北海道で書店のないまちをゆく「走る本屋さん」を実践したい!

プロジェクトイメージ
すでに集まった金額

287,000

目標金額
600,000円
47%
現在の応援人数

20

延べ29
募集終了まで残り

終了

2016/07/09 00:00に終了

北海道には179の自治体があり、うち47の市町村が「まちに書店が1軒もない」いわゆる「無書店自治体」です。本道は他の都府県と比べ、面積が広大であるため「書店(あるいは図書館)が充実している都市部」までの距離が遠いという厳しい地域事情もあります。本会は「子どもからお年寄りまで、まちで暮らすだれもが本と出会える場づくり」を視野に入れた「社会実験」として「北海道の無書店自治体を走る本屋さん事業」に賛同いただける方のご支援をお待ちしています。

北海道ブックシェアリングとは

  わたしたちは、北海道と東北被災地で「読書環境の整備支援」を進めている「一般社団法人北海道ブックシェアリング」(本部・札幌)です。図書関係者と教育関係者によって2008年に設立しました。
 読書環境を「公共図書館の設置率」「学校図書館の整備率」「無書店自治体率」の3つの指標で考えたとき、北海道は国内ワーストに近い状況にあります。一方で、道都・札幌を見るといずれの指標も国内トップクラスです。文化・社会教育面での地域格差が過度に進む北海道で、子どもたちをはじめとする住人の「学びたい気持ち」「読みたい気持ち」に応えられるような「未来志向のまちづくり」のきっかけとなれば、と本会は活動を進めてきました。
 とくに学齢期において「教育」と「読書」は、いずれも「他のひとや他の場所、他の時代に意識を接続できる、しなやかで伸びやかな感性と知性を育む」という共通の効果があります。「教育」というチャンネルと「読書」というチャンネルのふたつが補完しあうことで「学び」に深みと幅が生まれ、それらの実装を促進します。読書環境の整備は「子どもたちが社会を生き抜く力を身につけていく」ためにも必要なことなのです。

北海道ブックシェアリングの取り組み

 絵本・児童書などの移動販売を軸とした「読書イベント」を実施し、町や村を訪問・滞在しながら、読書環境に関心を持つ人たちとの接点をつくり、「地域に根ざした読書環境づくり」を一緒に考えていこう、というのが狙いです。
すでに4月から3つの無書店自治体を定期的に巡回し、読み聞かせなどのイベントを盛り込んだ「走る本屋さん事業」を展開しています。これを2年かけて実施し、のべ10以上の自治体を回りたいと考えています。その成果とデータは報告書にまとめ、北海道のまちづくりや読書環境に関心を持つすべての方々に公開いたします。

「走る本屋さん」事業とは

本事業は「北海道の無書店自治体問題」における解決法を探るために実施するもので「移動書店事業」を活動の軸にしています。移動販売車で道内の無書店自治体を巡回し、絵本や児童書、一般向けの古書などを販売する「臨時の本屋さん」を開きます。これに加えて大型絵本の読み聞かせや読書コーナーなどを展開し、地域の方々と交流しながら「次世代の書店のあり方」を模索していきます。

実施スケジュール

【2016年度実施分】

4月17日 喜茂別町で「走る本屋さん」実施
5月 7日 妹背牛町で「走る本屋さん」実施
5月21日 喜茂別町で「走る本屋さん」実施
6月 4日 西興部村で「走る本屋さん」実施

今後は、毎月定期的に道内各地にて実施予定

これまで実施した、いずれのまちも、書店までは車で30分~1時間かかります。子どもたち同士で行ける距離ではなく、車を持たない世帯が気軽に本を購入することも不可能です。上記の地域の活動のなかで多くの声が寄せられました。子どもたちからは「たくさんの本が並んでいる中から1冊を選んで買うのが楽しい。 だから本屋さんが身近にほしい」という多くの声があり、高齢者からは「孫に絵本を買ってあげたくても、車がなければ本屋に行くことすらできない」などのお話をたくさんいただきました。子育て中のお母さんたちからは「自分が小さいときに読んでいた絵本を子どもにも読んであげたいけど、書店があまりにも遠すぎて」という声を聞きました。
書店が撤退する理由はさまざまです。売り上げ不振や後継者不足など小規模小売店に共通する問題がある一方で、独特と もいえる日本の書籍の流通システムを理由に挙げる経営者もいます。では「このような状況の中で、地域に根付いて持続できる書店」を生み出すには、どうした らよいか。そのための「調査」が、この「走る本屋さん」の役割なのです。地域を回って、月に一度、本に触れる場をつくる、だけにとどまらず、地域の実情に合致し、地域で持続可能な「書店のあり方」を地域のひとたちと一緒に形づくっていくのが「本事業のミッション」なのです。
北海道ブックシェアリングはこれまで、「読み終えた図書」を再活用して、道内の地域や東日本大震災被災地の読書環境の整備を実施してきました。「本を読む時間が一番楽しい」と いう子どものあまりの多さに驚くこともしばしばでした。これからの2年間は、その活動と平行しながら「新刊の図書」に触れる機会や方法を生み出すために、道内を駆け巡ります。

集めた金額の用途

本事業においては「書店が撤退した自治体」を対象にしていることから、図書の移動販売による収支は「赤字」を見込んでいます。それでもいま、本事業を実施することによって10年後、20年後の読書環境のイメージを喚起していかなければ、町や村における知的インフラの整備機運が衰退してしまいます。
このクラウドファンディングによって得た資金は「車両(やまびこ号)の維持費」や「読み聞かせのための大型絵本」の購入に充てさせていただきます。子どもたちがおもわず見入ってしまう素敵な絵本の数々をラインナップした「やまびこ号」で道内各地を訪れ、満ち足りたひと時を過ごしてほしいと願っています。

今年度末に、それらのデータや分析を取りまとめた書籍「北の読書環境白書」と、活動報告書を制作し、2017年度も引き続き実施します。

■リターン(お礼の品)

ご支援頂いた金額に応じて、下記のお礼を予定しています。

3,000円

2016年度末に活動報告書および書籍「北の読書環境白書」をお送りいたします。(2017年4月の発送)

10,000円

2016年度末に活動報告書および書籍「北の読書環境白書」をお送りいたします。(2017年4月の発送)
秋に巡回している自治体の農産物(約3キロ)をお送りいたします。(2016年9月以降)

30,000円

2016年度末に活動報告書および書籍「北の読書環境白書」をお送りいたします。(2017年4月の発送)
夏に巡回している自治体「喜茂別町」のメロン「キングルビー」を2玉お送りいたします。(2016年8月頃)
秋に巡回している自治体の農産物(約5キロ)をお送りいたします。(2016年9月以降)

プロフィール

荒井宏明(あらい・ひろあき)

1963年北見市生まれ。札幌在住
一般社団法人北海道ブックシェアリング 代表理事
北海道子ども読書推進委員
北海道生涯学習審議会委員
札幌大谷大学社会学部非常勤講師

 わたしの講義を受講する大学生には毎年、「だれもが自由に読めて、自由に学べて、自由に考えて、意見を持つことができることを、いま、みなさんは当たり前のように感じていますが、ちっとも当たり前ではありません。人類の歴史のなかでは奇跡的ともいえます」と話します。そして「自由に本を手にとって読める世の中をこれからも続けていくためにも、みなさんの大学での学びと社会での活躍が必要なのです」と伝えます。
 わたしたちは今日も本を手に取り、満ち足りた時間を過ごし、新たな知見に触れ、ここにいない誰か、ここではないどこか、いまではないいつか、に意識をつなげます。その得がたい時間を、北海道で暮らすすべてのひとが享受できるようにしたい。その思いを詰め込んで、今週末もまた「走る本屋さん」がどこかのまちに訪れます。

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支援金額とリターン

3,000円

年度末に活動報告書および書籍「北の読書環境白書」をお送りいたします。

  • 9口が支援済み
  • お届け予定:2017年04月
受付終了

10,000円

年度末に活動報告書および書籍「北の読書環境白書」をお送りいたします。
秋に巡回している自治体の農産物(約3キロ)をお送りいたします。

  • 17口が支援済み
  • お届け予定:2016年09月
受付終了

30,000円

年度末に活動報告書および書籍「北の読書環境白書」をお送りいたします。
夏に巡回している自治体「喜茂別町」のメロン「キングルビー」を2玉お送りいたします。
秋に巡回している自治体の農産物(約5キロ)をお送りいたします。

  • 3口が支援済み
  • お届け予定:2016年08月
受付終了