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 筑後川水問題研究会とくるめ革新懇話会が、NPOフードバンク北九州『ライフアゲイン』の原田昌樹理事長を講師に迎え2014年と2015年の2年連続フードバンク講演会をきっかけに、市民ボランティアに「筑後地方にもフードバンクが欲しい、つくりたい」気運が起こりました。しかし、いざ設立となると、先行する福岡県下の3フードバンク(北九州、福岡、ふくおか筑紫)がまず倉庫の確保に苦労している実情を見聞きして二の足を踏んでおりました。現代表の浦川は昨年末、母親からの遺産相続を次世代に投資することに決め、久留米市城島町に約150坪の中古倉庫兼事務所を購入しました。任意団体「フードバンクくるめ」は福岡県で第4番目、県南初のフードバンクとして、25名の参加でこの4月29日に設立総会を経て発足しました。まず、食品寄贈企業の開拓をしながら、子ども食堂への食品提供を皮切りに、福祉施設など支援先を広げ、最終的には個々の生活困窮家庭へ定期的な食品支援を目標にしています。当フードバンクは行政とも連携を取り合い活動を進めると共に、農業地帯を背景に米や農産物を供給することで、福岡県が主導して食品を合理的に分配する県下のフードバンク連携システムに参加します。そして、長期的な活動が対外的な信用度アップと倉庫や車などの不動産所有が可能になる来年4月にNPO法人化をめざしています。

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