグビー部

昭和38年創部の札幌南高校ラグビー部は、昭和40年に一度解散してしまいますが、昭和61年に有志の生徒たちがラグビー部を復活させ、その後、全道屈指の強豪校へと躍進しました。平成15年、17年、18年には全道大会の決勝まで進んでいます。平成17年には日本代表で主将を務めるリーチ・マイケル率いる山の手高校相手に互角の戦いを繰り広げたものの、惜しくも0対７で敗れ、夢の花園への出場はなりませんでした。

専用のグラウンドもない公立校で、選手のほとんどが未経験者であっても、磨き上げた戦術と体格差も跳ね返す熱い魂があれば私立の強豪校とも互角に渡り合える、ということを示してきたのが札南ラグビー部の歴史であり、その精神は今の現役の選手たちにも受け継がれています。令和元年には11年ぶりに全道大会に出場することができました。

現在は選手12名、マネージャー6名で活動しています。昨年秋に行われた1・2年生による新人大会では、他の部活動から助っ人を借りての出場でしたが、３位決定戦まで進むことができ、私立の北嶺高校に5-19で敗れはしたものの、あと１歩というところまで迫ることができました。人数が15人揃わず苦しい現状ではありますが、今年8月に行われる高体連で私立の強豪校の壁を破ることを目標に、選手たちは日々練習に励んでいます。

花園出場を目指す選手の気持ちに応えたい！

このように札幌の公立校からラグビーというスポーツ文化が消滅する危機がある中で、競技環境やスキルの差に負けずに挑戦し続ける生徒たちに、札南ラグビー部のOB・OGも寄付や練習への参加を行い、現役生を継続的にサポートしてきました。しかし、依然として私立の強豪校との格差は大きく、競技環境面でのサポートの必要性を強く感じています。また、昨今のコロナ禍の影響で、新入生の獲得がますます難しくなっており、札南ラグビー部自体も消滅の危機に瀕しています。そのような中で、私たちだけでは難しい、グラウンドの改修や屋外の部室棟設置などの大規模な支援を、広く皆様の力を借りて行いたいと考え、今回のクラウドファンディングプロジェクトを思い立ちました。
ぜひ、この困難な状況の中でも挑戦を続ける札南ラグビー部を応援していただけないでしょうか。皆様のご支援を力に、これまで灯し続けてきた札幌の公立校のラグビー文化を守り育てていきます。
皆様の温かいご支援を、どうぞよろしくお願いします。

いただいた支援金の使い道

札南ラグビー部は毎年８万程度の予算があり、OBからも金銭面や技術指導の面で様々なサポートを受けています。今回のクラウドファンディングでいただいたご支援金は、緊急の課題ではあるものの、その予算の範囲では実現が難しい、グラウンドの整備と屋外部室棟の設置に充てさせていただきたいと考えております。

優先順位①：怪我防止のためのグラウンド改修費（４０万）

優先順位②：コロナ禍の密を避けるための屋外部室棟の設置費用（１００万）

現在の部室は屋内にあり、ここで全員が着替え等を行っていますが、現在のコロナ禍により、密を避けなければならないため、大変苦慮しています。他の屋外の部活動は専用の部室棟を持っており、今後の活動のことを考え、ラグビー部も屋外に部室棟を設置したいと考えています。その際には、現在の部室を改造し、普段の練習や試合を生徒たちがいつでも分析し話し合うことができるミーティングルームにする予定です。

この他、リターンのTシャツ代（４０万円）、ACT NOWさんへの手数料（２０万円）を考え、目標金額を２００万円としました。

もし、集まったお金が４０万円に満たなかった場合は、寄付金の全額をグラウンドの表土代に充てさせていだだきます。

これからラグビーを始めたいという生徒たちが安心して、安全に活動できるようになるため、ご支援いただければ幸いです。

現キャプテンからのご挨拶

私たちは少ない人数の中で活動していますが、各々が主体性を持ち、課題を見つけ、練習メニューを練り、チーム一丸となって日々の部活動に励んでいます。
このような形でご支援いただく皆様に対して、私たちは「闘志」をもってお返しをしたいと考えています。体の大きな相手への果敢なタックル、死ぬまで走り続けるという覚悟、そんな皆様の心を大きく動かすようなプレーを示すことを約束します。
私たちにとって、ラグビーは高校生活そのものです。逆境に立ち向かうこと、他者への信頼、自己犠牲の精神、そして何よりかけがえのない仲間、ラグビーでなければ得られなかったことを私たちは学んできました。
私たちの全力をぜひ応援してください！
どうがご支援をよろしくお願いします。

札幌南高校ラグビー部ブログ：https://ameblo.jp/satsunanrugby2017

リターン

3,000円（シンプル支援コース）
「お礼の手紙と活動報告書」をお送りいたします。

5,000円（シンプル支援コース）
「お礼の手紙と活動報告書」をお送りいたします。

10,000円（オリジナル限定シャツコース）
「お礼の手紙と活動報告書」、および「札幌南高校ラグビー部オリジナルTシャツ」１枚をお送りいたします。
２パターンのデザインが選べます。
サイズは、2XS、XS、S、M、L、XL、2XL、3XL、4XL、5XL、6XL、7XLの12種類【日本サイズ】から選べます。（応援メッセージの欄に、ご希望のサイズの記入をお願いします。）
このTシャツを着て、部の悲願である花園出場を目指す選手たちの応援にぜひ来てください！

<A: SAPPORO MINAMI RUGBY SUPPORTERS Tシャツ>　​



<B: SATSUNAN RUGBY DO TRY Tシャツ>　

10,000円（シンプル支援コース）

「お礼の手紙と活動報告書」をお送りいたします。

50,000円（オリジナル限定シャツ２枚コース）
「お礼の手紙と活動報告書」、および「札幌南高校ラグビー部オリジナルTシャツ」２枚をお送りいたします。
２パターンのデザインが選べます。（シャツＡ１枚、シャツＢ１枚を希望される場合は、応援メッセージの欄に、「シャツＡ１枚（サイズ）、シャツＢ１枚（サイズ）」とご記入ください。）
サイズは、２ＸＳ、ＸＳ、Ｓ、Ｍ、Ｌ、ＸＬ、２ＸＬ、３ＸＬ、４ＸＬ、５ＸＬ、６ＸＬ、７ＸＬの１２種類【日本サイズ】から選べます。（応援メッセージの欄に、ご希望のサイズの記入をお願いします。）
このTシャツを着て、部の悲願である花園出場を目指す選手たちの応援にぜひ来てください！

50,000円（シンプル支援コース）

「お礼の手紙と活動報告書」をお送りいたします。

100,000円（オリジナル限定シャツ１０枚コース）

「お礼の手紙と活動報告書」、および「札幌南高校ラグビー部オリジナルTシャツ」１０枚をお送りいたします。
こちらも２パターンのデザインが選べます。（両方のデザインを選ぶこともできます。その際は、応援メッセージの欄に、「シャツA 〇枚（サイズ）、シャツＢ 〇枚（サイズ）」とご記入ください。）
サイズは、２ＸＳ、ＸＳ、Ｓ、Ｍ、Ｌ、ＸＬ、２ＸＬ、３ＸＬ、４ＸＬ、５ＸＬ、６ＸＬ、７ＸＬの１２種類【日本サイズ】から選べます。（応援メッセージの欄に、ご希望のサイズの記入をお願いします。）
このTシャツを着て、部の悲願である花園出場を目指す選手たちの応援にぜひ来てください！

100,000円（シンプル支援コース）

「お礼の手紙と活動報告書」をお送りいたします。

応募者プロフィール

医療法人社団　菊水整形外科　副院長
札幌南高校OB 南39期（平成元年卒業）


本間　幹英(ほんま　みきふさ)
株式会社ほんま(月寒あんぱん本舗)　代表取締役社長
札幌南高校OB　南39期（平成元年卒業）

2019年に開催されたワールドカップにおいて、ラグビーが一躍人気となりました。その一方で、今後もその魅力を発信し続けていく上で、これからを担う競技人口の確保が大きな課題となっています。
そんな中、育成年代である高校生世代は年々ラグビー部が減少し、特に公立校においては単独チームを維持するのも難しい状況です。ラグビーをはじめたい、続けたいという子供たちの選択肢を増やす意味でも、近年まで全道大会の常連校であった札幌南高校ラグビー部の存続は必要不可欠です。ぜひ、このような生徒たちを私たちと共に支えていただけませんでしょうか。
どうぞよろしくお願い申し上げます。