2021年4月25日、埼玉県にある保護猫シェルター主催の譲渡会に初めて参加して、臆病にビビる猫から目が離せず、即決して、ウチの仔として迎い入れた♂猫ビオラ。
来てたった2か月で、猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症し、寝たきりになりました。
致死率ほぼ100%の病名を聞いて、一度は、ビオラのことを諦めてしまった私たちですが、日本ではまだ未承認の新薬があることを知り、投薬を始めました。ただ、とても高額なこの新薬を最後まで続けるには、夫婦で捻出した金額だけではどうしても足りません。皆様のご支援・ご協力をお願いしたく、プロジェクトを立ち上げました。
【ビオラとの出会い】
生後7か月の〈ビオラ〉を迎えて、最初はあっという間に仲良くなれてくれるものと思っていましたが、洋服ダンスの上に陣取り日中はほとんどそこで過ごし、チュールを持って近づいても「シャーシャー」と威嚇されてばかり。
しかし、朝になってみればあらゆるところが破壊され乱され好き勝手されている状態でした。
そんな〈ビオラ〉がウチ来て2か月が経った頃。
そう言えば悪戯しなくなった?
寝てばかりでご飯を残してる?
あれ?あれ?体が熱くない?、お腹が急に膨らんでる?
最初は、爪も伸びてきたし、軽い気持ちで健康診断がてら病院に連れて行こうと出かけました。
【FIP発覚までの経緯】
2021年7月17日
病院での血液検査・エコー検査などの結果は「猫伝染症腹膜炎の可能性が非常に強い。」でした。
さらに、はっきりさせるためにPCR検査をしてもらうことになり、結果が分かるまではステロイドと抗生剤の薬を処方されました。
そして、「病名が確定されても延命できる処置はほとんどなく、治験の薬があるが、まだまだ治験段階で、以前試した患者さんは、効果が無かった。ただ唯一の希望は、日本ではまだ未承認の新薬があり、こちらは8割から9割が治っているが、薬代が100万円くらいと高額だ」と言われました。
病院から帰宅して、「これもこの仔の一生なんだ」とか「ペットにそんなお金はかけられない」など一度は現状を納得しようとしました。
でも、「ウチに来て、まだ2か月だけど10年一緒に過ごしていたなら?」「100万円じゃなく準備できる金額ならやるのか?」
いやいや。
譲渡会で〈ビオラ〉を迎え入れた日、「この仔が年老いて『このおウチにもらわれて良かった』と思ってもらえるように、最期まで一緒に居たい。」そう、思ったはず。
2021年7月23日
PCR検査の結果で「猫伝染症腹膜炎」(FIP)と診断されましたが、悲しんでばかりもいられない、何より目の前の辛そうに苦しむ〈ビオラ〉をどうにかしてあげたい一心で新薬を処方してくれる協力動物病院をおしえてもらい、その足で受診し、新薬を処方してもらいました。
2021年7月24日
84日間の連続投薬が必要で、途中で中断すれば、振り出しに戻ってやり直しのなか、新薬服用開始。
※動物病院の検査結果などは病院名を伏せることで掲載することを了承していただきました。
ビオラの未来のため、最後まで新薬を飲ませきりたい!しかし、私たちの用意出来るお金では全額には足りず、皆様のご支援・ご協力をお願いしたくプロジェクトを立ち上げました。
猫伝染性腹膜炎(FIP)の多くは、1歳未満の仔猫で発症します。
ウェットタイプとドライタイプ、そのどちらも含む混合タイプがあり、発熱、沈うつ、食欲不振、体重減少、黄疸、腹水でおなかがふくれるなどの症状が起こり、進行が速いと診断後1ヶ月以内で亡くなることも少なくありません。
〈ビオラ〉の場合は、高熱、食欲不振、かなりの腹水がありましたが、幸いウェットタイプの初期でした。しかしそれでも84日間連続の投薬が必須であり、中断すれば1からやり直さなければなりません。この新薬が輸入薬で高額であるため、資金を工面するのが大変厳しいのが現状です。
下記に、ウェットタイプとドライタイプの特徴を記載します。
【ウェットタイプ】
胸膜や腹膜などの内臓を覆う膜に炎症が起きる「胸膜炎」や「腹膜炎」と、血管炎を特徴とします。これにより、腹水、胸水、心嚢水、陰嚢水が貯留します。胸水の貯留により、呼吸がしにくく苦しくなることがあります。ウェットタイプは進行が速く、診断後2週間〜1ヶ月程度で亡くなることもあります。
【ドライタイプ】
いろいろな臓器に肉芽腫を作るのが特徴です。肝臓に肉芽腫が作られると、肝機能が低下します。また、腎臓に肉芽腫を作ったり、糸球体腎炎を起こしたりすることで、腎機能の低下や腎腫大を引き起こします。
眼にぶどう膜炎を引き起こすことがあり、虹彩の色を変化させることがあるので、眼の色が変わった時には注意が必要です。脳に炎症を起こし、神経症状を生じさせることもあります。
日本では、猫伝染性腹膜炎(FIP)に対する有効な治療法は、現在、確立されていません。
様々な治療薬・治療法が試みられていますが、確実に効果をあげるものはなく延命にはなりません。現在、動物病院で行われている治療は、
・ステロイド薬で炎症を抑える
・インターフェロンの注射でウイルスを抑える
・「オサグレル」で血管炎を抑える
・「シクロスポリン」で免疫を抑制する
などの対症療法です。
猫伝染性腹膜炎(FIP)の致死率はほぼ100%であり、完治を望むことは難しく、予後は不良で、1年後に生存している割合は5%未満です。特にウェットタイプは進行が速く、診断後、数日〜数週間で亡くなってしまうことも少なくありません。
インターネットで猫伝染性腹膜炎について調べているうちに、クラウドファンディングでたくさんの投稿者の方々を見つけました。FIPについてもいろいろな症状があることを知り、また、皆さんが頑張っているのを読み進めるうちに私達も諦めずに〈ビオラ〉を救えるかもしれないと思いました。
しかしながら、私たちが用意できるお金では、ビオラの治療費全額には足りないことは明白で、皆様にご支援・ご協力を仰ぎたく立ち上げたプロジェクトではありますが、同時に、猫伝染性腹膜炎(FIP)についてより多くの人に知ってもらいたいという気持ちもあります。
私たち自身、ビオラの件がなければ、きっと一生知ることのない病気だったと思います。しかし、この病気にかかる猫は意外にも多く、認可された薬がない現状で命を落としているということを知りました。
この病気の認知度が少しでも上がるよう、微力ながら今後の治療の経過など日々の様子を「活動報告」やSNSなどを通じてお知らせしていきたいと考えています。
【これまでの経緯】
2021年 7月17日 かかりつけ病院受診(猫伝染性腹膜炎の疑いがかなり高いと診断)
2021年 7月23日 猫伝染性腹膜炎(FIP)と診断
2021年 7月23日 協力動物病院受診 猫伝染性腹膜炎と確定され新薬を処方
2021年 7月24日 投薬開始
【今後の予定】
2021年 8月 4日 服用2週間後の通院、検査 (肝臓の数値が高くなったため肝臓の薬も追加)
2021年10月15日 84日目 投薬終了(予定)
2021年10月16日~ 経過観察(予定)
この新薬は、海外からの輸入により手に入り、日本ではまだ未承認で、しかも限られた病院でしか処方されません。
現在は、関東に住んでいるので、すぐに協力動物病院で投薬してもらうことができましたが、もちろん保険もきかず高額です。(病院によって金額は違うようです。)
猫の体重1kg毎/100mg(2,400円)を84日間服用
※毎日同じ時刻の空腹時に必ず飲ませる。
〈ビオラ〉の現状での場合
ビオラの現在の体重4.45kg
必要投薬量:100mg/1kg×4.45kg=450mg
一回の投薬金額:2,400円/100mg×450mg=10,800円
治療に必要な金額:10,800円/日×84日間=907,200円(税込 997,920円)
〈ビオラ〉は成猫に近いため体が大きく、投薬により体調の回復で食欲が増し5Kgを超える体重増加が見込まれ投薬量が増える予定です。また、2週間ごとの検査結果があまりよくない場合も増量します。
これらの増量分と、毎回の検査費用などを含み寛解までには130万円くらいかかる見込みです。
今回のプロジェクトで皆様にご協力いただきたいのは夫婦で家計費を見直し、定期預金を解約して準備した85万円を除いた50万円です。
※「ACT NOW」への手数料・消費税
(目標金額50万円達成の場合10%手数料+消費税合計5万5千円を差引、実際に受け取れる支援金445,000円)
この新薬は途中1日でも中断すれば振り出しに戻ってしまいます!
どうか皆様のお力をお借りして最後まで新薬をのまさせてください。
まだ抱き上げたことのないビビりの〈ビオラ〉が心から打ち解けて家族の膝の上でゴロゴロ楽しく生きていけるようにしたいです。
日本でもコロナが広がり日々の生活も大変な時に、本当に勝手なお願いをしてすいません。どうか皆様に〈ビオラ〉を救うご支援・ご協力をお願い致します。
皆様から頂いた支援金は、全てFIPの治療費用に充てさせて頂き大切に使わせていただくことをお約束いたします。
今後かかった費用や治療経過の詳細は「活動報告」やSNSにてご報告いたします。
また、悲しいことで想像もしたくはないのですがもし万が一にも〈ビオラ〉が投薬の甲斐なく死んでしまった場合は、それまでの投薬費として使わせていただきます。ご了承ください。
そして、もし目標金額を超えるご支援があった場合は、有益な利用をしていただける保護猫シェルターなどに寄付をさせていただきます。(必ずご報告させていただきます。)
今回のことでインターネットなどにより猫伝染性腹膜炎についてたくさん調べました。
最初は、とても稀な病気にかかってしまい不運だと思っていましたが、かかりつけ病院の獣医師に伺ったところ、この病気で来院してくる患者さんが意外といるそうで、でも、はっきりとした治療方法が無いため、告知するのが辛いと仰っていました。
ただ、この新薬を使用すれば8割から9割の猫ちゃんが回復するらしいのです。
「不治の病」「死の宣告」などと辛い言葉はいらないのです。しかし、薬代だけでだいたい100万円とあまりに高額、かつ全国でも11か所くらいの協力動物病院でしか処方してもらえない現実。
個人輸入も出来るみたいですが、税関で止められるトラブルや不良品が届いたケースなどもある様子でお勧めできないそうです。誰もが家族の命を救いたいと思っても、進行が早いFIPの症状に緊急に迫られた状況で踏み切れず、あきらめざるを得ない方がたくさんいるのです。
実際、私達もクラウドファンディングで協力を得られなければかなり厳しいと思います。
将来、この新薬や他の特効薬が出来て国に認可されて欲しい!
そして、協力動物病院が各都道府県にもっと増えてFIPを詳しく知る獣医師に相談出来るようになればと思うようになりました。
そうなるためにも、猫を家族に迎えられた方、またこれから迎えようとしている方、FIPの猫ちゃんを救う手助けをしたいと思っていただける方々に、広くこの病気のことをもっと知っていただきたい。
さらに、この新薬も日本に流通してまだ3年未満なのに、同じ製薬会社でカプセルから飲みやすい錠剤に変わり進化しています。この薬が早く日本で認可され「猫伝染性腹膜炎を発症していますが特効薬があり治る病気です。大丈夫です。」と言われる日が来ることを心から強く望みます。
心からのお礼のメールを送らせていただきます。
さらに、〈ビオラ〉の画像、ミニタオル、フェイスタオル等オリジナルなものを予定しています。デザインは現在検討中ですが喜んでいただけるものにしたいと考えています。
【ビオラ応援500円/1,000円コース!】
心からの感謝をこめたお礼メールと〈ビオラ〉画像1枚を送らせていただきます。
【ビオラ応援3,000円コース!】
心からの感謝をこめたお礼メールと〈ビオラ〉画像3枚を送らせていただきます。
【ビオラ応援5,000円コース!】
心からの感謝をこめたお礼メールと〈ビオラ〉画像3枚を送らせていただきます。
猫の絵柄のオリジナルミニタオル(1枚)をお送りいたします。
サイズ:20cm×20cm
【ビオラ応援10,000円コース!】
心からの感謝をこめたお礼メール、直筆メッセージと〈ビオラ〉画像3枚を送らせていただきます。
猫の絵柄のオリジナルフェイスタオル等をお送りいたします。
サイズ:30cm×68cm
【ビオラ応援30,000円/50,000円コース!】
心からの感謝をこめたお礼メール、直筆メッセージと〈ビオラ〉画像3枚を送らせていただきます。
猫の絵柄のオリジナルフェイスタオル・トートバッグをお送りいたします。
サイズ:30cm×68cm
サイズ:35cm×32cm
※全てのコースに対し、ご指定のメールアドレス・ご住所にお礼などをお送りいたしますが、リターン送付以外の目的で決して使用しないことをお約束いたします。
初めまして、この度はたくさんあるプロジェクトの中からお目にとめていただきありがとうございます。
〈ビオラ〉の家族の芳賀と申します。
関東で夫婦+息子2人+ビオラで暮らしています。
【仔猫の紹介】
名前:ビオラ(♂)
年齢:生後10か月(推定)2021.8現在
出会い:埼玉県にある保護猫シェルター主催の譲渡会(2021.4.25)に初めて参加し、臆病にビビる〈ビオラ〉から目が離せず即決、迎え入れました
現在:長かったビビり期からやっと出たもののまだまだ家族にすり寄って来てはくれませんが家族が居ても少しだけご自由に過ごすようになりました
Instagram:fumi3135
Twitter:fumi3135
皆様のお力をお借りして、私たちも一生懸命に頑張り〈ビオラ〉の寛解を目指したいと思います。
ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
はじめまして。ビオラママの芳賀と申します。 まだまだビオラのママとしては初心者ですが、仲良く楽しく過ごしていきたいと思います。皆様のあたたかいご支援をこころからお待ちしております。経過などはinstaglam(fumi3135)にてご報告させていただきます。
プロジェクトが成功しました!
2021/08/19に募集を開始しました。
2021/10/15 00:00:00に支援募集を終了します。
目標金額に達しない場合もプロジェクトは成立し、支援金額が引き落とされ、リターンも履行されます。