札幌琴似工業高等学校の全道予選を勝ち抜いた生徒が、第24回高校生ものづくりコンテスト全国大会(2024年11月9日、10日開催)に出場予定です。
高校生ものづくりコンテストは、工業高校の生徒が技術力や創造力を競う全国大会で、技術力の向上や将来のキャリア形成に繋がる貴重な機会となります。
一方で、大会参加には、材料費や工具の購入、技術者のサポート、視察費用などの負担があり、これらの費用は学校の予算だけではまかないきれず、さらには、多くの工業高校が参加に苦慮している現状もあります。
そこで、未来のものづくり人材を育成し、技術力を向上させるためにも、わが校は、クラウドファンディングに挑戦することにしました。
工業高校の未来の子供たちの為にも、応援をどうぞよろしくお願いいたします。
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※本プロジェクトへのご寄附は、ふるさと納税制度の取扱いとなり、税額控除の対象となります(個人様の場合、寄附金額のうち、2,000円を超える部分について、寄附者の所得に応じた一定の範囲内で所得税と住民税から控除されます。)
※税額控除を受けるには、税務署で確定申告するか、北海道庁にワンストップ特例申請書(ワンストップ特例制度)を提出することが必要です。
※寄附金受領書(確定申告用)やワンストップ特例申請書については、北海道教育委員会からお送りします。
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高校生ものづくりコンテストは、工業高校の生徒が技術力や創造力を競い合う全国規模の大会です。
このコンテストは、技術や工業教育の発展を目的に全国の工業高校生が参加します。
コンテストの競技種目は、主に8つあり、時間制限や厳しいルールのもとで実施されます。
円筒金属を旋盤という機械で加工し加工精度を競う旋盤部門、自動車の故障や、修理の技術を競う自動車整備部門、回路を設計・製作しコンピュータに接続してプログラミングして目的の動作をすることを競う電子回路組み立て部門、配布された材料を課題図に従って原寸図を作成し加工組み立てを行う木材加工部門、そのほか電気工事部門、測量部門、化学分析部門、溶接部門があります。
今年度のものづくりコンテスト旋盤部門課題参考図
今年度電子回路組み立て作業課題(完成)
参加の高校生は、各専門科目の学科の指導のもと、事前に行われる北海道ブロック大会に出場し、勝ち抜いたチームが、全国大会に進出できます。
コンテストの審査は、加工や組立の正確さや完成度を競う技術力、独創的なアイデアやデザインの創造力、実際に使える製品かどうかの実用性、作業のスピードや丁寧さや、安全性も審査基準となっています。
電子回路組み立て作業のプログラミング課題
昨年度電子回路組み立て作業課題(完成)
コンテストでは、最優秀賞、優秀賞、特別賞など優れた作品に対して様々な賞が授与されます。
このコンテストは、参加者にとって技術力や創造力を伸ばす貴重な機会となります。また、将来的に日本のものづくりを支える製造業や技術分野でのキャリアを考えるきっかけにもなります。さらに、学校や地域社会にも技術教育の重要性を再認識させる場となっています。
このように、高校生ものづくりコンテストは、技術や創造力の向上を目指し、工業高校生、日本の製造業にとっても貴重な経験となるイベントです。
写真は、2024月に卒業した、電子機械科の八木さん。二年連続北海道代表で全国大会に出場しました。
2024年に開催された第24回高校生ものづくりコンテストの電子回路組立部門では、宝崎さんが北海道大会で最優秀賞を受賞し、全国大会への出場が決まりました。
なお、電子回路組み立て部門は、琴似工業高校が4年連続全国大会に出場しています。宝崎さんは北海道ブロック大会は緊張してミスもあったので、全国大会ではミスをなくして入賞を目指すと意気込んで練習をしています。昨年度までは旋盤部門も2年連続で全国大会に出場していました。
工業高校では、ものづくりを行っていますが、競技会となると、材料費の工面や先生方の負担もあり、参加に至らないケースが、わが校のみならず、全道の工業高校が抱える課題でもあります。その結果、なかなか技術力の向上が進まないところがあります。
そこで、技術支援の材料費や高価な工具の購入、技術者の派遣等、さらには、全国大会の下級生の視察費など、大会出場にかかる経費をクラウドファンディングで集めて、継続的に大会への出場を目指せるしくみに出来ればと考えています。
ものづくり人材育成のためにもお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。
2024年10月1日 クラウドファンディング開始
2024年10月31日 クラウドファンディング終了
2024年11月9日、10日 第24回高校生ものづくりコンテスト全国大会開催
全国大会視察旅費(1名分) 80,000円
工具・材料費 150,000円
返礼品 50,000円
その他 20,000円
将来的には、北海道の工業高校全てでこの取り組みを行い、予算や技術力の問題を解消し、生徒のものづくりに関する前向きな気持ちを育てられる環境を作りたいと思っています。
5,000円/10,000円/100,000円(限定1口)
お礼メール、生徒の活動報告
札幌琴似工業高等学校は「電子機械科」「電気科」「情報技術科」「環境科学科」の4つに分かれています。それぞれの学科で資格取得に取り組み積極的に励み「創造的な能力と専門的知識を持ち社会に貢献できる人間を育てる」という学校教育目標のもと日々努力してます。
担当者
小田 啓雄
工業科教員では北海道で一人しかいないものづくりマイスター(機械加工)として若年技術者人材育成
琴似工業高等学校で教員として機械加工主に旋盤を指導
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※本プロジェクトへのご寄附は、ふるさと納税制度の取扱いとなり、税額控除の対象となります(個人様の場合、寄附金額のうち、2,000円を超える部分について、寄附者の所得に応じた一定の範囲内で所得税と住民税から控除されます。)
※税額控除を受けるには、税務署で確定申告するか、北海道庁にワンストップ特例申請書(ワンストップ特例制度)を提出することが必要です。
※寄附金受領書(確定申告用)やワンストップ特例申請書については、北海道教育委員会からお送りします。
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