今から70年前、北海道岩内町は大火に見舞われ、全町の約8割が焼失しました。今年は、その復興から70周年を記念し式典を開催します。皆様からのご支援をいただき、この式典をかつての先人たちの苦労を忘れない実りあるものとして防災意識向上を図るとともに、町全体で地域発展に貢献していこう、協力しながらまちづくりを行っていこうという「シビックプライド」の醸成を目指しています。
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【本プロジェクトへの寄附の取扱い】
1.個人様からの寄附
寄附金から2,000円を引いた額が税額控除の対象となります。
①岩内町に住民登録がある方
町への「一般寄附」となり、確定申告により「寄附金控除」の対象となります。
②岩内町外に住民登録がある方
「ふるさと納税」となり、確定申告により「寄附金控除」の対象となります。
2.企業様からの寄附
町への「指定寄付金」となり、損金算入ができます。「企業版ふるさと納税」にはあたりませんのでご了承ください。
※確定申告に必要な寄附金受領書や、ふるさと納税で利用できるワンストップ
特例申請書(②岩内町外の方のみ)については、岩内町役場からお送りします。
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昭和29年9月26日 岩内町大火 (台風15号中)
岩内大火は、長野県飯田市、鳥取県鳥取市と共に戦後の「三大大火」といわれています。
この日、夜半から27日未明にかけて本道を襲った台風15号は、青函連絡船洞爺丸を沈没させ、千数百名の死者を出した大烈風でした。
9月26日午後8時15分、風速37メートル(瞬間風速40~50メートル)の大暴風中、相生20番地のアパートから火を発し、初め南南西の烈風にあおられ御崎海岸に至って止む見込みでしたが、火先きが海岸に達した頃俄かに風向きが南西から遂次西に変わり火力は増々猛烈を極めました。
風は勢いを増し同時多発の延焼となり各所に飛火し、港内に繋留した発動機船を焼き、遂に全町火の海と化し大浜東端に至りました。
やがて焼くべきものが無くなって、止むを得ず火の方が治まったという惨状で、焼失家屋は3,300戸、全町の8割が焼かれました。延焼の恐れがなくなったのは、翌朝午前6時、延焼時間10時間、鎮火時は翌々日28日正午と記録されています。
再起不能と言われた岩内ですが、その後「岩内魂」といわれる先人達の不断の努力と多くの支援により短期間のうちに驚異的な復興を遂げました。
札幌市立幌東中学校からの救援物資が届いた様子です。当時の中学校の先生や生徒が嬉しそうに物色しています。
11月末から12月初旬、根雪になる直前の風景です。復興の足取りが確実に歩み始めています。
そして、今年はこの大惨事から70年を迎えました。
大火の実際と先人の苦労を振り返り、その教訓を受け継ぐことが、時の経過とともに困難となっていることや、町に対する町民の誇りや愛着、地域社会に貢献する意識が、人口減少、価値観の多様化、個人主義などにより希薄となっていることも踏まえ、この事件を風化させないためにも式典を開催して、防災意識向上を図るとともに、町全体で地域発展に貢献していきたいと考えています。
岩内町長からのメッセージ
数ある北海道内の市町村の中でも長い歴史を持つ本町は、ニシン漁を中心に道内有数の漁師町として大変な賑わいをみせておりましたが、昭和29年9月に発生した「岩内大火」は一夜にして町の大部分を焼失する大惨事となりました。しかし日本海から打ち付ける荒波と厳しい寒風に鍛え上げられた、先人たちの不屈の精神と不断の努力、いわゆる「岩内魂」と、全国の皆様からの温かいご支援により驚異的なスピードで復興を成し遂げ、今日に至っております。
月日の経過とともに大火を経験した方も少なくなり、郷土復興に情熱をかけた先人たちの想いも薄れつつある中、本年は大火から70年の節目を迎えます。改めて被災された方々に哀悼の意を捧げるとともに、災害の恐ろしさや、日頃からの備えの重要性を再認識し、甚大な被害から力強い立ち直りをみせた先人たちの気概を感じ取り、本町が未来に向けて新たな一歩を踏み出す式典になることを祈っております。
どうか多くの皆様の温かなご支援をよろしくお願いいたします。
岩内町長 木村 清彦(きむら きよひこ)
令和6年は、昭和29年(1954年)9月26日の岩内大火から70年の節目の年となります。大火を経験した町民も高齢になっており、今回の式典は大火復興の歴史を振り返る貴重な機会となります。
【開催日時】2024年9月21日(土)
【開催場所】岩内地方文化センター 大ホール
【開催内容(予定)】
1部:追悼・復興にかかる式典(殉職消防団員遺族記念品贈呈など)
2部:講演会(被災地の現状、防災・命の大切さなどの著名人の講演)
※町内外に関わらず皆様ご参加いただけます。
2024年6月1日 クラウドファンディングスタート
2024年7月15日 クラウドファンディング終了
2024年9月21日 記念式典
令和6年度「岩内大火復興70周年記念事業」の事業全般に充当します。
(講演会講師謝礼、式典記念品、記念冊子、広報特集記事掲載料、祭壇・献花など)
式典を契機として、大火の実際と先人の苦労、その教訓を受け継ぐ機会とし、さらに自然災害をきっかけとした二次災害や人災に拡大させないための日頃の備えの重要性を共有するとともに、災害に強いまちづくりを考える機会とすることで町全体の防災意識の向上を目指します。
また、町に住む一住民として、地域の発展に貢献していこうという意識や、住民同士が協力しながらまちづくりを行うという意識など、シビックプライドの醸成により、岩内町を愛し長く住んでくれる方が一人でも増えればと思っています。
寄附額1,000円、3000円
・式典しおりへの折り込みと町ホームページに「寄附者氏名」を掲載
・お礼状と報告書の送付
寄附額5,000円、10,000円
・式典しおりへの折り込みと町ホームページに「寄附者氏名」を掲載
・お礼状と報告書の送付
・式典しおりの送付
※式典しおり、町ホームページに氏名の掲載を希望しない方は、コメントにその旨記載ください。
※お礼状・報告書・式典しおりは、一口以上の寄附で1部お送りします。口数に応じた部数を希望する場合は、コメントにその旨記載ください。
現金でのお申し込みについて
岩内町総務部企画財政課地域創生係へメール、電話、FAXにてご連絡ください。申込書と納付書をお送りします。
メールアドレス:kikaku@town.iwanai.lg.jp
電話:0135-62-1011(代表)/FAX:0135-62-3465
北海道岩内町は積丹半島の西の付け根に位置し、北は日本海、南はニセコ連峰に囲まれた人口1万1000人ほどの小さな港町です。古くからニシン場として栄え、200年以上の歴史を持つ岩内例大祭や東京以北最大の帰厚院大仏像など、日本文化や古くからの伝統を色濃く受け継ぎ、独特の風土を守っている地域です。ニシン漁の栄華より、伝統の加工技術を重んじ、身欠きニシン、カズノコ、タラコなどの名産品が全国に流通されています。このような古き良き和の精神が根付く地域に鎮座する名峰岩内岳山麓エリアにはスキー場「IWANAI RESORT」が設立され、オーシャンビューを楽しみながら手つかずのパウダースノーを体験できるツアーが訪日外国人に人気となっています。
これからも全ての町民がこの岩内町で健やかな生活が送れ、若い方々が夢や希望を持てる町づくりを目指していきます。
岩内町総務部企画財政課/岩内大火復興70周年記念式典プロジェクト
プロジェクトが成功しました!
2024/06/01に募集を開始しました。
2024/07/16 00:00:00に支援募集を終了します。
目標金額に達しない場合もプロジェクトは成立し、支援金額が引き落とされ、リターンも履行されます。