おおば比呂司の没後30年を記念して、さまざまなかたちに残し後世に刻みたい!

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プロジェクトイメージ
すでに集まった金額

2,326,000

目標金額
2,000,000円
116%
現在の応援人数

29

延べ40
募集終了まで残り

終了

2018/08/01 00:00に終了

昭和30年代から50年代にかけて漫画といえば「一コマ漫画」が主流でした。この「一コマ漫画」で多くの国民に愛された漫画家の一人が「おおば比呂司」です。彼の描く絵は、週刊誌や本の挿絵をはじめ、全日空の機内誌「翼の王国」表紙絵、日程表の表紙、お菓子などの商品パッケ-ジ、テレビCMなど多くの分野で起用され当時の国民で「おおば比呂司」の名前を知らない人はほとんどいなかったと言ってもいいほどです。なぜ、これほどまでに人気が高かったのでしょうか?彼が好んで描いた飛行機や食べ物、人物画からはほのぼのとした温かさがにじみ出ていて、見る人の心を和ませるという不思議な力を持っていました。そして、それを描くおおば自身もユ-モアたっぷりの性格で、多くの人から愛される存在だったからです。「おおば比呂司」という一人の人間をはぐくみ、作品の原点ともなったのは北海道の大自然でした。北海道のおおらかさを絵に表し続けた「おおば比呂司」の没後30周年を迎える今年、それを記念した展示会の開催や、おおば作品の絵本製作と同時に記念グッズをつくるプロジェクトを立ち上げます。

おおば比呂司とは


おおば比呂司(本名 大場博司)は1921(大正10)年、札幌の料理屋の次男として生まれました。幼少時は内気でおとなしい性格でしたが、絵の才能はずば抜けていました。オリジナル漫画を描いてはクラスの人気を集めていたのです。これが後の原点になったのは言うまでもありません。
戦争を経て、北海道新聞社図案課(現デザイン課)に入社。そこでカット絵や挿絵描きに明け暮れました。スピードと新鮮さを求められる新聞社。おおばのアイデアの卓抜さと早描きは周囲から“輪転機”と称されるほどでした。
忙しい日々の中、漫画家としても活動し始めます。1951(昭和26)年と1956(昭和31)年には登竜門である二科展漫画部に入選。プロの道が拓けました。
1958(昭和33)年北海道新聞社を退職してフリーに転身。とうとう一念発起して上京します。当時の週刊誌・漫画ブームも重なり、やなせたかしや手塚治虫、石ノ森章太郎、藤子不二雄など、名だたる漫画家たちと並び、瞬く間に時代の寵児となったのです。特に、独特のタッチとユーモアあふれる作風が大衆に好まれました。プロとして成功後は精力的に作品を発表します。

《代表的な著作本紹介》
・絵本「サケの旅」
・「にっぽんのヒコー記」
・「風に吹かれてヨーロッパ」
・「味覚停車」
・「割りばしの旅」等
 
絵本「サケの旅」より

「にっぽんのヒコー記」より

さるとおじぞうさまより

1960(昭和36)年からはテレビにも登場。当時人気のあった深夜番組で漫画同様のユーモアとサービス精神を発揮。それがお茶の間に受け、司会者をしのぐほどの人気者になりました。幼少時おとなしい性格であったのがうそのようです。
しかし、東京で活躍しながらも故郷 北海道への思いは強く、1972(昭和47)年からは北海道全世帯に配布される季刊誌「広報ほっかいどう」の表紙絵も手がけ、それは12年間も続きました。北海道が題材のその作品は50点にも上り、絵から北の大地で育まれたおおらかで人情味あふれる優しい人柄を感じ取ることができます。

「広報さっぽろ」より

1982(昭和57)年、還暦を機に充電を兼ね、同じく画家である長男伸之が留学先に選んだオランダ アムステルダムに妻と共に移住。風車や運河、そして憧れのゴッホのオマージュ作品を次々と発表し、帰国してわずか二年後の1988(昭和63)年8月、突如この世を去りました。

《オランダにまつわる作品集紹介》
・「絵筆の旅 アルルのゴッホ」
・「絵筆の旅 ヴァンゴッホの蜃気楼」
・「オランダ繪本」
・「オランダからの色エンピツ」
・「味のある旅ヨーロッパ」

「味のある旅ヨーロッパ」より

おおば比呂司と旅と食

「旅と食べること」が大好きだったおおばは、旅先の風景や人々の暮らしなどを描いた旅行記を発表しています(「味のある旅」シリーズ)。自身が食したメニューを細かくスケッチしたイラストは、思わず垂涎しそうなほど。それは毎年販売される“日めくりカレンダー”でも楽しむことができます。
それらの縁もあり、日本各地の名産品のパッケージ・包装紙も多く手がけました。よく知らせているのが“わかさいも本舗「わかさいも」”です。おおばをご存じでなくとも、北海道に住んでいるみなさんなら一度はそれを目にしたことがあるのではないでしょうか?
旅行記だけでなく、オランダ生活の様子を描いた「おらんだサンデー通信」を北海道新聞日曜版に連載。当時のオランダの風習、食文化、街並みをユーモラスに紹介し、北海道民を楽しませました。

「おらんだサンデー通信」より

移住わずか一年で老舗ホテル「ヒルトン・アムステルダム」で一か月を超す個展も開き、好評を博しました。日本人の描いたオランダの絵がオランダ人の心に響いたのでしょう、当時ギャラリー始まって以来の大入りだったといいます。
おおばは無類の飛行機ファンでもありました。それは1942(昭和17)年の徴兵で陸軍に入隊し、なかでも一番華があって男子なら誰もが憧れる航空隊に配属されたことが影響しています。この時の貴重な体験が、後に発表された20点の飛行機作品のほか、全日空機内誌「翼の王国」や同社タイムテーブルの挿絵も手がることになったのです。

「翼の王国」より

手がけた商品の一例(画像掲載)
○ 洞爺湖 / わかさいも本舗「わかさいも
○ 札幌 / 福山醸造「トモエ味噌
○ 岩手 / 巖手屋(小松製菓)「南部せんべい」他チョコレート
○ 仙台 / かまぼこの鐘崎「笹かまぼこ
○ 京都/美十「おたべ
○ 静岡 / ホテイフーズ「やきとり缶詰

おおば比呂司に出会える場所

1994(平成6)年、300点あまりの作品が遺族から札幌市に寄贈されたことがきっかけで、大通公園の最終地点、西13丁目の札幌市資料館内に※「おおば比呂司記念室」が誕生しました。開館から24年、いまも世代や国籍を問わず多くの方が訪れています。
それほど広くありませんが、数ある作品の中から幅広いジャンルで約50~60点ほどを展示。当時のアトリエを忠実に再現したコーナーもあります。また各国を巡った際に使用していたスケッチブック、リュックサック、趣味で集めた飛行機模型やコーヒーカップなども常時展示しており、それはまるで、今もおおばがすぐそこにいるようです。
パッケージを手がけた企業からの寄贈もあり、少しずつですが所蔵数も増えています。
売店も設置されており、ポストカード・図録・小松製菓さんの南部せんべいなどをご購入いただけます。作品のほとんどがポストカード化されておりますので、いつでもどこでもおおばの作品を楽しむことができます。

【おおば比呂司記念室】
〒060-0042 札幌市中央区大通西13丁目札幌市資料館内  電話011-272-1367
開館時間/9時~19時(入室は18時40分まで)
休館日 /月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館無料


おおば比呂司没後30年にちなんで4つのプロジェクトを予定しています。

今年は北海道札幌市出身の漫画家・画家、おおば比呂司の没後30年です。
併せて北海道命名150年でもある節目の今年、“北海道150年事業”プロジェクトが始動。記念セレモニーやイベントが催されるだけでなく、協賛するあらゆる企業・団体がその企画力やノウハウを駆使し、オリジナル商品を発表します。
当団体もそれに参加し、『おおば比呂司 癒しの世界展~こよなく愛した北海道へのメッセージ~』を8月~9月に札幌市資料館・札幌三越・北海道庁赤れんが庁舎・ホテルオークラ札幌で開催いたします。そこで貴重な原画、パネル、いまとなっては新本では手に入らない絵本や著作本をみなさまにご披露いたします。
同時に、没後30年記念グッズ製作・全国に点在する作品収集・専用ホームページの立ち上げをすることになりました。これにより、もっともっと若い方々に広くおおば比呂司を知っていただきたいのです。また、展示会の目玉として未発表絵本も出版いたします。北海道を舞台に小さなアイヌの男の子が活躍する物語です。次の50年に向け、これを未来の子どもたちへのメッセージにすべく、おおばの思いと共に世に送り出すことを決めました。ファンならずとも、必ず幸せな気持ちになっていただける展示会にいたします。みなさま、成功のためぜひ応援してください!

プロジェクト①

おおば比呂司 癒しの世界展~こよなく愛した北海道へのメッセージ~

下記の開催場所と日程で展示会を予定しています。

=開催要領=
札幌市資料館(1F,2F)  : 8/14-9/9
北海道庁赤れんが庁舎 2階特設ギャラリー : 8/14-9/9
札幌三越 9階ギャラリー : 8/14-8/27 ※8/28以降は、札幌三越ギャラリー担当者にお問い合わせ下さい。
▶上記の3会場(いずれも入場無料)+ホテルオークラ札幌でスタンプラリーを実施、スタンプを3つ以上集めた方に素敵なプレゼントをご用意しています!

プロジェクト②
北海道150年記念スペシャル 没後30年記念おおば比呂司「味のある旅」~ホテルオークラ札幌の味で再現~

ホテルオークラ札幌 1階レストラン「コンチネンタル」 地下1階 中華料理「桃花林」 きょうど料理亭「杉ノ目」 : 8/1-8/31

プロジェクト③
絵本(「セクッペと下駄」)製作

未発表の絵本の制作を実施します。

謎の多い未発表絵本『セクッペと下駄』


「セクッペと下駄」はアイヌ民族のちいさな男の子が珍騒動を巻き起こすお話です(セクッペとはアイヌ語で“ぽっちゃりとしたかわいい男の子”)。

倭人(和人)の大人が履く下駄がどうしてもほしくなったセクッペ。そこで、裏山に生えている白樺から器用な手でシュッシュッと下駄を作ってしまいます。大満足のセクッペ。さて、それからどうなったでしょうか・・・物語に登場する威厳あるアイヌ長老やお共のかわいいウサギ、大地に湧き出る温泉がいかにも北海道らしく、なによりも野山を駆け回るセクッペのくるくると変わる表情や大きな瞳が表情豊かに描かれています。笑ったり泣いたり怒ったり、おおばが感情を込めて描いた様子が目に浮かぶようです。
実はこの作品、いつ描かれたのか、どうやってセクッペが誕生したのかなど、当時のエピソードがまったくわかっていません。昔から子どもが大好きで、子どもたちを集めてはオリジナルの童話や紙芝居を読み聞かせていたおおばが、“北海道らしい民話(昔話)”を読み聞かせたいと思い立ち、身近なアイヌのひとたちを題材にして作られたのではないかと言われています。
そんな作品をなぜ発表しなかったのか?描いているうちにセクッペに愛着がわき、大切に手元に置いておきたかったのかもしれません。それだけ北海道と子どもが好きだったのです。
謎が多いため、関係者の間で「プロ転身前に絵本コンクールに応募しようとして間に合わなかった、落選した」「誰かがおおばを真似て描いた」という話も飛び出しました。本人の作品で間違いないことはわかっています。文字の誤りや補足箇所を時代考証などアイヌ協会(阿部副会長)他学識者の皆さまのご指導をいただきながらあえて未完成風に仕上げました。
セクッペがこれからの北海道を担う次世代のかわいい子どもたちと重なります。おおばが愛したセクッペにぜひ会ってください。そして我々も北海道の文化を未来につなげましょう!

= 出版スケジュール予定 =
2018年 6月下旬 最終校正
2018年 6月下旬 印刷
2018年 7月上旬 印刷製本
2018年 8月上旬 販売予定

プロジェクト④
記念グッズの制作

オリジナルの記念グッズ制作として、没後30年記念マグカップ・記念クリアファイル・記念マルチメモパット・モバイルスピーカー他を予定しています。

リターン品

ご支援頂いた金額に応じて、下記の返礼を予定しています。

1,000円

お礼のメール

3,000円

お礼のメール+30年記念メモパッド(1冊)

5,000円

お礼のメール+おおば比呂司絵本「セクッペと下駄」1冊

10,000円

お礼のメール+おおば比呂司絵本「セクッペと下駄」1冊+30年記念マグカップ(1個)
マグカップサイズ:約80×92ミリ 色:ホワイト

※写真はイメージになります。マグカップにオリジナルロゴが入ります。

30,000円

お礼のメール+おおば比呂司絵本「セクッペと下駄」1冊+モバイルスピーカー(1個)
スピーカーサイズ:約100×50×70ミリ 色:ブラウンのみ


※写真はイメージになります。

50,000円(数量限定)

お礼のメール+おおば比呂司絵本「セクッペと下駄」1冊+限定オリジナル版画(3種類)1点

オリジナル版画の絵スタンプのものになります。内容は、下記の3種類になります。各10枚限りの限定モノです。
・コントレール(1983年) サイズ:25.5×27.5cm アクリル
・大航海   (1985年)   サイズ:27.0×28.5cm   アクリル
・ホールンの塔(1987年)   サイズ:27.0×27.5cm   アクリル
※この3種類の中から、1点を差し上げます。選定はこちらにお任せ頂きます。

コントレール(1983年)


大航海(1985年)


ホールンの塔(1987年)

100,000円(数量限定)

お礼のメール+おおば比呂司絵本「セクッペと下駄」1冊+限定オリジナル版画(2種類)1点
オリジナル版画になります。内容は、下記の2種類になります。各5枚限りの限定モノです。
※この2種類の中から、1点を差し上げます。選定はこちらにお任せ頂きます。

赤富士


アーミーエアサービス(飛行機)

300,000円(数量限定)

残り5口

お礼のメール+おおば比呂司絵本「セクッペと下駄」1冊+オリジナル原稿原画(1枚)おおば比呂志の透かし画入り
世界に1枚しかないオリジナルの原稿原画になります。内容は、5種類になり下記は、その1枚です。さらに、おおば比呂志本人の透かし画入りの限定モノです。
※5種類の中から、1点を差し上げます。選定はこちらにお任せ頂きます。

P-2J NEPTUNE

一般社団法人おおば比呂司ア-トコレクションとは


写真左から、故おおば比呂司氏の長男(伸之)と三島 敬子

設立:2018年2月1日
法人番号:4300-05-013316
所在地:北海道札幌市中央区南1条西5丁目17-2
代表者:三島 敬子(みしま けいこ)社員数:8名(平成30年5月1日現在)
目的:画家・漫画家の「おおば比呂司」の作品を広く世の中に伝える

事業概要: 
① おおば比呂司作品の著作権管理
② おおば比呂司の記念事業の企画・運営
③ おおば比呂司の作品・グッズの企画、販売
④ おおば比呂司作品の広報広聴

主催者のコメント

今回のプロジェクトは長男 大場伸之氏の全面協力で立上げることが出来ました。
また生前、「おおば比呂司」のビジネスパ-トナ-として長年二人三脚で活動してきた当代表の三島敬子がプジェクトの企画段階から関係団体や協力企業、自治体等に精力的に働きかけた結果でもあります。
また、漫画家・画家として生涯にわたりすばらしい作品を描き続けた「おおば比呂司」の生き方そのものを作品を通じて感じていただけたらと事務局一同願っております。

プロジェクトメンバー
続きを見る

支援金額とリターン

1,000円

お礼のメール

  • 3口が支援済み
  • お届け予定:2018年09月
受付終了

3,000円

お礼のメール+30年記念メモパッド(1冊)

  • 6口が支援済み
  • お届け予定:2018年10月
受付終了

5,000円

お礼のメール+おおば比呂司絵本「セクッペと下駄」1冊

  • 11口が支援済み
  • お届け予定:2018年10月
受付終了

10,000円

お礼のメール+おおば比呂司絵本「セクッペと下駄」1冊+30年記念マグカップ(1個)

  • 7口が支援済み
  • お届け予定:2018年10月
受付終了

30,000円

お礼のメール+おおば比呂司絵本「セクッペと下駄」1冊+モバイルスピーカー(1個)

  • 1口が支援済み
  • お届け予定:2018年10月
受付終了

50,000円

残り29口

【数量限定】
お礼のメール+おおば比呂司絵本「セクッペと下駄」1冊+オリジナル版画(1枚)
※3種類のうち1種類をお送りします。絵の選択はこちらにお任せください。

  • 1口が支援済み
  • お届け予定:2018年10月
受付終了

100,000円

残り4口

【数量限定】
お礼のメール+おおば比呂司絵本「セクッペと下駄」1冊+オリジナル版画(1枚)
※2種類のうち1種類をお送りします。絵の選択はこちらにお任せください。

  • 6口が支援済み
  • お届け予定:2018年10月
受付終了

300,000円

残り0口

【数量限定】
お礼のメール+おおば比呂司絵本「セクッペと下駄」1冊+オリジナル原稿原画(1枚)おおば比呂志の透かし画入り
※5種類のうち1種類をお送りします。絵の選択はこちらにお任せください。

  • 5口が支援済み
  • お届け予定:2018年10月
受付終了

EZOポイントで支援

100 EZOポイント

受付終了