チーム紅蓮(ぐれん)です。私たちは、言葉を話したり、体を自由に動かすことのできなくなる難病「脊髄小脳変性症」という病気を持つ下田昇兵くんの「障害があっても安全に簡単に楽しめるUD(ユニバーサルデザイン)料理のレシピ本を作りたい」という夢を叶えたい!と集った、北海道旭川市のチームです。UD料理のレシピ本を出版して多くの人に届け、料理を手軽に楽しんでほしい―。そんな昇兵くんの夢をカタチにするため、このプロジェクトを立ち上げました。過去に昇平くんはクックパッドにレシピを投稿しています。ですが投稿しているレシピはごく一部で、昇兵くんの頭の中にはその他にも200ものレシピのアイディアがあります。そして今回そのアイデアをUD料理レシピ本にし、約3,000冊を制作したいと思っています。ですが制作するにあたり、印刷製本費やデザイン費、写真撮影費、試作にかかる原材料費などあわせて60万円が不足しており、その内の50万円をクラウドファンディングで集めたいと思っています。料理が大好きな昇兵くんの「UDレシピ本をつくりたい」という夢を叶えるため、皆様のご支援をお願いできないでしょうか。
就労継続支援施設A型・B型チーム紅蓮。
・障がい者スポーツを一緒に楽しみながら、やりたい仕事を見つけ、体験を重ね、技術を伸ばす!
・地域の事業者や仲間と協力し、仕事する力を身につける!
北海道旭川市にある指定障害福祉サービス事業所です。
自然に囲まれた地で元気にサイクリングやお祭りなどあらゆるイベントに足を運び、街や観光スポットを体感してバリアフリー情報の発信、提案を続けています。
みんなが自分の能力を発揮できる施設になるように駆け出しています。
体の自由がきかないと、火を使う料理には火傷や火事などの危険性が増しますが、電子レンジや炊飯器などの家電を活用すれば、比較的安全に、簡単に料理を楽しむことができます。
下田昇兵くんは、小さい時から料理が大好きでした。体が不自由になってからもレシピのアイディアを考え続け、「かっぺキッチン」の名前でレシピ投稿サイト「クックパッド」にも約50のUD料理レシピを公開してきました。
また、昇兵くんのレシピは、身体障がい者だけでなく、子どもやお年寄り、忙しい現代人にも役立つ安全で手間のかからないものばかりです。
ユニバーサルデザインとは本来、「すべての人のためのデザイン」という意味であり、UD料理とは、身体障がいがある人のためだけのものではなく、様々な年代や生活環境の人に役立てる料理なのです。
そして今回「UD料理レシピ本」の制作を行うことになりました。
中学3年のころから、つまづいて転びやすくなったり、思うように言葉が出てこなくなったりと、体の異変に気付いた昇兵くん。ドラマや映画にもなった「1リットルの涙」の主人公で実在した木藤亜也さんと同じ、進行性の難病「脊髄小脳変性症」という診断を受けたのは高校2年生の時でした。昇兵くんのお母さんが同じ病気で亡くなっており、遺伝という形で嫌な予感が的中した結果となりました。幼いころから同じ病気のお母さんを支え続けてきた経験から、脊髄小脳変性症の症状のことはよくわかっていた昇兵くん。診断を受けた当時、「あぁ…終わった」と感じたそうです。
脊髄小脳変性症は運動失調症の一種で、起立や歩行時にふらついたり、手が上手に動かせない、舌がもつれてうまくしゃべれないといった症状から始まり、それらの症状がゆっくりと進行していきます。薬やリハビリで進行を遅らせることができても、根本的な治療法はなく、徐々に運動機能が失われていきます。 病気の診断から10年ほど経過した現在、昇兵くんは歩行が困難になり、訪問介護を受けながら車イスで生活しています。言葉をはっきりと発することが難しいため、主に50音や数字が表示された文字盤を指さしてコミュニケーションをとっています。
お母さんと同じ脊髄小脳変性症の診断を受けた昇兵くんは、ショックで半年ほど自宅に引きこもりました。「誰にも俺の気持ちはわからない」と、仲が良かった健康な友達にも嫉妬し、高校は3年生で中退しました。 家にひきこもっていた時、ふさぎがちな気分を紛らわし、昇兵くんを支えてくれたのは料理でした。昇兵くんは、同じ病気にかかっていたお母さんを支えながら、6歳のころから家で料理をしていました。高校時代には居酒屋でのアルバイトで調理場を任され、腕を振るったこともありました。
脊髄小脳変性症の診断を受けてからも、料理をしている間は病気のことを忘れられる…と料理を続けていましたが、熱々のご飯の釜を落として太ももを火傷したことから、ドクターストップがかかってしまいました。
それでも料理のアイディアは次々とあふれ出します。
自分の手だけでは調理ができなくなった今は、思い付いた料理を仲間とともに試作して、写真を撮っては「かっぺキッチン」の名前で「クックパッド」に投稿しています。
※「UD料理かっぺキッチン」から 「かっぺキッチンFacebook」 ・ 「かっぺキッチンクックパッド」へリンクしています。
ドクターから火を使わないように言われていることもあり、「かっぺキッチン」のレシピはすべて電子レンジか炊飯器で作れるUD料理です。
計量さえできれば、調理は家電がしてくれる…火を使わない料理は、身体障がい者だけでなく、子どもでも、お年寄りでも、ケガや火事の危険性が少なく安心・安全に作ることができます。また、手間が少なく時間もかからないので、忙しい現代人にも活用してもらえるようなレシピばかりです。
電子レンジで作る「蒸しパン」は特に評判がよく、実際に作ってみた人が書いてくれるレポート「つくれぽ」が10件を超え、「話題のレシピ」入りしたこともありました。多くの人が昇兵くんのレシピを活用して、料理を楽しんでくれています。
作ってみた人、食べてみた人から反応がもらえると、いっそう励みになると昇兵くんは嬉しそうに教えてくれます。
幼いころに両親が離婚したこともあり、家族だんらんの記憶がほとんどない昇兵くん。
「おいしいものを怖い顔で食べる人っていないはず。自分の作る料理でまわりの人を笑顔にしたい。それが自分にできる恩返しだから」と、レシピ本出版の夢を語ります。
子どもでも、体が不自由でも、忙しくても、安心・安全に楽しめる料理のレシピを1冊の本にして、多くの人の役に立ち、笑顔にしたいと考えています。
昇兵くんを見ていると、ハッと気がつきます。
昇兵くんはお母さんからの遺伝で脊髄小脳変性症を発症しましたが、この病気にかかる人の約3分の2は遺伝性ではありません。運動機能が衰えていく病気は脊髄小脳変性症だけではないし、誰しも、いつ大ケガを負って、体を自由に動かせなくなるかわかりません。体を自由に動かせること、おしゃべりや料理を楽しめることを当たり前のように思っていたけれど、本当はとても幸せなことなんだ…と実感します。
また、おいしい料理をかこんで過ごす時間は、誰にとってもハッピーな時間なんじゃないだろうか…
そう考えた時、私たちは少しでも多くの人に料理を楽しんでもらいたいという昇兵くんの想いを共有して、一緒に夢を叶えたいと思いました。
さらには、障がいがあっても、仲間と一緒に日々の生活を楽しむことも、夢を抱いて、それを叶えることもできるんだ!
そんなことを、このレシピ本制作を通して伝えていきたいと思っています。
今回、制作するレシピ本はイベントなどで販売を予定しています。
昇兵くんはその売上を、ほかの障がい者の夢を実現するための資金にしたいと思っています。
レシピ本の出版を、障がい者の「夢のリレー」のスタートにしたいのです。
どうか「かっぺキッチン」のレシピ本出版の夢を、一緒に実現していただけませんか?
ご協力をよろしくお願いいたします。
「UD料理レシピ本」制作の総費用は60万円となりますがその内の50万円をクラウドファンディングで集めたいと思います。
皆さまのご協力よろしくお願いいたします。
~内訳~
・印刷代 \220,000円(B5/32ページ/中綴じ/3000部)
・デザイン代 \160,000円(1ページ5,000円×32ページ)
・撮影代 \60,000円(1品3,000円×20品)
・料理代 \60,000円(撮影用1品3,000円×20品)
・編集代等 \100,000円(編集30,000円/イラスト50,000円/コピー20,000円)
計\600,000円
オリジナル缶バッチ
※缶バッチの色は黄緑となります。サイズは直径5.4CMです。
かっぺキッチンオリジナルTシャツ
※Tシャツの色は白となります。また、サイズはS/M/L/LL/3Lの5種類となります。
ご希望サイズにつきましては個別にご連絡させていただきます。
かっぺキッチンオリジナルエプロン 1枚
※エプロンの色は茶色、サイズはフリーサイズとなります。
UD料理レシピ本(イメージ)
「かっぺキッチン」の名前でレシピ投稿サイト「クックパッド」にも約50のUD料理レシピ、クックパッドに投稿したものはごく一部で、昇兵くんの頭の中の200ものレシピがあります。その中から20~40品目に絞り込み、こちらをUD料理レシピ本とし制作します。
レシピ本完成予定は28年8月末頃を目標としています。(日程については多少変動あることご了承ください。)
※現在予定している内容
・印刷は、印刷通販プリントコンシェルに依頼予定。
・冊子内容は、オフセット印刷/中綴じ冊子/30~40ページ(品目は20~30品程度)/両面カラー3000部を予定。
・デザインは地元デザイナーに依頼予定。
・料理レシピは監修 下田昇兵。
・助っ人として3名(ホテル料理長 ・フードマイスタ・ 野菜ソムリエ・ジュニアアスリートフードマイスターの資格者・栄養士)依頼予定。
・撮影は地元カメラマン、文章校正は地元ライターに依頼予定。
(依頼先や内容につきましては変更となる場合がございますが予めご了承ください。また、内容の進捗状況につきましては活動報告にて更新させていただきます。)
障がいがあっても、仲間と一緒に日々の生活を楽しむことも、夢を抱いて、それを叶えることもできるんだ! そんなことを、このレシピ本制作を通して伝えていきたいと思っています。
皆さんからのご支援をお待ちしています!
50,000円
(1)お礼の手紙
(2)かっぺキッチンオリジナル缶バッチ1個
(3)かっぺキッチンオリジナルTシャツ1枚
(4)かっぺキッチンオリジナルエプロン1枚
(5)UD料理レシピ本1冊
※詳細は本文中に記載します
進行性難病ながら料理人になる夢をもちつづけ、「かっぺキッチン」の名で電子レンジでつくるレシピを公開しています。 同じ病気の管理栄養士も仲間に加わり、「チーム紅蓮」の仲間たちによるレシピ本制作が始まりました。 いま「チーム紅蓮」では、賛同してくれる方たちも一緒に「しょうへいちゃんのレシピ本つくり」が進められています。 チーム紅蓮HP「UD料理かっぺキッチン」から「かっぺキッチンfacebook」・「かっぺキッチンクックパッド」のリンクを掲載しています。こちらに私たちの活動をご覧ください。
プロジェクトが成功しました!
2016/01/22に募集を開始しました。
2016/04/15 00:00:00に支援募集を終了します。
目標金額に達しない場合は、プロジェクト不成立となり支援金額の引き落としはされません。また、リターンも履行されません。