クオリティはそのまま。デイリーコーヒーをもっと身近に！

近年、「スペシャルティコーヒー」という言葉が雑誌やニュース記事でも取り上げられるようになり、高級コーヒーとしての地位を確立しつつあります。
しかし、その説明書きは「グァテマラ アンティグア地区 アゾテア農園 フリーウォッシュト精製 ゲイシャ種」「ブラックカラントを思わせる酸味と牧草のアロマ、ピーチベリーの甘みと濃厚なコク」などといった長々したものであり、一般人から見てフレンドリーな商品であるケースが少ないのが現状です。
さらに一杯あたり700円以上することも多く、物によっては2,000円するケースも珍しくありません。こうした業界としてのムーヴメントは、コーヒーの消費者を「あんな高いコーヒーを飲む意味がわからない」と「インスタントや缶コーヒーなんて泥水だ」という二極させるにいたってしまっているのが現状です。
本来、コーヒーは生活に密接する飲料として、様々な文化を醸造させるとともに、人々の生活の質の向上に寄与する重要な役割を担っているものです。
また近年、帯広市では中心市街地の過疎化が問題となっています。人口の98％が中心市街地の外に居住しており、魅力的な商業施設にも乏しいのが現状です。出張・観光で訪れた人々からも「気軽に立ち寄れるカフェがなくて不便」という声が聞こえてきます。
そこでロースタリーが中心市街地に出店することで、そういったニーズに応えることができ、加えて、東京都清澄白河で事例があるように、他のコーヒー屋の活性化を狙うことができます。

帯広発！新たなコーヒー文化を発信！

ロースタリー機能を備えるコーヒー屋を、「yoshiyuki」店舗の正面に立ち上げます。フードペアリングを重視して開発した「yoshiyuki coffee」を、自家焙煎によって鮮度の良い=香味の特徴が正確にわかりやすい状態で提供し、併せてそれに合う軽食をyoshiyukiで調理してロースタリーで提供します。

また、繰り返し使用可能なカップ（タンブラー）による飲み放題の定額サービス(サブスクリプション)を展開。さらに、早朝から営業してモーニングサービスを提供し、出勤・出発前などの需要にも応えます。これらの事業内容により「十勝ならではのフードペアリング」「テイクアウトコーヒー」「モーニング」という様々なコーヒー文化の創出・醸造を図ります。

知識が無くても安心！コーヒーのフレーバーにはわかりやすい説明を

Greenfive Coffeeとyoshiyukiがコラボして開発する「yoshiyuki coffee」は、チョコや麦、エビやトマトといった食材に合わせた香味をもち、現在7銘柄をラインナップ、今後も拡充予定です。
日常的な食材に合わせたコーヒーならば、コーヒーに詳しくない方々に対しても香味を容易にイメージしていただけます。
また開発にあたってはコーヒーの科学的な知見に基づいているため、スペシャルティコーヒー派をも唸らせる英知の結晶としてアピールします。そうしたコーヒーを提供する場を生み出すことで、全てのコーヒー消費者が交流できる空間としての役割を果たし、豊かなコーヒー文化の醸造が成されると考えています。

スケジュール

2021年7月16日　クラウドファンディングスタート
2021年8月26日　クラウドファンディング終了
9月1日　プレオープン（予定）
プロジェクトの入金次第、予定する全ての機材を揃え、10月までに本オープンを達成する目標。

支援金の用途

物件契約費　400,000円
運転資金　　600,000円
広告宣伝費　200,000円
初回在庫仕入費用150,000円
クラウドファンディング手数料　150,000円　合計150万円

プロジェクトの展望

帯広市の中心市街地にロースタリーを立ち上げ、新たなコーヒー文化を醸造したいと考えております。帯広市では、プロジェクト概要に記載した通りコーヒー好きの二極化が起こりつつあり、「コンビニコーヒー派」と「スペシャルティコーヒー派」の溝が深まりつつあります。特に、多数を占める「コンビニコーヒー派」からは上質なコーヒーの存在価値が疑われることも多く、大手チェーン店が台頭し、地域のコーヒー屋が衰退しつつあります。そこで本プロジェクトのコーヒーを通じて、十勝の食と密接した新しいコーヒー文化を醸成し、地域のコーヒー事業者が全体で活性化するようにしたいと願っております。
また、提供する軽食は、ミシュラン掲載シェフによる、既存の軽食の概念を覆すレベルのものです。コーヒー屋やカフェの軽食といえば、トーストやサンドイッチ、ホットケーキといったシンプルかつ最低限のものであることがほとんどですが、本プロジェクトの軽食は原材料から提供方法、味わい、ビジュアルに至るまで、他とは一線を画すものになります。十勝は日本の食料基地といわれるほどに豊富な食材が強みですが、熟達した技術をもつ料理人は東京などの都会に離れてしまい、また熟達したシェフの飲食店は都会と遜色ないレベルで高価なため、上質な食と調理の掛け算を手軽に楽しむことは難しいのが現状です。本プロジェクトでは軽食を500円程度で提供する予定で、そのモデルが他店にも波及するようにしたいと考えています。

リターン

3,000円
コーヒー飲み放題+20g豆袋買い放題のサブスクリプションが初月無料（通常5,000円）

8,000円
7銘柄ボトルセット（通常10,000円）

10,000円
コーヒー豆100g3銘柄の定期便　半年コース（通常12,000円）

15,000円
コーヒーウェビナー全10回（1回30分）（通常20,000円）

15,000円
ミシュラン掲載レストランyoshiyukiシェフの元でスタジエール

【2021年8月20日追加】
15,000円
「yoshiyuki」厳選食材で作られたジャムと、yoshiyuki coffeeのセットです！
程よい甘みと上質な酸味が特徴のベリージャム、また貴重な十勝産山栗を贅沢に使用したマロンジャムを、それぞれぴったりなペアリングのコーヒー豆とともにお届けいたします。
ワンランク上のコーヒータイムを過ごしたい方はもちろん、贈答用としてもぜひどうぞ！
※コーヒー豆は各100g、ジャムは各130g入です。

20,000円
yoshiyuki→ロースタリー満喫ディナーペアチケット（25,000〜30,000円相当）

【2021年7月21日追加】
50,000円
「yoshiyuki」のディナー、そしてロースタリーでのコーヒータイムを、貸切でお楽しみいただけるお得な招待券です！ファミリーでの特別な時間にぜひご利用ください！
※ご来店の3日前までに予約をお願いいたします。
※最大5名様までのご利用が可能です。

100,000円（限定10口！）
ロースタリーの全てのコーヒーを1日2杯まで、永年でお召し上がりいただけるお得なメンバーシップです！上質なコーヒーを、VIP待遇でぜひご堪能ください！
※コーヒーは、サイズ、銘柄を不問でお召し上がりいただけます。
※メンバーシップの譲渡はできません。

応募者プロフィール

鈴木孝直。
1991年、滋賀県長浜市木之本町出身。2010年4月に帯広畜産大学へ進学し、2016年3月に同大学・大学院修士課程を修了。修士論文で「コーヒー文化によって日本の消費者にもたらされる生活の質への付加価値の検討」をテーマに研究し、食文化の側面からコーヒーを専攻する。2016年4月には株式会社ミカフェート（東京都港区）に入社、工場長としてコーヒー豆の製造と品質管理に携わる。その後、退社して2020年1月に、北海道帯広市で自家焙煎コーヒー豆の製造・販売を行う「GreenFive Coffee」を開業する。飲食店やサービス業、販売店を対象とした卸販売と、一般消費者向けの小売販売、またオンライン・オフラインでのコーヒーセミナーを開催するなどのコンサルタント業を行い、豆販売や知見の提供によるコーヒー文化の啓蒙に励む。
noteにてブログ執筆：https://note.com/greenfive_coffee
YouTubeにてコーヒーに関する実験などを公開：https://www.youtube.com/channel/UCY9PwFsWdqEyFyo4jUM_PKg
2021年5月には電子版で著書も出版

帯広でコーヒー文化を広めたい理由

本事業においてはロースタリーという業態のコーヒー屋を運営するが、そもそもコーヒー屋は全国的に文化の変遷があります。日本においてコーヒー生豆の輸入が自由化されたのは1960年ですが、1980年まで所謂喫茶店の数が伸び続ける「1stウェーブ」が起こりました。その後、1980年に「ドトールコーヒー」が開店して以降、コーヒーのレベルはそこそこにセルフサービス形式でスピーディに提供されるカフェが増え、「2ndウェーブ」が起こりました。
ただ、「1stウェーブ」「2ndウェーブ」ともに人々のコーヒーに対する価値観は「量」に向けられていて、量から質へ転換されたのが、2003年にSCAJ（日本スペシャルティコーヒー協会）が設立されて以降、発達した「3rdウェーブ」でした。「3rdウェーブ」では、自家焙煎であること、また使用するコーヒー豆の透明性が高いこと（産地はどこか、品種はなにか、収穫はいつか、など）が重要視されており、高いレベルのコーヒーが正当かつ手軽に購入できることが重要なのです。
しかし、帯広市の中心市街地には「1stウェーブ」のコーヒー屋が7店舗あるのに対し、「2ndウェーブ」のコーヒー屋は1店舗、「3rdウェーブ」のコーヒー屋にいたっては0店舗。日本における「3rdウェーブ」の旗手「ブルーボトルコーヒー」が上陸した東京都江東区清澄周辺では、帯広中心市街地と同等規模でみても1st：2nd：3rd＝2：0：4と、「3rdウェーブ」のコーヒー屋が割合多く存在している。そのため中心市街地のコーヒー文化は現代化から遅れており、東京をはじめとする観光客からみても魅力的ではないのが現状なのです。