戦後80周年!演劇を通して知られざる北海道の戦争の歴史を伝えたい!

再生 プロジェクトイメージ
すでに集まった金額

331,000

目標金額
1,500,000円
22%
現在の応援人数

40

延べ43
募集終了まで残り

11

2024/10/01 00:00に終了

僕の父親の話。

2024-08-31

劇団words of hearts代表のまちだです。いつもご支援、ありがとうございます。
今回はちょっと個人的なことを。

僕の父親は中学校の教員(理科)でした。教員生活の全てを田舎(北海道日高地方)で過ごし、教頭や校長を勤め上げ、無事に定年退職しました。
僕が小学校高学年から中学生の頃なので、ポジション的には中堅どころでしょうか。父は赴任する先々で生徒指導を担当していました。時代は1980年代、いわゆる「中学生の校内暴力」が社会問題になっている時代。つまり父は、そのど真ん中にいたわけです。田舎とはいえ(田舎だからなのか)、なかなかにパンチの効いた連中が多く、毎日多種多様に亘って問題が発生していました。やれあいつが万引きしただの、やれ誰それが家出しただの、やれ他の中学校の連中と喧嘩してるだの。自宅にはそれこそ一家団欒の時間だろうと、真夜中だろうとそんなことはお構いなしに電話が鳴り、そのたびに父はそそくさと出掛けていきます。
朝になって顔にいくつもの傷をこしらえて帰ってくることもざらでした。仕事とはいえ、どうしてそこまでする必要があるんだろう。当時の僕は不思議でなりませんでした。

しかし、そんな生活が数年続くうちに、あることに気が付きました。問題を起こしてばかりの生徒たちが、卒業するころにはすっかり父と親しくなっているのです。どんなことにも逃げずに全力で立ち向かっていたからなのか、やがて生徒の方から心を開いていくようなのです。問題行動を起こすことも滅多になくなりました。夕食時には生徒たちの日々の変化を嬉しそうに語っていました。卒業式の後には、担任でもないクラスからプレゼントをもらっていました。挙句の果てに、世間話をするために、自宅に電話をかけてくる生徒も出てきました。生徒をお喋りをしている父は本当に楽しそうでした。そんな父の後姿を見ながら、「この人は本当に教師に向いているんだな」と生意気にも思ったものです。
そんな父も既に亡くなり、今では僕らの記憶の中で生き続けています。
父が生まれた日は、昭和20年6月11日。
あの木製戦闘機「キ106」一号機の試験飛行があった日なのです。
「博士と過ごした無駄な毎日」の初演時にそのことを知った僕は身震いしました。こんな偶然、こんな奇跡ってあるだろうか。この物語は、父が引き合わせてくれたに違いない。やはりこの舞台は僕が関わらねばならない運命だったんだ。そこまで考えました。
興奮のあまりに、僕はこの軌跡を稽古場で熱く語りました。しかし周囲の反応はあまりにも冷静でした。恐ろしいほどの無風状態に、僕は一瞬失望しましたが、冷静に考えてみればそのリアクションは至極当然なわけで。でも、この舞台が父の導きによって生まれたであろうことは、僕に限って言えば真実です。
天国から「よく頑張ったな」と言ってもらえるよう、10月の札幌、そして来年6月の江別公演に向けて精進します。

【応援メッセージが届いています①】

2024-08-28

江別で木製飛行機が製造されていたことは、地元で育った方ならば学校で教わった記憶があるかもしれません。
でも、そこで実際に働いていた人たち、とりわけ女学生たちが、どんなことを語り合い、どんなことに悩み、どんなことに楽しみを見出しながら日々働いていたのかは、学校では教わらないと思います。

時代は違っても、飛行機を造る彼女たちと現代の同世代の若者たちの心の動きがほぼ同じであることに、この作品は気づかせてくれます。
だからこそ、飛行機工場にいながらもどこか遠かった戦争が、ある日突然はっきりとした「恐怖」となって突きつけられた時、彼女たちがどんなに動揺したかがリアリティーをもって伝わってきます。

この作品は、一人でも多くの方にご覧いただきたい物語です。
そして、江別という場所で上演し、未来に伝えていく必要があると強く思うのです。
天は何も語らず、歴史をして語らしむ。歴史を伝え、江別の未来を考えるこのプロジェクトを心から応援いたします。

街歩き研究家
和田 哲


●街歩き研究家 和田哲(わだ・さとる)●
1972年札幌市生まれ。市電沿線で電車を毎日見ながら育つ。札幌旭丘高校、日本大学法学部卒業後、広告代理店や地元情報誌「O.tone」編集者を経て独立。古地図や古写真、道路のずれから札幌の歴史をひもとき、雑誌連載やYouTube、講演活動などで発信している。2015年にNHK「ブラタモリ」札幌編で2人目の案内人を務め、現在はHBC「今日ドキッ!」の月1回コーナー「ほっかいどう歴史散歩」やHBCラジオ「朝刊さくらい」(毎週金曜日)などに出演中。著書は「古地図と歩く札幌圏」シリーズ(あるた出版/2020年~)。

メディア情報!

2024-08-24

劇団words of heartsのことが江別の情報サイト「えべナビ」に掲載されました。

https://ebetsunopporo.com/?p=47720

舞台「博士と過ごした無駄な毎日」や、クラウドファンディングのことが紹介されています。
その他にも興味深い記事がたくさんです。
是非ともごらんください。



劇団words of hearts第19回公演
「博士と過ごした無駄な毎日」

【あらすじ】
太平洋戦争末期。戦況は日を追うごとに厳しくなっている。国策として決められた木製戦闘機「キ106」の製造場所に選ばれたのは江別町(現江別市)。そこで多くの川者たちが「お国」のために働いていた。暗くなりがちな環境の中でも、若者たちは自分らしく生きている。そして昭和20年6月11日。ついにキ106一号機の試験飛行が行われた。大空を飛び立つキ106。固唾をのんで見守る人々が目にしたものは……。

【札幌公演】
2024年10月17日(木)~20日(日)
17日(19:30)
18日(15:00 & 19:30)
19日(14:00 & 18:30)
20日(14:00)
@生活支援型文化施設コンカリーニョ
(札幌市西区八軒1条1丁目ザ・タワープレイス1F)

【江別公演】
2025年6月7日(土)18:00
@えぽあホール
(江別市大麻中町26-7)

1枚の写真に導かれて。

2024-08-23

劇団words of hearts代表の町田誠也です。
このページに来てくれて本当にありがとうございます。
ご支援も本当に感謝です。
札幌と江別の公演の成功のため、これからも頑張ります。

一枚の写真。
(田中和夫著・幻の木製戦闘機キ106より)
ここに木製戦闘機「キ106」を製造していた江別製作所で働いていた4名の女子工員が写っています。
僕はこの写真を始めて拝見したのは2022年の6月頃。
なんて素敵な笑顔だろうと思いました。
時代を超えたイキイキとした表情がそこに散りばめられていました。
確かに服装を見ると、当時が戦時中であることを突きつけられます。
戦争を体験していない身としては、どうしてもあの時代は塞ぎ込んだ空気間を連想してしまうのですが、彼女たちの笑顔は僕のような者が抱いていたステレオタイプのイメージをあっさりと一蹴しました。
どうしてこんな笑顔になれるんだろう。
彼女たちはここでどんな時間を過ごしていたんだろう。
強烈な疑問が僕の中で生まれました。
同時にこのままこの写真をスルーすることを善しとしない強い衝動が湧き起りました。
それは正に僕が「博士と過ごした無駄な毎日」に取り組もうと思った瞬間でした。
今でもこの写真を見ると心が揺さぶられます。
自由が制限されている時代だからこそ、懸命に青春を謳歌している姿。
彼女たちにとって、江別製作所で働いていた時間とは何だったのだろう。
戦争がなかったとしたら、彼女たちはどんな人生を歩んだんだろう。
もし願いが叶うのならば、この舞台をご覧になって頂いて、直接お話を聞いてみたい。
ご存命なら80代後半くらいでしょうか、まだまだ可能性はあります。
そのとき僕は伝えたい。
「博士と過ごした無駄な毎日」は、皆さんを始めとした、当時江別製作所で働いていた人々に宛てたラブレターなんですよと。
クラウドファンディングは9月30日まで続きます。
皆さんと共に素敵な舞台を創っていこうと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

支援金額とリターン

3,000円

<返礼品は、お気持ちコース!>
ご支援に感謝し、劇団からお礼のメール並びに公演写真のデータをお送りいたします。
劇場で見て頂けた方は勿論、見られなかった方に少しでも劇場の雰囲気を感じて頂ければと思います。

  • 6口が支援済み
  • お届け予定:2024年10月
支援する

10,000円

<返礼品は、お気持ちコース!>
ご支援に感謝し、劇団からお礼のメール並びに公演写真のデータをお送りいたします。
​劇場で見て頂けた方は勿論、見られなかった方に少しでも劇場の雰囲気を感じて頂ければと思います。

  • 9口が支援済み
  • お届け予定:2024年10月
支援する

5,000円

<公演をご自宅で鑑賞コース!>
●公演当日、お客様に配布するパンフレットにお名前を記載いたします。本名の記載をご希望されない場合は、ニックネームでも可能です。
●公演の録画を期間限定で配信します
※公演を収録&編集した期間限定の配信URLをお送りいたします。期間内であれば何度もご視聴が可能です。

  • 6口が支援済み
  • お届け予定:2024年11月
支援する

7,000円

<公演をご自宅でいつまでも鑑賞コース!>
●公演当日、お客様に配布するパンフレットにお名前を記載いたします。本名の記載をご希望されない場合は、ニックネームでも可能です。
●希望される日時(札幌or江別)をそれぞれお一人様ご招待いたします。
※当日は見やすいお席をご用意してお待ちしています。
●公演を収録&編集したDVDをお送りいたします。

  • 14口が支援済み
  • お届け予定:2024年11月
支援する

15,000円

<公演お得に鑑賞コース!>
●公演当日、お客様に配布するパンフレットにお名前を記載いたします。本名の記載をご希望されない場合は、ニックネームでも可能です。
●希望される日時(札幌or江別)をそれぞれペアでご招待いたします。
※当日は見やすいお席をご用意してお待ちしています。
●公演を収録&編集したDVDをお送りいたします。
●出演者によるお礼のビデオメッセージをお送りいたします。

  • 4口が支援済み
  • お届け予定:2024年11月
支援する

20,000円

残り19口

<公演をより楽しみたい方!舞台裏見学コース!>
●公演当日、お客様に配布するパンフレットにお名前を記載いたします。本名の記載をご希望されない場合は、ニックネームでも可能です。
●希望される日時(札幌or江別)をペアでご招待いたします。
※当日は見やすいお席をご用意してお待ちしています。
●公演を収録&編集したDVDをお送りいたします。
●出演者によるお礼のビデオメッセージをお送りいたします。
●終演後、舞台裏を見学する「バックヤードツアー(最大20名)」を開催!
※記載したお届け予定はDVD発送予定です。

  • 1口が支援済み
  • お届け予定:2024年11月
支援する

30,000円

残り20口

<公演をより楽しみたい方!歴史を学ぶコース!>
●公演当日、お客様に配布するパンフレットにお名前を記載いたします。本名の記載をご希望されない場合は、ニックネームでも可能です。
●希望される日時(札幌or江別)をペアでご招待いたします。
※当日は見やすいお席をご用意してお待ちしています。
●街歩き研究家・和田哲さんの解説付き、「木製戦闘機キ106」にまつわる江別史跡ツアー開催(最大20名)。
※ツアーの開催時期は2025年の春以降を予定しています。詳細が決まりましたらご連絡いたします。

  • 0口が支援済み
  • お届け予定:2024年11月
支援する

30,000円

残り10口

<<<企業様向け>>>
●公演当日に配布するパンフレットに企業ロゴ(梅サイズ)を掲載します。
●希望される日時(札幌および江別)のチケットを最大3人分ご招待いたします。
※当日は見やすいお席をご用意してお待ちしています。
●公演を収録&編集したDVDをお送りいたします。
●出演者によるお礼のビデオメッセージをお送りいたします。
●終演後、舞台裏を見学する「バックヤードツアー(最大10名)」にご招待!

  • 0口が支援済み
  • お届け予定:2024年11月
支援する

70,000円

残り5口

<<<企業様向け>>>
●公演当日に配布するパンフレットに企業ロゴ(竹サイズ)を掲載します。
●希望される日時(札幌および江別)のチケットを最大10人分ご招待いたします。
※当日は見やすいお席をご用意してお待ちしています。
●終演後、出演者による商品の生CM、およびロビーにて即売会を開催いたします(CMのみでも可)。

  • 0口が支援済み
  • お届け予定:2024年10月
支援する

150,000円

残り5口

<<<企業様向け>>>
●公演当日に配布するパンフレットに企業ロゴ(松サイズ)を掲載します。
●希望される日時(札幌および江別)のチケットを最大15人分ご招待いたします。
※当日は見やすいお席をご用意してお待ちしています。
●公演を収録&編集したDVDをお送りいたします。
●終演後、舞台裏を見学する「バックヤードツアー(最大20名)」にご招待!
●終演後、出演者による商品の生CM、およびロビーにて即売会を開催いたします(CMのみでも可)

  • 0口が支援済み
  • お届け予定:2024年11月
支援する

1,000,000円

●公演当日、お客様に配布するパンフレットにお名前を記載いたします。本名の記載をご希望されない場合は、ニックネームでも可能です。
●希望される日時(札幌および江別)をペアでご招待いたします。
※当日は見やすいお席をご用意してお待ちしています。
●ご支援下さった方の住む町や企業、或いはご支援者ご自身のことを描いたオリジナルの物語(小説or舞台)を製作いたします。
(製作の時期につきましては、別途ご相談させていただきます)

※札幌の「生活支援型文化施設コンカリーニョ」(https://concarino.or.jp/)が2016年に行ったクラウドファンディングにリターン品に、「あなたの人生を演劇にします」というものがありました。その際お一人が応募され、2018年に「オールドブラックジョー」という舞台が上演されました。当時の記事はこちら→ https://natalie.mu/stage/news/296914

※2016年、劇団代表の町田誠也が不動産業で成功された草野馨氏の自伝的小説「人生は冒険旅行のようなもの」(https://www.gentosha-book.com/products/9784344910157/)に監修として参加しました。

  • 0口が支援済み
  • お届け予定:2024年11月
支援する

5,000円

<楽しみはこれからも続くコース>2024年9月12日追加!
●公演当日、お客様に配布するパンフレットにお名前を記載いたします。本名の記載をご希望されない場合は、ニックネームでも可能です。
●劇団words of heartsの次回以降の作品(詳細未定)のご招待パスをプレゼント。これからの劇団の活動を随時ご報告いたします。ご都合の良いときにご連絡下されば、どの作品の上演でも構いませんので、ご招待致します(3回までご利用可能。期限なし)

  • 3口が支援済み
  • お届け予定:2024年10月
支援する

5,000円

<読んで楽しむ演劇コース> 2024年9月12日追加!
●公演当日、お客様に配布するパンフレットにお名前)を記載いたします。本名の記載をご希望されない場合は、ニックネームでも可能です。
●「博士と過ごした無駄な毎日」他、劇団オリジナル作品の脚本集をお送りします。劇作家・町田誠也の解説付きです。舞台をご覧になられた方はあのときのあの台詞を思い出しながら、ご覧になれなかった方は文字から得られる想像でお楽しみ頂ければと思います。

  • 0口が支援済み
  • お届け予定:2024年10月
支援する

10,000円

<俳優の声に耳を傾けるコース>2024年9月12日追加!
●公演当日、お客様に配布するパンフレットにお名前を記載いたします。本名の記載をご希望されない場合は、ニックネームでも可能です。
●出演者による有名なポエムや物語の朗読のデータを送ります。俳優の魅力的な声に癒されること間違いなしです。※出演者全員にならない場合がございます。ご了承ください。

  • 0口が支援済み
  • お届け予定:2024年10月
支援する

30,000円

残り5口


<あなただけの短編小説コース> (限定5名)2024年9月12日追加!
●公演当日、お客様に配布するパンフレットにお名前を記載いたします。本名の記載をご希望されない場合は、ニックネームでも可能です。
●作家の町田誠也が、ご支援いただいた方のためだけに、オリジナルの短編小説を書きます。勿論、その方のための作品ですので、他で発表は致しません。自分史、恋愛モノ、SFモノ、どんなジャンルにするかをお話させて頂きながら、ご希望に沿った作品をお届けします。

  • 0口が支援済み
  • お届け予定:2024年10月
支援する

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