2022年用の空撮パノラマ写真のカレンダーを出版します。撮影対象は北海道の景観で、空から撮影し、全球画像が表示される見応えのある写真を印刷したものです。
カレンダーのサイズは折り畳んで写真の部分がB4判、日にちの部分も同サイズで各月広げてB4判の2倍になります。表紙と目次を加えてB4判27ページとなります。全写真にQRコードを印刷し、これを読み込むことでスマホやタブレットの画面に空撮全球パノラマ写真を表示して見ることができます。
2021年に制作したカレンダー 1月
2021年に制作したカレンダの全月の写真一覧部分
2015年用のカレンダーから始まり、毎年全球パノラマ写真を刷り込んだカレンダーを出版して来ています。新聞報道もなされています。カレンダーの他にも空撮や地上でのパノラマ写真に句と説明文を添えた豆本も出版してきています。爪句集近刊には第48集「爪句@天空のスケッチ」があります(共同文化社、2021年7月)。
第48集「爪句@天空のスケッチ」の表紙
これらの実績を途絶えさせたくない希望もあり、このプロジェクトにつながっています。これらの写真は、単に被写体にカメラを向けてシャッターを切るだけでなく、幾枚も撮影した写真を合成して、インターネットで全球写真が見られるようにする必要があります。そのためこの種の写真を実行者の個人的ブログ「秘境100選ver2」にも投稿して来てネットを介して見られるようにしています。
出版を予定しているカレンダーは、従来のようなカレンダーの体裁であっても、ネットの世界につながったものです。最近のAR技術では没入感の強いゴーグル型表示装置もいろいろ販売されており、これらを利用すれば空からの景観がよりリアルに楽しめます。また札幌市西区役所が公募した「西区SDGsフォトコンテスト」で入賞し、入賞作品が西区役所発行の2021年カレンダーに採用されています。
「西区SDGsフォトコンテスト」で入賞した作品が採用されたカレンダー
北海道の空から見下ろしたすばらしいパノラマ景観を月替わりで楽しんでもらうカレンダーを出版します。従来のような2次元の写真を印刷したカレンダーとは一味違うカレンダーで、写真の景観を上空の鳥の目線で、目線を回転させズームを効かせて見ることができます。従来の航空写真とは違って、スマホやパソコン画面で写真を動かしながら鑑賞できます。このような全球パノラマ写真をカレンダーに取り入れる試みは他に見られないもので、2015年用からカレンダー写真に採用してきています。
カレンダーの印刷は販売の見積もりを誤ると、大量の在庫を抱え、年初を過ぎれば廃棄物になりかねません。カレンダーの単価は印刷部数に左右され、何等かの方法で印刷部数をある程度確保せねば、実行者が経費の大半を背負う心配もあります。このためクラウドファンディングとは別に積極的にカレンダーのまとまった注文を取る営業活動を行う必要があります。注文数をいかに増やすかは、カレンダー出版の大きな課題ですが、プロジェクト実行者が一人である事から難しい問題でもあります。
募集開始予定日:2021年9月2日
募集終了予定日:2021年11月30日
名入れ締め切り日:2021年9月30日
10月15日までに採用するカレンダーの写真取材とデータの整理を行い、カレンダー原稿を印刷会社アイワードに持ち込み11月下旬にカレンダーの完成を予定しています。12月上旬にはカレンダーの郵送を行います。
10万円を目標にして、集まった支援金はカレンダーの印刷費用の一部として使用します。
1,500円
出版予定のカレンダー1冊(郵送料込み)
2,000円
出版予定のカレンダーと爪句集「爪句@暦の記憶」(郵送料込み)
3,000円
カレンダー1冊+爪句集3冊(「爪句@暦の記憶」+「爪句@マンホールのある風景」(2018年7月出版)+「爪句@クイズ・ツーリズム―鉄道編2」(2020年11月出版))
1万円
カレンダー10冊
3万円
名入りカレンダー30冊
※ただし名入れは参考例のようにモノクロで企業名(個人名)、
キャッチコピー、ロゴ、URL(or電話番号 or メールアドレス)で、原稿を9月30日までお渡しください。
校正のため校正刷りの送り先メールアドレスを添付してください。
不明の点のお問い合わせは aoki@esilk.org まで。
カレンダーは企業等で宣伝用に大量に印刷するものが主流です。実用の観点のみを考えると百円ショップでも販売され、写真集に近いカレンダーを印刷するのは経費を度外視し、趣味の延長で考えなければならない点があります。
しかし、デジタルカメラの普及で、多くの人が写真を撮るようになった現在、写真をブログの様な経費の掛からぬ発表手段から、さらに紙媒体で発表したいという希望も潜在的にあります。
このような希望をクラウドファンディングで実現する事ができれば、カレンダー制作という趣味と実益を兼ねた活動領域が拡大し、写真撮影の目的にもつながります。特に、本プロジェクトの写真撮影法はプロの写真家もほとんど居ない領域で、これからの発展が期待でき、新しいメディア分野の開拓にもつながるものです。
爪句集に載せているプロフィールから:1941年生まれ。北海道大学名誉教授、工学博士。1966年北大大学院修士修了、北大講師、助教授、教授を経て2005年定年退職。道新文化センター「身近な都市秘境を歩いてみよう」、「ドローンを知ろう」の講座を持ち、私的勉強会「eシルクロード大学」を主宰。2015年より北海道科学大学客員教授。2017年ドローン検定1級取得。北大退職後の著作として「札幌秘境100選」(マップショップ、2006)、「小樽・石狩秘境100選」(共同文化社、2007)、「江別・北広島秘境100選」(共同文化社、2008)、「爪句@札幌&近郊百景series1」~「爪句@西野市民の森物語り series44」(共同文化社、2008~2020)、「札幌の秘境」(北海道新聞社、2009)、「風景印で巡る札幌の秘境」(北海道新聞社、2009)、「さっぽろ花散歩」(北海道新聞社、2010)。北海道新聞文化賞(2000)、北海道文化賞(2001)、北海道科学技術賞(2003)、北海道功労賞(2013)。
写真10:実行者写真
“爪句”とはプロジェクト実行者の造語です。この言葉を使うようになった経緯を簡単に説明します。大量の画像データをパソコンのディスクにしまっておいて後でパソコン画面に写真(画像)の縮小データを並べて表示して取捨選択などを行う方法の技術的用語に「サムネイル(thumbnail)―親指の爪」があります。パソコン画面に文字通り“親指の爪”大の画像を並べます(写真参照)。並べられた画像データは一つひとつ画像ファイルでファイル名が付けられホルダーにしまわれていています。この画像のファイル名は、画像の編集時の検索作業等がスムーズに行われるように、通し番号とか、撮影日時とかが用いられます。ここでプロジェクト実行者はファイル名に5 7 5の17文字の俳句形式のものを用いています。こうすると撮影時の簡単なメモにもなります。サムネイルに用いる句なので直訳で「親指の爪の句」略して“爪句”としています。
写真と爪句を一体化した写真集が“爪句”本です。ただ、17文字の爪句だけでは説明不足と思われるので、1句1枚の写真に説明文を100程度で加えています。写真、爪句、短文の説明の三位一体で爪句本は構成されています。写真も含めデジタル処理があればこそ成り立つ作品集なので新しい形式の“デジタル文芸”であるとも思っています。
A7判の豆本サイズで写真集としては小さいと思われる方も居られると思いますが、写真と組みになって印刷されているQRコードをスマホやタブレットで読み込むことで360°の全視界を表示して見ることのできる“全球パノラマ写真”法を採用していますので、豆本といっても判の大きな写真集にそん色の無い写真を見ることができます。しかも2次元の写真では真似のできない視線方向を回転させながら、写真の拡大・縮小も行いながら写真を楽しめます。
青木由直:1941年長野県生まれ。北海道大学名誉教授、北海道科学大学客員教授、工学博士。1966年北大大学院修士課程修了、北大講師、助教授、教授を経て2005年定年退職。専門はコンピュータ工学、信号・画像処理、メディア工学。道新文化センター講師、私的勉強会「eシルクロード大学」を主宰。2017年ドローン検定1級取得、北大退職後の著作として「札幌秘境100選」(マップショップ、2006)、「小樽・石狩秘境100選」(共同文化社、2007)、「江別・北広島秘境100選」(同、2008)、「爪句@札幌&近郊百選 series 1」~「爪句@天空の整理箱 series53」(共同文化社、2008~2023)、「札幌の秘境」(北海道新聞社、2009)、「風景印でめぐる札幌の秘境」(北海道新聞社、2009)、「さっぽろ花散歩」(北海道新聞社、2010)。北海道新聞文化賞(2000)、北海道文化賞(2001)、北海道科学技術賞(「2003」、経済産業大臣表彰(2004)、札幌市産業経済功労賞(2007)、北海道功労賞(2013)、瑞宝中綬章(2021)。
プロジェクトが成功しました!
2021/09/02に募集を開始しました。
2021/11/01 00:00:00に支援募集を終了します。
目標金額に達しない場合もプロジェクトは成立し、支援金額が引き落とされ、リターンも履行されます。