2008年から制作し続けて46集まで完成！

私は、これまで豆本サイズの写真集である「爪句集シリーズ」を出版してきました。2008年出版の第1集から始まり、2021年2月には第46集を数えるまでになっています。

爪句46集「今日の一枚-2020」

これらの爪句集に採録された写真の中には、単に被写体にカメラを向けてシャッターを切るだけでなく、幾枚も撮影した写真をパノラマ写真に合成して、印刷されたQRコードをスマホやタブレットで読み込む事により、インターネットを介して全球パノラマ写真が見られるものにしています。私のブログ「秘境100選ver2」をアクセスする事で、ネットを介してほぼ日替わりで見る事ができます。
　これまで出版してきた爪句集は豆本タイプの写真集ともいえます。写真のサイズは小さくとも、写真に添えて印刷されたQRコードでパノラマ写真を展開すれば、インターネットを介して全視野の大きな写真集になります。
なお、これまでクラウドファンディングを利用して、全球パノラマ写真の「2019年北海道の絶景空撮全球パノラマカレンダー」、「2020年北海道の絶景空撮全球パノラマカレンダー」、「2021年空から見る北海道のパノラマ景観カレンダー」の出版プロジェクトを企画・実施し、成功させています。

花や野鳥に特化した爪句集はこれまで8巻を発行、そして今回9巻目の制作に！

花の爪句集は、これまでにも第7集「爪句＠花の四季」（2010）、第13集「爪句＠札幌花散歩」（2011）、第18集「爪句＠今日の花」（2012）、野鳥の爪句集は第19集「札幌の野鳥」（2012）、第32集「爪句＠日替わり野鳥」（2017）、第43集「爪句＠365日の鳥果」（2020）と出版してきており、本爪句シリーズを構成しています。

今回のクラウドファンディングで出版予定の爪句集は、第47集「爪句＠天空の花と鳥」で、実行者のブログ「秘境100選ver2」に毎日投稿した2020年～2021年の日々の空撮パノラマ写真の天空部分に別撮りの花や野鳥を貼り込んだ記事を抜き出して編集したものです。出版予定の爪句集第47集は、既刊の爪句集と共に支援者への返礼品（リターン）にします。

学校や公的施設への寄贈で爪句本を知ってもらう活動を

文芸の新表現形式の写真と一体化した爪句やそれを集めて出版した爪句集を広く知ってもらうため、これまで出版してきた爪句集を大学や高校、公的施設への寄贈を行ってきました。道立文学館の豆本展（2020年４月～6月）でも展示された爪句集の文学館への寄贈を始めとして、大学としては小樽商科大学、札幌国際大学、星槎道都大学、北大情報科学院図書室があります。

北大情報科学院図書室

大学の予算で全巻を購入してもらった北海道科学大学の例もあります。高校としては札幌市立大通高校、札幌新陽高校、道立浦河高校、特殊学校としては札幌ランゲージセンター、公的施設としては石狩市市民図書館、浦河町立図書館、占冠村立図書館、町立様似図書館、私的施設としてはレトロスペース・坂会館、北海道霊芝（旧美唄西小学校校舎）があります。

道立浦河高校


町立様似図書館


レトロスペース・坂会館

爪句＠天空の花と鳥（47集）出版スケジュール

2021年2月〇日　クラウドファディングスタート
3月中　　　　　 これまで撮影した空撮全球パノラマ写真の整理
3月末　　　　　 爪句集の原稿を印刷会社アイワードに持ち込み
4月30日　　　　クラウドファンディング終了
4月下旬～5月上旬　爪句集の完成（予定）
5月中　　　　　リターン品の郵送

支援金の使い道

10 万円を目標にして、集まった支援金は「爪句＠天空の花と鳥（47集）」の印刷費用の一部や爪句集寄贈のための経費として使用します。

リターン（お礼の品）

​いずれの返礼品も郵送込みです。
爪句集47集にお名前の掲載をご希望の方は、印刷原稿提出の期限（3月31日）までに支援した方に限ります。支援の際に、コメント欄にHN・ハンドルネーム（HN）を記載してください。

1,000円
出版予定爪句集「爪句＠天空の花と鳥（47集）」１冊

1,500円
「爪句＠天空の花と鳥（47集）」＋野鳥のレーザー彫刻コースター　1枚


2,000円
「爪句＠天空の花と鳥（47集）」＋「風景印でめぐる札幌の秘境（青木由直著、北海道新聞社、2009）」1冊


3,000円（花シリーズ爪句集セットコース）
「爪句＠天空の花と鳥（47集）」＋「爪句＠花の四季（7集）」(2010)＋「爪句＠マクロ撮影花世界（10集）」(2011)＋「爪句＠木のある風景（第13集）」（2011）＋「爪句＠札幌花散歩（第13集）」（2011）＋「爪句＠今日の花（第18集）」各1冊


3,000円（野鳥シリーズ爪句集セットコース）
 「爪句＠天空の花と鳥（47集）」+「爪句＠宮丘公園・中の川物語り（26集）」（2015）+「爪句＠虫の居る風景（14集）」(2012)＋「札幌の野鳥（19集）」（2012）＋「爪句＠日替わり野鳥（32集）」（2017）＋「爪句＠365日の鳥果（43集）」（2020）

3,000円（クイズツーリズムシリーズ爪句集セットコース）
「爪句＠天空の花と鳥（47集）」＋「爪句＠クイズ・ツーリズム（38集）」(2019)＋「爪句＠クイズ・ツーリズム－鉄道編（40集）」(2019)＋「爪句＠天空物語り（41集）」(2019)+「爪句＠西野市民の森物語り（44集）」＋(2020)「爪句＠クイズ・ツーリズム2（45集）」(2020)


5,000円（自然シリーズ爪句集コース）
「爪句＠天空の花と鳥（47集）」＋爪句集11集～20集　計11冊（写真CF13_17）


5,000円
「爪句＠天空の花と鳥（47集）」＋爪句集21集～30集 計11冊


5,000円
「爪句＠天空の花と鳥（47集）」＋ 爪句集31集～40集　計11冊


【爪句集寄贈コース】
4,000円
寄贈前提爪句集
※これまで寄贈を行った先への追加寄贈

25,000円
寄贈前提爪句集1集~47集全巻計47冊（送料込み）
追加寄贈を行う施設等は以下のところです。
①道立文学館、➁小樽商科大学、➂札幌国際大学、④星槎道都大学、⑤札幌大通高校、⑥札幌新陽高校、⑦浦河高校、⑧石狩市民図書館、⑨浦河町立図書館、⑩占冠村町立図書館、⑪北海道霊芝（旧西美唄小学校）、⑫町立様似図書館、⑬レトロスペース坂会館、⑭北大情報科学院図書室
※寄贈先は支援者が指定し寄贈先と調整してください。

応募者プロフィール

青木　由直（あおき　よしなお）
1941年生まれ。北海道大学名誉教授、工学博士。1966年北大大学院修士修了、北大講師、助教授、教授を経て2005年定年退職。道新文化センター「身近な都市秘境を歩いてみよう」、「ドローンを知ろう」の講座講師を務めた経験があり、私的勉強会「eシルクロード大学」を主宰。2015年より北海道科学大学客員教授。2017年ドローン検定1級取得。
北大退職後の著作として「札幌秘境100選」（マップショップ、2006）、「小樽・石狩秘境100選」（共同文化社、2007）、「江別・北広島秘境100選」（共同文化社、2008）、「爪句＠札幌＆近郊百景series1」～「爪句＠今日の一枚－2018　series39」（共同文化社、2008～2019）、「札幌の秘境」（北海道新聞社、2009）、「風景印で巡る札幌の秘境」（北海道新聞社、2009）、「さっぽろ花散歩」（北海道新聞社、2010）。北海道新聞文化賞（2000）、北海道文化賞（2001）、北海道科学技術賞（2003）、北海道功労賞（2013）。

ポケットサイズ“爪句”本とは！？

　“爪句”とはプロジェクト実行者の造語です。この言葉を使うようになった経緯を簡単に説明します。大量の画像データをパソコンのディスクにしまっておいて後でパソコン画面に写真（画像）の縮小データを並べて表示して取捨選択などを行う方法の技術的用語に「サムネイル（thumbnail）―親指の爪」があります。パソコン画面に文字通り“親指の爪”大の画像を並べます（写真参照）。並べられた画像データは一つひとつ画像ファイルでファイル名が付けられホルダーにしまわれていています。この画像のファイル名は、画像の編集時の検索作業等がスムーズに行われるように、通し番号とか、撮影日時とかが用いられます。ここでプロジェクト実行者はファイル名に5 7 5の17文字の俳句形式のものを用いています。こうすると撮影時の簡単なメモにもなります。サムネイルに用いる句なので直訳で「親指の爪の句」略して“爪句”としています。
　写真と爪句を一体化した写真集が“爪句”本です。ただ、17文字の爪句だけでは説明不足と思われるので、1句1枚の写真に説明文を100程度で加えています。写真、爪句、短文の説明の三位一体で爪句本は構成されています。写真も含めデジタル処理があればこそ成り立つ作品集なので新しい形式の“デジタル文芸”であるとも思っています。
　A7判の豆本サイズで写真集としては小さいと思われる方も居られると思いますが、写真と組みになって印刷されているQRコードをスマホやタブレットで読み込むことで360°の全視界を表示して見ることのできる“全球パノラマ写真”法を採用していますので、豆本といっても判の大きな写真集にそん色の無い写真を見ることができます。しかも2次元の写真では真似のできない視線方向を回転させながら、写真の拡大・縮小も行いながら写真を楽しめます。