建設業界は、技術者の高齢化が問題となっており、社会インフラの維持修繕に関わる技術者が年々と減少しております。このままでは、『後世に必要とされる、先人の優れた技術』を次世代に引き継げない可能性があり、日本を支えてきた技術を失う可能性も懸念されています。我々は、次世代の若い技術者に、適切に技術を引継ぎ、さらに、10年後20年後を背負う子ども達にも建設業界に興味を持っていただくよう、『学びの場を作りたい』と思っています。
一般社団法人建設イノベーション推進機構とは?
技術の継承とは?
2016年5月に一般社団法人建設イノベーション推進機構を立ち上げました。我々は、安心・安全な社会基盤を維持するため、技術の継承、若手技術者の育成や建設業界のさらなる発展を目標として、設立を致しました。
現状の建設業界において、新たな社会基盤の建設は少なくなり、維持修繕が求められております。今後、現代社会の様々な建造物を保全し、将来に引き継いでいくためには、現代の技術のみではなく、過去の優れた技術を理解した上で修繕や補修を行う必要があります。例えば五重塔のような古い仏閣では、木材の組み合わせのみで耐震性に優れた構造を実現しており、先人たちの優れた技術を受け継ぎながら、維持がなされています。建設業界でも同様に、先人たちの優れた技術があり、その技術を理解し、活用しながら、構造物の安全を守る必要があると思っております。技術の継承とは、姿・形をもった建造物を引き継ぐばかりではなく、これを保全するために必要な維持補修技術の継承と技術者の継続的養成に重要な意味があると考えます。現在、先人たちの優れた技術を学ぶ場が無く、かつ技術者の不足が大きな問題です。我々は少しでも改善するべく、『学びの場』を作り、次世代が過去の技術を継承できる環境をつくりたいと思っております。同時に、今後の10年後、20年後の若い技術者になりうる『子ども』達に対して、建設や土木の魅力を、早いうちから伝え、建設業界に興味を持つ環境づくりも必要だと考えております。
■一般社団法人 建設イノベーション推進機構のメンバー
■古い設計図を使用した若手技術者への説明風景
当法人の活動実績
■2017年7月7日 技術者向けセミナーの開催
自己資金にて、建設業界の関係者や技術者向けに無料セミナーを行いました。
第一部では、「現在を支えてきた歴史から技術を学ぶ」をテーマで講演をし、第二部では、「新たな技術・最先端技術」をテーマとした講演となっております。講師の方々は北海道内に留まらず、優れた講師陣をお招きし、定員500名の大規模なセミナーを開催致しました。
プロジェクト担当者の紹介
プロジェクトを担当する、一般社団法人建設イノベーション推進機構の下川 紘資です。私が関わったきっかけは、熟練技術者の方々から話を聞くうちに建設の将来のために、教育という観点から力になれないかと思い、参画をし始めたことでした。設立当初から、事務手続きや教育事業の企画に携わっています。私自身は、建設業界の知識・経験はありませんが、『地域活性化』を志としており、ローカルから幅広い地域まで地域住民や企業の方々がより活き活きと活動できる環境の構築を目指しております。
■プロジェクト担当者 下川 紘資
建設業界の魅力を発信し続けたい!
はじめは、どのような取り組みが業界の魅力発信に繋がり、何に取り組めばよいのか、検討もついておりませんでしたが、熟練技術者の方々と話し合いを重ねる中、現状の若手技術者への技術の継承と同時に、10年後20年後の未来の技術者である子ども達へ、建設業界の魅力を普及することも必要だという考えにたどり着きました。また、興味を持って頂いた後に、継続して興味を持ち続けて頂くために、『民間資格・検定』に着目しました。橋好きやトンネル好き、ダム好きの方々がより楽しめるコンテンツを作り、業界全体の活性化に貢献したいと思っております。
【実施したい教育内容】
現在、検討している内容は、以下の3点になります。
1.建設関係者・若手技術者や学生を対象とした技術セミナー
2.子ども達(小中学生)を対象とした見学ツアーの開催
3.認定資格『建設土木検定』の開始
1.建設関係者・若手技術者や学生を対象とした技術セミナーの開催
まずは、建設関係者・若手技術者や学生を対象とし、「現在を支えてきた技術」と「最新技術や業界の動向」を学ぶ場とします。
▽実施時期:年1回 2018年4~7月頃に開催を予定しております。
▽開催場所:札幌市内にて500人が収容可能な会場を予定しております。
(支援金総額により変更する可能性があります。)
▽対象者: 建設業界に関わる人々、その他 一般の方・大学生・高校生 等
▽講師予定:大学教授、各種学協会や行政に携わる職員、学識経験者、熟練技術者、最先端技術に携わる技術者 など
▽今回のクラウドファンディングでは、2018年に実施するセミナー費用を対象とします。
※2017年7月7日に実績有り、その際も上記の内容で集客をおこないました。
■セミナーイメージ(2015年に当法人の理事らが、別組織にて企画した大規模セミナー風景)
その他、支援金額次第では、小規模のセミナーも開催できればと思っております。
以下、弊社で実施した若手技術者への研修風景です。
■橋梁の説明とドローンを使用した点検方法の説明~熟練の知識と最新技術の融合~
2.子ども達(小中学生)を対象とした見学ツアーの開催
子どもや保護者方が建設や土木を学ぶツアー(半日程~1日程度)を予定しております。子ども達がダムや橋、トンネルなどに行き、現地見学、点検車両への乗車体験、ロープアクセスなどの体験を予定しております。
■橋梁点検車での見学イメージ
■ロープアクセス体験会イメージ(写真は、日本空糸株式会社様にて実施されて体験会より抜粋)
▽実施時期
年1回 2018年7月~8月の夏休み中の開催を予定しております。
▽開催場所
札幌市内の橋・トンネル・ダム等のいずれか施設を見学する予定です。
▽1日のスケジュール(例)
09時00分 集合
09時15分 出発
09時45分 現場到着(現場体験実施)
12時00分 昼食
13時00分 ロープアクセス体験
14時30分 終了移動
15時00分 解散場所到着:振り返り
15時30分 解散
3.認定資格『建設土木検定』の開始
一般の方々や子どもを対象として、趣味としての『建設土木検定』を作る予定です。建設や土木に興味を持たれた方々が、さらに継続して、興味を持ち続けて頂ける機会を提供し、一定の過程を終了された方には、証書を付与する制度を構築します。
▽実施時期
年4回程度を予定しております。試験時間を 15分~1時間程度にし、階級によって試験時間を変更します。
▽開催場所 札幌市内の貸し会議室等を予定しております。
■問題と検定合格書のイメージです。
立ちはだかる資金の壁
現状の問題は、資金不足です。まだまだ、設立したばかりであり、ご支援をして頂ける先も少なく、かつ事業自体も確立していないため、収益がありません。そのため、持ち出しにて行っている状態です。また、設立後知名度もないため、皆様に知って頂く機会を作る必要があると思っております。今回のプロジェクトで、業界自体を盛り上げるには、業界の方々のご支援があってのことと思っておりますので、そのために2017年7月7日、約500名を対象とした建設業界向けセミナーにて、本プロジェクトを公表し、より皆様に関心を持って頂けるよう、ご案内を行います。
プロジェクトで達成したいと考えていること
本プロジェクトの達成後は、各種セミナーの定期開催を目指します。また、組織を存続させるための収益を踏まえた上でのイベントを企画するよう検討します。検定では、建設業界の認知度を高めることで、検定者数を増やしたいと考えております。その後、映画作りや採用活動への支援など、業界への貢献度を高められればと考えております。
プロジェクトを通じて叶えたい夢・目標など
我々は業界の魅力をより発信し、より身近に感じられ、憧れ、そして地域の役に立つ業界であることをみなさまに理解頂くことを目標としております。それにより従事者が増加し、より地域、北海道、そして日本の活性化に貢献したいと思っております。
■若手技術者が、技術をより学びやすく、より活躍できる業界にしたい。
■人々が建設業界に興味を持って頂き、若手技術者の増加に貢献したい。
■興味を持った子ども達を少しでも増やし、建設や土木の道に進んでほしい。
プロジェクトで必要となる経費
本プロジェクトでの費用は、約300万円の費用がかかる見込みです。
運営等の費用(100万円)は、当法人の負担でまかなう予定です。
そのため、目標金額は、以下の金額を予定しております。
1.建設関係者・若手技術者や学生を対象とした技術セミナー
会場・設備費 ¥230,000
講師料及び講師交通費等 ¥400,000
広報 ¥90,000
2.子ども達(小中学生)を対象とした見学ツアー
設備・会場費等 ¥420,000
講師報酬 ¥110,000
広報 ¥90,000
3.認定資格『建設土木検定』
会場・設備費等 ¥90,000
資料・問題作成費用等 ¥270,000
広報 ¥130,000
その他
リターン品 ¥160,000
経費合計 ¥1,990,000
経費合計 + クラウドファンディング手数料(¥199,000) = ¥2,189,000
※上記はあくまで概算ですので、状況により変更の可能性があります。但し、その際も寄付を頂いた皆様へ対して、報告をさせて頂きます。
※余剰金が発生した場合には、継続してセミナーの開催や子ども向けイベントを行なっていく予定ですので、その費用に活用させて頂きます。また、予定金額に満たない場合には、できることから始め、かつ予定内容を変更する場合がございますが、その際も、寄付を頂いた皆様へは連絡をさせて頂きます。
リターン(お礼の品)
お気持ちについては、サンクスメッセージとともに、当法人の特製クリアファイルや特製グッズ等をお礼の品とさせて頂きます。現時点での商品は決まっておりますが、在庫状況等により変更される場合もございます。その際は書面もしくはメールにて説明をさせて頂きます。
お届け予定日:2017年12月頃を予定しております。
※特製グッズ 多機能ボールペン(予定)
タッチペン・ドライバー(+-)・水平器・スケール(70mm)・ボールペンの5種類の機能を搭載した5WAYペン。ポケットに差して、手帳に挟んで、持っていると便利なマルチユースなアイテムです。
※下記はイメージです。色のご指定はできません。
※特製グッツ 真空ステンレスボトル(予定)
「真空ステンレススタイリングボトル480ml」は丈夫で使いやすいステンレス鋼の真空二重構造になっているボトルです。本体の内側と外側の空間が真空状態になっているので、飲み物の温度が外気に伝わりにくくなり、冷たい飲み物も温かい飲み物も保冷温効力により温度を保ちます。
※下記はイメージです。色のご指定はできません。
5,000円
・サンクスメール
・特製クリアファイル 1枚(予定)
・特製5WAYボールペン 1本(予定)
10,000円
・サンクスメール
・特製クリアファイル1枚(予定)
・特製5WAYボールペン1本(予定)
・特製真空ステンレス水筒1本(予定)
50,000円
・サンクスメール
・特製クリアファイル1枚(予定)
・特製5WAYボールペン1本(予定)
・特製真空ステンレス水筒1本(予定)
・ホームページにてお名前を掲載致します。
100,000円
・サンクスメール
・特製クリアファイル1枚(予定)
・特製5WAYボールペン1本(予定)
・特製真空ステンレス水筒1本(予定)
・ホームページにてお名前を掲載致します。
・当法人のチラシやイベント会場にて名前を掲載致します。
お名前の掲載については、配布物作成時期に改めて連絡をさせて頂きます。
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