北海道札幌啓成高等学校では、全校で実施している探究活動を「Future Vision(以下FV)」と呼んでいます。今回、探究活動のカタチ(学習成果)として、地元の魅力を取り入れた「地元マップ」を作成し、多くの方々に地域(地元)の魅力をPRしたいと考えています。
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※本プロジェクトへのご寄附は、ふるさと納税制度の取扱いとなり、税額控除の対象となります(個人様の場合、寄附金額のうち、2,000円を超える部分について、寄附者の所得に応じた一定の範囲内で所得税と住民税から控除されます。)
※税額控除を受けるには、税務署で確定申告するか、北海道庁にワンストップ特例申請書(ワンストップ特例制度)を提出することが必要です。
※寄附金受領書(確定申告用)やワンストップ特例申請書については、北海道教育委員会からお送りします。
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道立自然公園野幌森林公園の豊かな自然に隣接している北海道札幌啓成高等学校(普通科7間口、理数科1間口)の校舎は、窓から札幌中心部が一望できるなど、気持ちよく伸び伸びと学ぶ環境を備えています。文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されており、創造性・独創性育てる探究活動を実践しています。
予測不可能な社会には答えがあるかないか分からない。あるいは一つとは限りません。そのような未来を生きていく上で、私たちの学校では約10年前から探究活動に着目し、高校生に必要な学びの一つとして、生徒・教員が一緒になって探究活動を実践しています。
探究活動のテーマは「人がよりよく生きるとはどういうことか」です。
探究の学びは、一方的に教えてもらうのではなく、学校の先生とは異なる立場の大人と「問い」を立て、相手と対話しながら進めていきます。大学・企業など学校外の多様な大人との関係性が子どもの新たな可能性を拓くことになり、これまで多くの方々に本校のFVを支えていただいています。
学校に隣接する野幌森林公園内の約8割が国有林で、鳥獣保護区になっています。 樹木約110種、野草400種以上、キノコ200種以上、野鳥140種以上、昆虫1,300種以上のほか、エゾリスやユキウサギなどが生息しています。そんな素晴らしい自然環境を活かし、私たちの学校では「森林研修」という授業により、五感を用いた観察力の育成、科学的な自然観の育成を図っています。
これまでのFVの中で経済、社会、歴史、文化など多様なアプローチから私たちが住む北海道の課題について取り組んできました。今年度は「地域×探究」という枠組みで、新しい探究プロジェクトを立ち上げました。
それが「私たちの『地元マップ』を作ろう」です。
「高校生は地域社会の一員である」
「学校周辺の地域(地元)のことをよく知りたい」
「地元の良さを他の人たちに発信したい」
私たちがオススメする「地域の魅力」が詰まったガイドマップを作成します。
探究活動その1 フィールドワークで地域の特色を学ぶ
私たちの学校周辺のフィールドワーク(地域巡検)を行いながら、自然、歴史、文化など地域の特色について学びます。そのフィールドワークで得た情報を検討し、他地域の方や旅行者など外部の人にとって魅力的なスポットを探します。
探究活動その2 魅力的なスポットを結ぶルートを検証
探究活動では4~6名のチームを編成し、チームごとにテーマを考え、地域の魅力的なスポットを結ぶ「啓成高校周辺お散歩ルート」を考えます。地図に必要不可欠な所要時間、距離、見所なども調べながら探究活動を進めていきます。
探究活動その3 GISの技法を利用して地図を作成
実際に探究活動をするのは2年生です。1年生のときに「地理総合」で学習したGISの技法を利用してフィールドワークで調べたことを地図化していきます。これまでの取組の様子と完成した地図については、来年1月に本校で行われる「啓成学術祭」で生徒・教員・保護者に紹介します。
私たちの学校は札幌市の東端に位置し、グラウンドは江別市に隣接しています。そのため、札幌市郊外の閑静な住宅地にある学校として地図の隅に描かれがちです。しかし、私たちは札幌市と江別市をはじめ、北広島市、恵庭市、千歳市など広い範囲から集まってきて、勉強に部活動に青春を送っています。私たちはどのような自然環境や歴史をもった地域で学んでいるのか。私たちはここでどのように地域を見て高校生活を送っているのか。学校を中心に生徒の視点から私たちの生活する地域を表現する地図をつくってみたいと考えました。
・自分の地元の良いところをもっと知りたいと思ったからです。みんなとこの町の良いところについて話すことが楽しみです。
・一年生の地理の授業から厚別や江別の地層のこと、今昔マップでの比較で街の進歩のことを考えていたのでやってみたいです。
・啓成坂を少しでも有名にしてみたいなどの気持ちもあります。
・地元の土地などについて探究することで、地形などについてより知ることが出来ると思うので、将来住む場所を考える時なとにも役立つと思ったからです。地元のことについて知らないことも多いので今まで知らなかった新しいことを色々知るのを楽しみにしてます。
・自分たちが住んでいる街について、今よりももっと知りたいと思うし、「GIS」を利用して、地図をつくるなんていう経験は今までにしたことがないので、そういった「今までやっていないこと」にチャレンジしてみたいと思います。
・地理を選択しているのでそれを活かして、実際に学校の周りを歩いて普通の地図には乗っていないような自分のオリジナルの地図を作りたいです。周りの人達と自分の考えを共有し合いながらテーマを深掘りしていきたいです。
・地図を読み取るのが苦手なので自分のフィールドワークを通して地形を学び、自らが地図を作ることで苦手意識をなくし、さらに自分の地域を学ぶことで、地元の良さを周りの人に自信をもって伝えられるようにしたいです!
2023年10月2日 クラウドファンディングスタート
2023年10月31日 クラウドファンディング終了
2023年10月中旬 フィールドワーク・地図作成
2024年1月中旬 地元マップ完成
2024年1月30日 啓成学術祭にて活動報告実施
事業の成果報告をまとめ、生徒が作成した啓成高校「地元マップ」クリアファイルを成果物として制作します。
私たちに長年、親しまれてきた野幌森林公園エリアが、今後も地域住民に愛され、どのように発展していくのかを、私たち高校生も考えていきたいという思いから、今年度のFVでは、校舎の近くにある北海道開拓の村の皆さんの協力による「北海道開拓の今」、先住民族であるアイヌ民族の歴史や文化を学びながら、現代に残る課題を探る「アイヌと民族共生」といった講座が開講されています。今回、皆さんに紹介する「私たちの『地元マップ』を作ろう」もその一つです。
1,000円~支援が可能でしたら
1,000円 お礼メール
3,000円 啓成高校「地元マップ」クリアファイル 1枚
5,000円 啓成高校「地元マップ」クリアファイル 2枚
10,000円 啓成高校「地元マップ」クリアファイル 5枚
※3,000円以上、本校の教育活動について紹介した通信等を一緒に送付します。
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※本プロジェクトへのご寄附は、ふるさと納税制度の取扱いとなり、税額控除の対象となります(個人様の場合、寄附金額のうち、2,000円を超える部分について、寄附者の所得に応じた一定の範囲内で所得税と住民税から控除されます。)
※税額控除を受けるには、税務署で確定申告するか、北海道庁にワンストップ特例申請書(ワンストップ特例制度)を提出することが必要です。
※寄附金受領書(確定申告用)やワンストップ特例申請書については、北海道教育委員会からお送りします。
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私たちの学校に隣接する野幌森林公園には、1968年11月に北海道開道百年を記念して百年記念塔が着工され、1971年4月から一般公開されていました。しかし、老朽化により2023年に百年記念塔は解体されました。解体後は新しいモニュメントが設置される予定です。今後は、豊かな自然と調和しつつ、大都市近郊に存在し続ける貴重な空間として、新札幌近郊の賑わいのあるエリアと役割を分かち合っており、北海道の過去・現在・未来に思いを深めながら穏やかに語り合えるところがこの空間に求められています。
野幌森林公園は敷地面積が2,053haで、札幌市・江別市・北広島市の3つの市にまたがる野幌丘陵に広がっています。大都市近郊にありながら、まとまった面積の森林が残されている平地林で、ウイーンの森(オーストリア)、シュバルツバルトの森(ドイツ)、そしてこの野幌森林公園を合わせて「世界三大平地林」と呼ばれています。そんな素晴らしい環境に、私たちの校舎が建っています。
本校は、昭和41年に開校し、今年で 57年目を迎えた普通科 21クラスと理数科3クラスからなる高等学校です。
プロジェクトが成功しました!
2023/10/02に募集を開始しました。
2023/11/01 00:00:00に支援募集を終了します。
目標金額に達しない場合もプロジェクトは成立し、支援金額が引き落とされ、リターンも履行されます。