2017年7月末からの約1週間、被災地の子供たちを富良野に招いて子供たちを元気づける富良野子ども保養キャンプを企画しています。この時期の富良野は、保養には最高の気温とロケーションで、さらに富良野一大イベントのへそ祭りもあり、子供たちには大自然と市民との心の交流で、よい思い出を作ってもらいたいと思っています。どうか、皆様のお力をお貸しください!
今夏の富良野子ども保養キャンプの計画は、ふらのチャリティウォーク会長のこの一言から始まりました。2年前から他の保養団体の支援はしてきたものの、自分達で開催する自信はなかったのですが、今夏は一歩前に踏み出すことにしました。昨年のカンパ先である旭川のグループ「しまふくろう」さんが保養のためのアパート提供を実現させたことや、支援してきた団体の方々がそれぞれに民間で頑張っていらっしゃることにも勇気をもらいました。(*以下、ふらのチャリティウォークを略してふらチャリと記載。)
ふらチャリ会長 唯我独尊 宮田さん
私達「ふらのチャリティウォーク」とは、自然が大好きな富良野の有志の市民の集まって、イベントの開催ごとにカンパを募り、富良野の自然に学びながら歩くことを目的としている団体です。具体的には、散歩したり、虫を捕まえたり、野菜を育てたり山菜をとったり、身の回りの自然を楽しむ暮し、身のまわりの自然から学ぶことはふらチャリの柱の一つとなっています。一度失われたらお金ではとり戻せない暮しを大切に守るために市民が手を繋ぐことを大切にしています。メンバーは、自然が大好きなことが唯一の共通点の、生まれも育ちも様々で、シニアから30代まで年齢も様々、カレー屋のマスター、東京から移住した元会社員、子育て卒業した主婦、獣医さん、子育て真っ最中のママ、作曲家、自然学校経営者、森林インストラクターなど職業も様々です。子どもがのびのび遊べない環境があるとすればそれは大人の責任、できることをしたいと知恵をしぼってプロジェクトを立ち上げました。
チャリティコンサートを全国で開催している土田英順さんの歓迎パーティにて (ゲスト参加の方もご一緒に)
ふらチャリは、富良野の「暮しステーション」のご協力で開いていた市民の勉強会「3.11に学ぶ会@富良野」から誕生しました。当時、市民が集まって被災地の実態や放射能について学ぶ中で何かできることはないかと模索し、中標津の夢の森公園で先例があったチャリティウォークを富良野でもやってみることになったのがきっかけです。
富良野に移住したメンバーが、東京の保養団体「福島こども保養プロジェクト@練馬」で2011年から毎年夏に行われている保養キャンプにボランティア参加をして、たとえ短期でも心身のリフレッシュに効果があることを実感していたことも、今回の開催の参考となりました。また富良野図書館で南米の民話「ハチドリの一しずく」に出会って、力のない市民は非力ではあるけれど無力ではないと感じ、自分達にも出来る!と自信を持ちました。
昨年、南富良野は大きな台風被害に見舞われました。ふらチャリのカンパも南富良野にという声もあったのですが、ご自身も被災された南富良野在住のふらちゃりメンバーから「自然災害は時間とともに必ず復興する、半減期の長い放射能災害とは区別して考えるべきだ」との意見に襟を正されました。一方で、あの台風被害はだれでも被災者になりうること、そしてどんな災害も爪痕を残し、外面は普通に見えても、まだ傷あとは深く残るのだということを私達に教えてくれました。
昨年企画した、ふらチャリのチラシ
何よりも、子ども達が富良野で笑顔で元気に過ごしてくれることを願っています。短い期間ですが、参加された方が富良野の自然の中で蓄積された疲れやストレスが軽減できればと思います。放射能の問題は長い時間がかかり支援も息の長い活動が必要です。何が起こって、それが今はどうなっているのか、未来のために保養を通じて私たちも学びたいと思います。保養に来られた方から学んだことなど、保養終了後に報告書にまとめて応援していただいた皆様にお送りいたします。
新陳代謝が活発な幼い子ほど放射能の影響を受けやすいということを学びました。ですから、今回の保養キャンプの参加対象者は、放射能の影響が心配される地域の親子を対象にしています。保養というのは、よい環境で過ごすことで、心身をリフレッシュさせることです。チェルノブイリの事故の後各地で行われ、放射能の影響の低減に効果があることが実証されています。東北大震災とそれに続く原発事故は他人事ではなく、なんとかしたいと今まで大好きな自然の中を歩く「チャリティウォーク」で、カンパを集め他の団体の保養活動を支援してきました。そして、この夏、いよいよ富良野で保養キャンプを開催しようと考えています。しかし、今までのカンパは他の団体に寄付してしまったため、今年は0からのスタート、キャンプ費用不足分を応援していただくためクラウドファンディングに挑戦することになりました。プロジェクトが成立したら、その経験を元に次回の保養を計画し持続していきたいです。
期 間:2017年7/26(水)~8/4(金)
対象者:主に福島県内の親子4~5家族(10名程度)
(放射能の影響が心配される地域)
参加費:無料
交 通:福島各地ー仙台 福島交通のチャーターバス
仙台ー苫小牧往復はフェリー
苫小牧ー富良野 スタッフ運転のチャーターバス、自家用車
宿 泊:富良野市内コミュニティセンター(入浴はハイランドふらの)
食 事:皆で一緒に自炊です。食材は準備します。
内 容:基本は自由行動です。
( 希望者には、へそ祭り見学、パン作り体験、森の幼稚園との交流、金山湖遠足、
などオプションあり)
富良野市内の地区コミュニティセンターが宿泊場所です。宿泊地は空知川の川沿いにあり、徒歩圏内に富良野駅、図書館、市役所、公園、病院、フラノマルシェなどがあります。富良野市はへその町とも呼ばれ、北海道のほぼ中心に位置し、大雪山系、夕張山系に囲まれた風光明媚な盆地、ラベンダーや倉本聡氏のドラマ「北の国から」の舞台としても知られています。年に一度のへそ祭り開催時期でもあり、へそ踊りパレードも見られます。(飛び入り可です。)
富良野へそ祭りのキャラクター
宿泊場所となる、富良野市内の地区コミュニティセンター 外観
今回の保養キャンプの実施を決定してから、3回のチャリティコンサートの開催や、チェロ奏者土田英順さんが代表の「じいたん子ども基金」からのご支援で35万円が集まりました。ご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
チェルノブイリの事故の後、現在に至るまでウクライナ、ロシア、ベラルーシの三国では次世代の健康を守るため国家予算で保養が行われています。専門家が被災者の心身の状態を検査し体の状態にあった国の保養施設に送り、約一カ月の保養の効果も確かめられています。日本でも各地で200以上の団体が保養を行っていますが、その多くが民間ボランティアにより運営され、資金もカンパに頼る現状です。ふらちゃりも、カレーパーティ、チャリティコンサート、そしてチェロ奏者 土田英順さんの「じいたん子ども基金」など、皆様からのカンパをいただき35万円は集まりました。しかし、あと25万円足りません。
何と言っても交通費が問題です。福島からのバスチャーター代は「じいたん子ども基金」からのご支援で賄えることになりました。主にフェリーと苫小牧送迎往復の交通費を助けていただければありがたいです。放射能の高い地域で生活している方々の中には、毎年長期休みの度にお子さんを保養に出す方もおり、「保養貧乏」という言葉もあるそうです。避難指示は次々解除になり、この3月で自主避難者とよばれる避難区域外避難者への住宅保障も打ち切りとなりました。経済的に余裕がないご家庭も保養に参加できるように皆で支援できればと思います。
宿泊費 :21,000円
光熱費 :5,000円
入 浴 :35,000円(大人500円×5、子ども250円×10、各7泊分)
ふとん :21,000円(300円×10人×7泊)
食 費 :140,000円(1日2,000円×10人×7泊)
フェリー :187,000円 (大人11,000円×6人×往復(付き添いスタッフ1名)、
子ども5,500円×5人×往復
*大人と同伴の未就学児1名は無料と計算しています。)
バ ス :146,640円(福島から仙台港まで往復 福島交通小型バスをチャーター)
*チャーターバス代は「じいたん子ども基金」(代表土田英順さん)よりご支援いただきました。
送迎車 :50,000 円 (苫小牧から富良野まで往復送迎のガソリン代、高速代、レンタカー費用。スタッフが運転、自家用車及びレンタカー使用 )
保 険 :5,000円
合 計 :610,640円
うち自己資金は35万円、クラウドファンディングにて募集する金額は、25万円 となります。
・応援いただいた皆様にお礼のお手紙と保養の報告書をお送りします。
・秋に予定しているふらのチャリティウォークに無料でご参加ください。
・富良野の自然を代表して、エゾリス絵葉書(奥山久江さん撮影)を報告書に同封いたします。
メール添付のみをご希望の方はお知らせください。
子どもの笑顔は未来の希望です。次世代の子ども達には無限の可能性があります。富良野でも福島でも関東でも子ども達は今の大人よりもっと幸せに健やかに過ごしてほしい、そして子ども達には自然を壊すのではなく自然と共に生きる大人になってほしい、それが私たちの目標です。富良野での保養キャンプはそのためのささやかな第一歩です。今は短期の保養しかできない私たちですが、1ヵ所1週間の短期の保養でも4ヵ所つなげれば1ヵ月になります。北海道の各地で行われている保養キャンプと手をつないで継続的な長期保養の可能性を模索したいと思います。
私達は自然が大好きな富良野の有志の集まりです。正式名称は、ふらのチャリティーウォーク実行委員会、2015年7月に結成されました。会長は宮田 均、副会長 吉田寛丸、顧問 南部栄一 会計目黒敏子 事務局 吉田うらら、森の幼稚園のママ達や、作曲家の島先生もアドバイザーになってくださっています。 チャリティウォークとは歩くことを通してカンパをつのり支援する試み、中標津の夢の森公園で震災後年2回行われているチャリティウォークに学んで始まりました。2015年と2016年秋にふらのワイン工場のご協力を得てぶどうが丘公園で行い、20以上の団体や企業からご協賛いただき3つの団体の保養を応援することができました。そして今夏はいよいよ保養にも挑戦することになりました。
プロジェクトが成功しました!
2017/05/19に募集を開始しました。
2017/07/21 00:00:00に支援募集を終了します。
目標金額に達しない場合もプロジェクトは成立し、支援金額が引き落とされ、リターンも履行されます。