支笏湖のアウトドアガイド「かのあ」では、普段なかなか取り組むことのできない「大規模な清掃活動」や「不法投棄物の回収」等の環境保全活動を行い、コロナウィルスが収束した際に、今まで以上に美しくなったフィールドで皆様を迎え入れることを目的にクリーンアッププロジェクトに取り組みます!北海道の大自然の美しさ・素晴らしさを皆さんの手で守っていきせんか?!
北海道支笏湖は周囲40km、最大水深363mの日本で2番目に深い湖で、環境省の公共用水域水質測定において10年以上も「水質日本一」に選ばれたことのある北海道を代表するカルデラ湖です。湖の周りには1,000mを超える山々が点在し、周辺の国有林には数多くの野生動物たちが生息しています。
そんな深い自然が残る国立公園支笏湖の、もう一つの強みは抜群の「アクセス」にあります。
北海道の玄関「新千歳国際空港」から車で40分「札幌の中心部」からでも90分という場所に位置し、湖を取り巻く都市の人口を合わせると北海道の総人口の約半分がこの湖を取り囲むように生活をしています。そんなアクセス抜群の湖には2つの美しいキャンプ場や湖畔でウォーターレジャーを楽しむ事の出来る場所があり、休日になるとたくさんの方が訪れます。
このように支笏湖は、美しいフィールドですので故意的にごみを投げる一般の方は少ないと思いますが、それでも人の入る場所にはゴミが増えていきます。そこで、私達は2011年より支笏湖クリーンアップのプロジェクトを始めています。
これまでの取り組みはこちら:http://gh-canoa.com/spro/clean/clean.htm
不当廃棄された大型ゴミ
沿岸のゴミをカヌーを使って集めている様子
打ち上げられたゴミをスタッフで回収する様子。多いときは総重量150kgになった場合も
沿岸・湖内とさまざまなゴミがあふれています。
環境省の掲げる国立公園の目的は「保護と利用のバランスの取れたフィールドづくり」です。
私達はこの北海道の人口の密集地帯の中に位置する支笏湖が、アクティビティや利用に特化したフィールドではなく、保護の意識を強く持ち、発信していくことで多くの方への環境配慮意識の向上ができるのではないか考えています。
2020年2月28日には、北海道が独自の「緊急事態宣言」を発令し、外出自粛の要請が出る中で、皆どういう行動をとればいいのかわからず不安な日々が続きました。そんな日が続くにつれて家庭内でケンカの頻度があがったり、子どもがストレスで体調を崩したり、1日中家でゲームをして生活リズムが狂ったりと様々な声が聞こえてきました。私達は「アウトドアガイド」という生き方を生業としており、そのミッションは「野外活動を使ってできる様々な可能性を創造し、それぞれの人生を充実して物に変化させる」という事を念頭に活動をしています。コロナウィルスの影響で外出が自粛されている中でも、私達は野外という「場」を開いて様々な問題解決をしていかなければいけない、それが私達のやるべきことだと強く思い、使用する道具の除菌や、受付業務を野外で行うなどのコロナ感染対策を講じ、プライベートでのプログラムを行いました。
その後、北海道では一時的に感染スピードが落ち着きを見せましたが、都市圏での感染者数の増加に伴い、4月16日には2度目の緊急事態宣言。感染スピードも速く、野外活動の必要性は感じていながらも、「是非、支笏湖に来てください」と言えない状況となりプログラムを休止に。そして、この度、環境省がいくつかの国立公園・国定公園に向けた助成金を発令しました。内容は「今はたくさんの人に来てもらう時期ではない。コロナがおさまった時のために今は準備をしましょう」という主旨の助成金です。
私はどうしたらツアーを再開できるか、どうしたらゲストを呼び戻せるかという事ばかり考えていましたが、「今は、今やるべきことをしようと!」決意をした瞬間でした。
外部との接触を避け、私達が住むこの湖を本気を出して美しくする清掃活動や不法投棄の回収を行う時間にしよう!普段は、観光客もいるので、長時間の作業に集中することが難しいのが現状ですが、今はそういった活動に時間を割きやすいタイミングだと思いました。そしてコロナが収束した時には美しくなったフィールドで皆様を笑顔で迎え入れる準備をする。
それが、今私達アウトドアガイドがやるべきことなのだろうと考えました。
今だからこそ、大幅な清掃活動を行うにはチャンスだと思い、この度の支笏湖クリーンアッププロジェクトを動かすことといたしました。
具体的には、周囲40kmの湖岸または隣接する林道等の周辺を歩きまたはカヌー・場所によっては動力船等を使用して、できる限り美しく景観の回復を行いたいと思っています。周囲40kmの湖の湖岸清掃はかなり大掛かりなものです。動力船で走るだけでは見えないものがたくさんありますので、徒歩やカヌーといった足の遅いもので地道な活動となりますし、周囲一周道路はなくノーアクセスの区間もあるので、天候やごみの量等で回収の仕方は検討する必要があると考えています。時間もかかりますので外部から人を受けいれない今だからそこやるべきことだと私達は考えています。
清掃を行うことは、今見えている物をなくすだけで根本的な環境保全への取り組みではありませんが、この活動を通じてアウトドアガイドとして支笏湖の自然環境をより深く理解し、さらに不法投棄場所の位置や捨てられていた物を、環境省・林野庁・国土交通省等へ報告することで新たな対策を講じることができるかと思います。
2020年4月16日~ 2020年度の支笏湖クリーンアップスタート
2020年4月27日 クラウドファンディングスタート
2020年5月31日 クラウドファンディング終了
~2020年5月31日 大規模な支笏湖クリーンアップ活動終了
※清掃日時は、その日の天候や人員によって詳細をその都度決めていく予定です。
スタッフの活動費 50,000円/1日(スタッフ5名程度)
地元ガイドへの委託費 30,000円/1日(2人程度)
動力船使用時には燃料代 20,000円/1日
リサイクルゴミ処分費 15,000円(大体一つ5,000円くらい×3個)
不燃・破砕ごみの処分費 10,000円
以上がおよそ1回あたりにかかる活動費(12万5000円)となります。
北海道が体験観光路線を打ち出して15年以上が経ちました。
従来のバス観光から体験型へという流れは間違いではなかったと思っています。
そして今、アウトドアは新たな時代へと突入しました。
アウトドアはレジャーでも非日常でもなく、人々が日常を効率よく充実したものに進める為のツールであったり、会社がうまく回る為の手段に時代と共に変化をしてきています。
今後のアウトドア業界を説明するときに私はわかりやすい例で「Googleのオフィスデザイン」を例にあげます。
Googleの社内には「遊び」と呼ばれるものが数多くちりばめられています。従来はそういったものを行うと「遊ぶな!仕事しろ!」と言われていたはずですが、これからの時代はそういったことを仕事中に行う事は、あくまで仕事を効率よく動かすためのツールとして位置づけられてきます。
社会にどういった影響を与えられるのか。
それが今後のこの業態のテーマであり、広く言うと観光業のテーマなのかもしれません。
今回のプロジェクトも同様で北海道の美しい環境を北海道民全体で守っていかなければいけない。
そしてその先頭に立つのはガイド業でありたいと思っています。
ガイドが実働部隊として動き、共感する企業にはバックアップを積極的にしていただき、環境省なり、林野庁なり、北海道なりが全体を統括する。「自然保護活動」でも「子ども向けの野外教育」でもそんなシステムを作り、動かし、アウトドアガイドという枠が社会循環の中に混ざることのできる未来を私達は作っていきたいと思っています。
清掃後の支笏湖を体験していただけるお礼の品を用意しました。
【美しくなった支笏湖でカヌー】
5,000円
体験カヌーツーリング 半額割引券
※2020年5月7日~10月31日まで有効
10,000円
体験カヌーツーリング 1名無料チケット+1名分半額割引券
※2020年5月7日~10月31日まで有効
50,000円
体験カヌーツーリング 5名参加チケット+5名分半額割引券
+希望者はウェブサイトにて社会貢献活動・自然保護活動を積極的にサポートしてくれている人(企業)として希望の名前の掲示
※2020年5月7日~10月31日まで有効
100,000円
体験カヌーツーリング10名参加チケット+希望者はウェブサイトにて社会貢献活動・自然保護活動を積極的にサポートしてくれている人(企業)として希望の名前の掲示
※2020年5月7日~10月31日まで有効
【支笏湖クリーンアップ活動を全力で応援】
頂いた支援金は全額、運営のために利用させていただきます。
1,000円/10,000円/100,000円
※1回のご支援で最大50口まで支援可能です。
松澤 直紀
北海道札幌市生まれ。
高校卒業後、北海道エコ・コミュニケーション専門学校アウトドア学科カヌーコースに進学。道内各地でカヌーガイドの勉強をし、その後沖縄県離島にてガイド業を行い、その後北海道に戻り、洞爺湖にてカヌーガイドとして3シーズン勤務。
- かのあ立ち上げ -
2010年支笏湖にて起業しようと思い、カヌーレンタルを行っていた支笏湖ユースホステルに相談を持ち掛ける。
「まずはこの地のことを知ったほうがいい」と提案いただきユースホステルで働かせていただきながら空いた時間に登山やカヌーに乗り、改めて支笏湖の素晴らしさを感じ、起業の決意。24歳で「かのあ」を立ち上げ、支笏湖でのカヌーツアーを開始。
-支笏湖生活の転機 -
2015年。支笏湖温泉街にショップをオープン。
これまで自宅で事務作業を行い、ビジターセンター等で現地集合解散といったスタイルをとっていた所から大幅にスイッチ。
-北海道胆振東部地震-
2018年9月6日。「北海道胆振東部地震」千歳は震度6弱を観測。
「自然の中で自然に暮らすという生き方をしたい」と強く思った所から一変し私たちは当たり前の生活が困難に。
支援活動に向かうと、道路はなく、家は崩壊、帰る場所もなく、避難所生活を余儀なくされた方がたくさんいました。頭では理解不能な壊滅的な景色や人の動きを目の当たりにし、私の日常であるカヌーツアーを行うことがこれから生きていくうえで私のやるべきことなのだろうか自問自答した日々。
その中で巡り合ったのがスタードームという避難所にいた子ども達。そこで想いのある数人と共に避難所裏に「皆が楽しめるワンダーランドを作ろう」という計画が地震から数日でスタート。
私はキャンプ機材をドカッと持ち込みベースを作り、焚火をし、魚取りをし、毎日そこにいる人たちとただただ遊ぶことでたくさんの笑顔を見ることができました。それまでカヌーしか強みがないと思っていた私が見つけた次のステップと役割。
それは「カヌーを使った活動じゃなくとも、カヌーガイドとして学んできたスキルや経験は世の中の様々な活動に役立つ」のだとという気づきでした。
その後、「野外活動に様々なコンテンツを掛け合わせることで多様な価値を創造し「自然」「人」「社会」が持続可能な世界の構築に寄与するということを念頭に活動を広げています。
50,000円
体験カヌーツーリン5名参加チケット※2020年5月7日~10月31日まで有効
+希望者はウェブサイトにて社会貢献活動・自然保護活動を積極的にサポートしてくれている人(企業)として希望の名前の掲示
100,000円
体験カヌーツーリング10名参加チケット※2020年5月7日~10月31日まで有効
+希望者はウェブサイトにて社会貢献活動・自然保護活動を積極的にサポートしてくれている人(企業)として希望の名前の掲示
100 EZOポイント
受付終了千歳市支笏湖在住。 野外活動を通じて社会に貢献できる新たな価値と可能性の創造を目的とした"かのあ"というアウトドアガイド組織を行い、そこでの経験を次世代に繋ぐべく非収益活動にて"自主保育型森ようちえん といとい"を実施しています。
プロジェクトが成功しました!
2020/04/27に募集を開始しました。
2020/06/01 00:00:00に支援募集を終了します。
目標金額に達しない場合もプロジェクトは成立し、支援金額が引き落とされ、リターンも履行されます。