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おおば比呂司の没後30年を記念して、さまざまなかたちに残し後世に刻みたい!

昭和30年代から50年代にかけて漫画といえば「一コマ漫画」が主流でした。この「一コマ漫画」で多くの国民に愛された漫画家の一人が「おおば比呂司」です。彼の描く絵は、週刊誌や本の挿絵をはじめ、全日空の機内誌「翼の王国」表紙絵、日程表の表紙、お菓子などの商品パッケ-ジ、テレビCMなど多くの分野で起用され当時の国民で「おおば比呂司」の名前を知らない人はほとんどいなかったと言ってもいいほどです。なぜ、これほどまでに人気が高かったのでしょうか?彼が好んで描いた飛行機や食べ物、人物画からはほのぼのとした温かさがにじみ出ていて、見る人の心を和ませるという不思議な力を持っていました。そして、それを描くおおば自身もユ-モアたっぷりの性格で、多くの人から愛される存在だったからです。「おおば比呂司」という一人の人間をはぐくみ、作品の原点ともなったのは北海道の大自然でした。北海道のおおらかさを絵に表し続けた「おおば比呂司」の没後30周年を迎える今年、それを記念した展示会の開催や、おおば作品の絵本製作と同時に記念グッズをつくるプロジェクトを立ち上げます。