愛猫ナナを助けて下さい ~猫伝染性腹膜炎(FIP)の寛解を目指して

プロジェクトイメージ
すでに集まった金額

1,211,000

目標金額
1,300,000円
93%
現在の応援人数

154

延べ206
募集終了まで残り

終了

2021/07/21 00:00に終了

飼い猫のナナ(マンチカン、茶トラ、8か月、オス)が、致死率99%と言われる猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症しました。その治療のためには、非常に高額な料金がかかります。生活を見直し、金策を練りましたが、ご援助がなければ厳しい状況にあります。どうかお力をお貸しください。
 

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次のような流れで詳細をお話します。

【1】自己紹介
【2】FIPとはどんな病気か
【3】ナナとの出会い
【4】FIPと断定されて
【5】検査結果の詳細
【6】MUTIAN治療をする決断まで
【7】現時点での治療費の概算
【8】支援金の使い道
【9】プロジェクトで実現したいこと、今後の展望
【10】リターンについて
【11】さいごに

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【1】自己紹介

ナナは、2020年9月6日生まれマンチカンで茶トラの男の子です。まだ1歳の誕生日を迎えておらず、本来なら遊びたい盛りのはずです。しかし、現在FIP(猫伝染性腹膜炎)を発症し、闘病中です。毎日薬を飲み続け、未だ予断の許さない状況です。

【2】FIPとはどんな病気か

予防も診断も治療も難しく、致死率99%の難病です。半数以上の猫がコロナウイルス(FCOV)というものに感染しているようなのですが、ほとんどの猫には問題ないらしいです。しかし、非常に低い割合でなんらかの突然変異を起こし、FIP(猫伝染性腹膜炎)を発症させ死に至らしめます。FIPには、炎症により腹水や胸水がたまる“ウエットタイプ”と、腎臓や肝臓などに肉腫ができる“ドライタイプ”の2種類があります。いずれも気づいたときには、余命数週間~長くて1ヶ月と亡くなるまで早いです。
ナナは腹水があり、なおかつ腫瘍がある「混合タイプ」と診断されました。
2021年4月6日のレントゲン検査で腹水が発見され、さらに4月9日のエコー検査で肉芽腫が確認されました。


レントゲン写真です。


エコー写真です。
 

混合タイプは治療においてMUTIANというお薬の量が通常の1.5倍になります。また、体重が増えるごとに投薬量が増えていくのと、途中で障害が起きた場合も投薬量が増えるもしくは入院となるので、治療費の予測は難しくなっています。

【3】ナナとの出会い

これまでの経緯をお話するために、まずは私たち夫婦のことからお話させてください。少し長くなりますが、最後までお読み頂ければありがたいです。
私たち夫婦は不妊治療をしています。早い段階から身体に支障があることに気付いたので不妊治療専門医院へ行き、年齢が若いから大丈夫、絶対できるよと言われてスタートしました。結果的には外科手術を必要とするほど状況は悪く、ゴールが見えない治療を長い年月続けています。
それでも先一昨年、初期段階で妊娠を確認し、やっと!やっと私たちの元に来てくれたんだ!と舞い上がったのもつかの間、その妊娠は出産まで至らず流産となってしまいました。それ以降全く妊娠せず、また治療を続け…。
私は涙に明け暮れました。こんな悲しいことが世の中にあるのかと思ってしまうほど、気持ちが奥へ奥へと詰まっていくのを感じました。もし私たちの元に来てくれたら精一杯愛する、大切に育てる、絶対に守る、そんな思いが一番強いときにナナに出会いました。ナナは子猫にしては大人しく、知らない人間に抱かれてもじっとしていました。私の膝の上に小さく座って、すっぽり片手におさまってしまう小柄なナナを見て、私はこの子を守っていきたいと思いました。


夫は実家で猫を飼っていた経験から色々な苦労が身に染みているようで、ペットは大変だと常日頃言っておりました。その夫もナナを見て、この子は本当に可愛いこの子なら育てたい、とまで言わしめました。
それが、私たち夫婦とナナとの出会いです。
ナナが家に来て一日二日の内に、おしっこが上手く出せていないことに気付きました。食が細いなど他にも心配な点があったので、動物病院に連れて行きました。
膀胱炎ではありませんでしたが、膀胱と腸の間に水分があるという診断を受け、そこでFIPという病名を初めて知りました。獣医さんには、「嘘はつけないのでありのまま言いますが覚悟をしておいてください」と言われ、涙が流れるのを止めることができませんでした。
泣くとナナが不安がるのは分かっていましたが、流産したときのことを考えたり、それでナナまでもいってしまうかもしれないことが私には耐えられませんでした。ナナは生後2ヶ月から苦い薬を飲んで頑張ってくれました。こんな赤ちゃんに泡を吹くほど苦い薬を飲ませるなんてという思いもありましたが、懸命に飲み続けてくれて、なんと奇跡的にお腹の水分はなくなりました。
それからマイナートラブルで病院にお世話になることはあったものの、すぐに元気になってくれました。ナナはもう大丈夫、これから長く一緒にいられると安心していました。

【4】FIPと断定されて

ちょうど生後7ヶ月になったとき、急に寝ている時間が長くなりました。ナナは猫にしては睡眠時間が短く家の中を歩き回る子だったので、猫らしくなってきたのかな…なんて思いもしましたが、少し違和感がありました。それから間もなくごはんを受け付けなくなり、急いで検査してもらったところ、FIPと診断されました。

生後2ヶ月のときに奇跡的な回復を遂げたあとも、デリケートな子だからもしかしたら長寿とはいかないかも…と、自分の精神を守るために頭の片隅に入れてありました。
それがこんなに早くその時がくるなんて…と、大きな衝撃を受けました。
「疑いがある」と「断定」では大きな違いがあるんだと思い知り、いい大人が家で声を上げて泣きました。私たちにとって初めての子どもも同然で、親の私が言うのも何ですが、いたずらや粗相が極端に少なく病院でも大人しくできる利口な子です。そんな良い子がなぜ…。まだ子猫なのにこんな短い生涯はひどすぎると、どうしようもない悲しさで壊れそうでした。

【5】検査結果の詳細

2021年4月6日の血液検査で分かったことは以下の通りです。


ヘマトクリット値が基準値30.3~52.3のところ26.1と低値、同様にヘモグロビン濃度も基準値9.8~16.2のところ8.6と低値でした。

《これは貧血の状態にあることを示しています。》
FIPを発症すると多くの場合貧血になるそうです。また、ALB(アルブミン)は基準値内でしたが、GLOB(グロブミン)は基準値2.8~5.1のところ6.3と高値。この2つの数値の比であるA/G比は、基準値0.6~1.32のところ0.4でした。

《この結果から、FIPである可能性が高いと獣医さんは判断されました。》
熱が39.5℃と高かったことも悪い後押しになり、その日の内にレントゲンを撮っていただくと腹水がたまっている状態でした。腹水を抜いて外部検査に出すことになりましたが、腹水が黄色みがかって粘りがあることで、ほぼ間違いなくFIPではないかとその時点で言われました。

やはり後日、陽性と宣告されました。


そして4月9日にMUTIAN治療を行っている病院で診察していただき、肉芽腫も発見され、混合タイプと診断されました。

【6】MUTIAN治療をする決断まで

初めかかりつけの動物病院にて、未認可薬なので大きな声では言えないけど…とMUTIANのことを教えてもらいました。
MUTIANはFIPを治療するための唯一の薬で、日本では未認可のため非常に高額です。すぐにインターネットで実際に治療をされた飼い主さんが発信している情報など調べました。どの猫ちゃんの治療費も私の想像をはるかに越えた金額でした。
※未認可の薬での治療となりますが、法令を遵守しての取得・利用をします。

まず私はペットを飼うにあたり、金銭的な負担・大きな責任を伴うことは分かっていたつもりです。動物が大好きでペットに興味がありましたが、覚悟ができなかったのでナナと出会うまで飼うことはないと考えていました。ナナを迎えたときも、家が不妊治療をしているのと、私が不妊治療のために正社員でなくパートに切り替えたことで、決して潤沢な資金があるとは言い難い状況でした。それでもナナを受け入れたのは私たちの責任と重々承知しております。
すぐに資金をかき集めるため、できることを全部やろうと奔走しました。不妊治療に使う予定だった資金はナナの治療に当てるため、不妊治療を一旦ストップしました。一般的に妊娠適齢期を過ぎたと言われる年齢の私たちにとって、不妊治療をストップすることは苦渋の決断でしたが、ナナの命が優先です。また、ナナの様子を見ながら在宅でできる仕事を探し、今は外のパートと自宅で仕事を始めました。ナナのために冷暖房費を節約することはできませんが、人間の食費はじめ生活費で削れる費用を試算しました。
飼い主失格だと思われても仕方がありませんが、それでもMUTIAN治療ができるほどの金額には至りません。
それと平行して、ナナが病院で採血を怖がって震えたり、様々な団体に相談する中で、もしかしたらナナに生きてほしいと思っているのは私たちのエゴの可能性もあると考えるようにもなりました。
金銭的な問題や色んな方々の意見からもう無理なのかと思い、夫と話し合いをしているときに、目もちゃんと開かず歩けなくなっていたナナが私たちのいる部屋へゆっくり歩いて入ってきたのです。具合が悪くて喉を鳴らすこともできなくなっていたはずなのに、私たちの間に入ってゴロゴロ言い始めました。
そのとき『ナナは懸命に生きているんだ』と感じました。7ヶ月にしては小柄なナナが、一生懸命病気と戦い、私たちに何らかの気持ちを伝えているんだと思いました。
クラウドファンディングの情報に行き着いた際、同時に賛否あることも知り、できるだけ飼い主としての責任を自分達だけで果たすという考えはずっと持っていました。しかし目の前のナナが日に日に衰弱しており、すべての資金を調達するまで待たせている猶予はありませんでした。MUTIAN協力病院にて治療を開始して1週間経った頃、本格的にクラウドファンディングの準備を始めました。

【7】現時点での治療費の概算

MUTIANは12週間(84日)、毎日24時間ごと、同じ時間に与える決まりになっています。
また体重等で投薬量が変わります。ナナは一時期体重が3.2㎏前後ありましたが、病気のため食べられなくなって治療開始時には2.5㎏になっていました。体重が増えればMUTANTの価格が変動します。
自宅から一番近いMUTIAN協力病院では、MUTIANの料金設定は以下のようになっています。(混合タイプのため投薬量が1.5倍になります)
体重2.5~2.8㎏まで1日当たり400mgで13,200円(税込)、2.85~3.1㎏まで1日450mgで14,850円です。

84日間のムティアン代 13,200円(税込)×84日=1,108,800円
※体重増加や、万が一肝障害や腎障害など起きた場合は追加の治療となり、さらに治療費が加算されます
検査費等 28,809円
84日間+フォローアップ3ヶ月間の診察料 139,876円
交通費1日最低約5700円×8日=45,600円
※自家用車がなく、このご時世でナナを連れて公共交通機関に長時間乗ることができないため、タクシーでの移動です。
少なく見積もっても合計1,323,085円がかかると予想できます。

※現在治療を始めて約8週間ですが、今までの治療費等の領収書等は活動報告に順に上げていきます。

すでに肝障害の兆しが出ており、予定になかった治療費が5,566円かかっています。このことを考えると、150万円前後がかかるのではないかと覚悟しております。

【8】支援金の使い道

ご支援いただいた金額のうち、サイトへの手数料を除いた全てをナナの治療費に使わせていただきます。なお、悲しい理由で治療が終了するなど余剰金が生まれた場合は、他のFIPの猫ちゃんへ支援金として寄与させていただきたいと考えております。

【9】プロジェクトで実現したいこと、今後の展望

最後まで投薬をし、ナナの病気を寛解へ向かわせたいです。
スケジュールは以下の通りです。

令和3年4月9日より治療開始
令和3年7月1日MUTIANによる投薬終了
令和3年10月中旬治療完了予定

ナナはまだ子どもです。この先の未来があります。こうなってみて感じたことがたくさんありました。
ナナがまだ体験していないフードを食べさせ、世の中には美味しい物がたくさんあるんだよと教えたいです。美味しいね良かったね、と一緒に喜びたいです。
いつも仕事や家事、自分自身の治療の負担などで体力を消耗していて、ナナが甘えてきたときに十分相手をできていたとは言えません。こんなにナナが可愛いのに…。もっとナナを可愛いがっておけば良かったなんて後悔をしたくないと思いました。
これは今までもそうでしたが、ナナに「かわいいね」「大好きだよ」「大切な宝物」「ずっと側にいるからね」と自分の気持ちを伝え続けていきたいです。

また、今回のことがあって、初めてFIPという病気の存在、そしてその高額な治療に苦労する飼い主がたくさんいらっしゃることを知りました。
この取組の、主に広報活動を通して、たくさんの方々にFIPという病気の存在を知ってもらえたらと思います。ひいては治療薬が認可されて手の届きやすい薬となり、同じ症状で苦しむ猫が一匹でも減る、そんな流れの一助になれたらとも思っています。

【10】 リターンについて

本来的には全て郵送にて、礼状と共に送付するべきかと考えますが、住所の開示を望まない方も多いと思われます。そこで、基本をメールアドレスへの送付とし、郵送を希望する方にのみ郵送でお届けしたいと思います。その場合は、応援メッセージ欄にその旨をお書きください。


3,000円
・画像1枚 or 写真付きハガキ


5,000円
・画像3枚 
or 写真付きハガキ
・1分程の動画を視聴できるURL(YouTube限定公開)

10,000円
・ナナについてのリーフレットPDF or 
リーフレットA4両面
・5分程の動画を視聴できるURL or DVD(5分動画)

30,000円
・ナナについての冊子PDF or 
ナナについての冊子B6、6頁
・10分程の動画を視聴できるURL or Blu-ray Disc(10分動画)

100,000円
・リーフレットPDF or 
リーフレットA4両面
・冊子PDF or ナナについての冊子B6、6頁
・ナナの手作りフォトブックPDF or フォトブック(ハードカバー)
・20分程の動画を視聴できるURL or Blu-ray Disc(20分動画)

【11】さいごに

私たちの大切な子どもであるナナを、皆様にお力添えいただき助けたいです。
どうか、よろしくお願いいたします。

応募者プロフィール


北海道在住の30代夫婦。子供なし。
不妊治療をしていましたが、治療費を捻出するために現在停止中です。
そのこともあって、一層ナナを子供のように感じています。

妻は初めて猫を飼いました。
夫は実家で累計7匹の猫を飼いましたが、FIPには今回初めて遭遇しました。

皆様、
長い文章をお読みいただき、ありがとうございました。
どうかお力添えをお願いいたします。

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支援金額とリターン

3,000円

リターン画像

A:カリカリコース 3,000円

《メール希望の方》
画像1枚をお送りします。

《郵送希望の方》
写真付きハガキをお送りします。

※Bの画像とは異なります
※郵送希望の方は、メッセージ欄にその旨をご記入ください。

  • 127口が支援済み
  • お届け予定:2021年07月
受付終了

5,000円

リターン画像

B:にぼしコース 5,000円

《メール希望の方》
・画像3枚
・1分程の動画を視聴できるURL(YouTube限定公開)をお送りします。

《郵送希望の方》
・写真1枚が印刷されたハガキ
・動画URLを記載させていただきます。

※Aの画像とは異なります
※郵送希望の方は、メッセージ欄にその旨をご記入ください。

  • 42口が支援済み
  • お届け予定:2021年07月
受付終了

10,000円

リターン画像

C:ねこ缶コース 10,000円

《メール希望の方》
・ナナについてのリーフレットPDF
・5分程の動画を視聴できるURL(YouTube限定公開)をお送りします。

《郵送希望の方》
・ナナについてのリーフレットA4サイズ両面印刷予定
・DVDに5分程の動画を入れてお送りします。
※同じ動画ですが、Web上でもご覧いただけるようにURLも記載致します。

※リーフレットは『ナナ事件簿! 背中の謎のゴミ』といった、ナナに関する出来事をいくつか掲載する予定です。
※Dの冊子やEのフォトブックとは内容が異なります。
※郵送希望の方は、メッセージ欄にその旨をご記入ください。

  • 28口が支援済み
  • お届け予定:2021年07月
受付終了

30,000円

リターン画像

D:またたびコース 30,000円

《メール希望の方》
・ナナについての冊子PDF
・10分程の動画を視聴できるURL(YouTube限定公開)をお送りします。

《郵送希望の方》
・ナナについての冊子B6サイズ6ページ程度両面印刷予定
・Blu-rayに10分程の動画を入れてお送りします。

※冊子は『ナナがいないと思ったら……』といった、ナナに関する出来事をいくつか掲載する予定です。
※同じ動画ですが、Web上でもご覧いただけるようにURLも記載致します。
※CのリーフレットやEのフォトブックとは内容が異なります。
※郵送希望の方は、メッセージ欄にその旨をご記入ください。

  • 8口が支援済み
  • お届け予定:2021年07月
受付終了

100,000円

リターン画像

E:ナナにみんなの元気を分けてくれ!
全力応援コース 100,000円

《メール希望の方》
・ナナについてのリーフレットPDF
・ナナについての冊子PDF
・ナナの手作りフォトブックPDF
・20分程の動画を視聴できるURL(YouTube限定公開)をお送りします。

《郵送》
・ナナについてのリーフレット
・ナナについての冊子
・ナナの手作りフォトブック(ハードカバー)
・Blu-rayディスクに20分程の動画を入れてお送り致します。

※Blu-rayディスクはB~Dまでのすべての動画を収録し、さらに内容を追加したスペシャルエディションになっております。
※郵送希望の方は、メッセージ欄にその旨をご記入ください。

  • 1口が支援済み
  • お届け予定:2021年07月
受付終了