北海道静内農業高等学校では、「温室効果ガス」への対策として、「カーボン(炭素:C)マイナスプロジェクト」を立ち上げ、農業分野から地球温暖化の抑制を目指しています。具体的な取り組みとしては、バイオ炭を施用し、炭素貯留試験や、炭化実験、そして、これらの取り組みを未来の子供たちにも広くしってもらうアウトリーチ活動を行う計画をしています。
これらの事業にかかる費用を支援していただきたく、プロジェクトを立ち上げました。応援をどうぞよろしくお願いいたします。
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※本プロジェクトへのご寄附は、ふるさと納税制度の取扱いとなり、税額控除の対象となります(個人様の場合、寄附金額のうち、2,000円を超える部分について、寄附者の所得に応じた一定の範囲内で所得税と住民税から控除されます。)
※税額控除を受けるには、税務署で確定申告するか、北海道庁にワンストップ特例申請書(ワンストップ特例制度)を提出することが必要です。
※寄附金受領書(確定申告用)やワンストップ特例申請書については、北海道教育委員会からお送りします。
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北海道静内農業高等学校は、昭和16年北海道庁静内農業学校として歴史が始まり、静内農業高校として設置されて以降は、日本で唯一の軽種馬生産を学べる学校として地域の特色を活かしたカリキュラムの中で学んでいます。
本校は、日高管内のほぼ中央に位置し美しい桜並木と優駿の里として知られている新ひだか町静内にあります。
現在、本校は食品科学科、生産科学科の2学科があり、軽種馬生産、園芸、食品、畜産と総合的に学習しています。
「爆弾低気圧」「酷暑」「豪雪」…数年前までは聞くことのなかった気象用語がニュースで当たり前のように聞かれるようになった昨今。私たちの生活そのものを脅かすだけでなく、その影響は私たちの食を支える「農業」にも及んでいます。こういった異常気象の原因の一つとされるのが二酸化炭素CO2やメタンガスCH4といった「温室効果ガス」です。
今回のプロジェクトに取り組む園芸班では、「カーボン(炭素:C)マイナスプロジェクト」として、農業分野から地球温暖化の抑制を目指すことにしました。
第一歩として、CO2の土中埋設をいち早く実現するため、この3月、新ひだか町、JAしずない、JAみついし、日高農業改良普及センターで組織された「新ひだか町みどりの食料システム推進協議会」にも参加し、緑肥やバイオ炭などの施用効果を地域の基幹農作物で実証実験に取り組んでいます。
また、協議会の一員として講習会に参加、視察研修にも同行させていただき、学びを深めてきました。
環境に優しく持続可能な農業の研究に、私達が出来る範囲で取り組んできています。
私たちは更なるバイオ炭の可能性について探るべく、次のことに挑戦したいと考えています!
●バイオ炭に注目
「バイオ炭」とは、生物資源を材料とした炭の総称です。
一般的な「木炭」は木材を原料としていますが、「バイオ炭」は、木材はもとより、竹・家畜糞尿・もみ殻など多種多様な資源を原料とします。
私たち日本人にとってなじみの深い炭。
私たちは、炭を活用することで大気中のCO2濃度を下げるだけではなく、農業生産の向上にも役立つのではないかと仮説を立てています。
この古くて深い日本の炭文化が地球温暖化の抑制に大きく貢献しようとしています。
①新たな作物での炭素貯留試験
ミニトマトの次に生産高が高い「ホウレンソウ」。冬の北海道においてハウスでの葉菜類栽培が広がりつつあります。そこで葉菜類の栽培試験をとおして、土壌にバイオ炭を施用した効果とどのくらいの炭素を貯留できるかを探ります。
②炭化試験
主要農作物である、ミニトマト、ピーマン、アスパラガスなどの茎は容易に堆肥化できないため、農家さんにとってはやっかいな残渣。ですがこの茎も大事な有機物。茎の部分を有用な資源として活用するための炭化実験に挑戦します。
③アウトリーチ活動
この取り組みを地域の子どもたちに広めていくことも大事な使命だと考えます。今できる小さな一歩の大切さを小学生、中学生と共有します。
今地球で起きていること、将来の地球で起こる可能性のあること、自分たちにもできる事を共有することで、地球の”ミライ”を守ることにつながると考えています。
2023年 9月
【準備期間】 資金調達、栽培試験用物品調達
2023年10月
【プロジェクト開始】
栽培試験(土壌分析、環境測定、生育調査、収量調査)
炭化実験(ミニトマト、ピーマン、アスパラガス)
2023年12月
栽培試験、炭化実験終了、報告書作成開始
アウトリーチ活動
農業試験場にて土壌炭素貯留量測定技能研修
大学教授による最新の環境問題の取組に関する講義
2024年 2月
【プロジェクト終了】
2024年 3月
【お礼状、報告書等発送】
・栽培試験 4万8千円(種子、バイオ炭)
・分析費用 4万7千円(土壌、炭の分析)
・技能研修費用 10万円(主にバス代)
・アウトリーチ活動 1万1千円(主に生徒移動用の費用)
・講義費用 2万8千円(大学教授を招へい)
・その他費用 6万6千円(印刷製本費用、書類発送費用)
○農業のもつ可能性
私たちの食料生産を支える豊かな大地。この大地が二酸化炭素の吸収源として注目されていることをご存知ですか? 大気中のCO2を安定的な形で土中に埋設することができれば、大気中のCO2濃度の低減に貢献できるのでは?これが私たちの活動の原点です。
〇「バイオ炭」に注目
「バイオ炭」とは、生物資源を材料とした、生物の活性化及び環境の改善に効果のある炭化物を指し、近年国際的に認められるようになりました。私たち日本人にとってなじみの深い炭。
私たちは、炭を活用することで大気中のCO2濃度を下げるだけではなく、農業生産の向上にも役立つのではないかと仮説を立てています。この古くて深い日本の炭文化が地球温暖化の抑制に大きく貢献しようとしています。
3,000円
・お礼のお手紙
・成果報告書
・静内農業高校ブランドみそ調味料詰め合わせ(4種4個)
※お味噌の発送は、道外の支援者のみの対応となります。
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※本プロジェクトへのご寄附は、ふるさと納税制度の取扱いとなり、税額控除の対象となります(個人様の場合、寄附金額のうち、2,000円を超える部分について、寄附者の所得に応じた一定の範囲内で所得税と住民税から控除されます。)
※税額控除を受けるには、税務署で確定申告するか、北海道庁にワンストップ特例申請書(ワンストップ特例制度)を提出することが必要です。
※寄附金受領書(確定申告用)やワンストップ特例申請書については、北海道教育委員会からお送りします。
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本校は本年度で45年を迎える歴史と伝統を有し、3700名を超える卒業生の多くは、日高管内はもとより、全道、全国において、農業をはじめ、多方面にわたり活躍されています。創立以来、自然および農業を柱とした教育を脈々と受け継ぎ、時代の要請に応えながら学科改編を重ね、現在は食品科学科と生産科学科の2学科を設置しており、多様な学びを展開しています。
プロジェクトが成功しました!
2023/10/02に募集を開始しました。
2023/10/30 00:00:00に支援募集を終了します。
目標金額に達しない場合もプロジェクトは成立し、支援金額が引き落とされ、リターンも履行されます。