地域の子どもが越境・挑戦するための「きっかけ奨学金」を、「きっかけびと」と創るプロジェクト

プロジェクトイメージ
現在の支援月額

352,000

目標金額
300,000円
117%
現在の応援人数

237

延べ352

【プロジェクト概要】

「きっかけプロジェクト」は、誰もが参加できてみんなで地域の子どもたちの夢やチャレンジに向かう一歩目を応援できる仕組みを作るプロジェクトです。

みなさんは子どもたちにとっての「きっかけびと」となり、「生まれた場所や環境に関係なく世界を拡げられる社会」を共に実現する仲間になります。

あなたも、自分の人生を変えるきっかけとなった本とストーリーを「きっかけ書店」にシェアして、子どもたちの夢やチャレンジを応援する一員になりませんか?


■2024/3/18追記

\\支援の輪が広がり、継続応援者が「200人」を超えました!//


 

数々の温かいご支援と子どもたちにむけたパワーあふれる応援を、本当にありがとうございます!
「きっかけプロジェクト」の1年目となる2024年、300人の仲間と共に年間50人の地域の子どもたちの挑戦・越境を応援することを目指しています。

どうぞ引き続き、応援をよろしくお願いします。

プロジェクトが立ち上がった背景

こんにちは!株式会社あしたの寺子屋です。

日本には、人口3万人未満の自治体が約1,000あります。
私たちが主に事業を行う北海道は、9割の市町村がそうした自治体です。

私たちは、そうした小さな自治体を中心に、教育の地域格差を解消するための活動を3年間行ってきました。これまでの活動を通して、世界を拡げる一歩目をどこからでも踏み出せる世の中を目指してきた私たちには、見えてきたことがあります。

それは、「地域の子どもが越境・挑戦の一歩目を踏み出す構造的な難しさ」です。
多くの地域が抱えるこの課題を、地域・業界・年齢を超えた日本全国の様々な人たちと一緒に、解決していくためのプロジェクトを立ち上げます。

地域の子どもたちが越境・挑戦するための奨学金を一緒に作りませんか?
そして、皆さんがこれまで出会った「人生のきっかけ」を地域の子どもたちに共有する「きっかけびと」になってくれませんか?

地域格差①:多様な新しい刺激を受ける場所・人の数

 

人口3万人未満の地域には、多様な新しい刺激を受ける場所・人の数が都市部と比較して、少ないのが現状です。塾のような教育施設や、美術館・映画館などの文化・娯楽施設には、時間をかけて足を運ぶ必要があります。結果として、こうした地域の子どもたちは、都市部よりも学校の外に出て過ごす時間が1時間程度少ないと言われています。

大学進学率も全国平均と比較して低い地域が多く、兄妹や周りに大学生が居る環境も当たり前ではなかったり、多様な職業や生き方をする大人に地域内で出会うことも難しいです。


そうした環境では、子どもたちは自ら刺激を見つける必要があります。自ら刺激を見つけ、面白がる力に長けた生徒にとって、自分の興味関心を追求し、実践していくという観点で、小さな地域はとても面白いフィールドになってきています。

しかし、地域の持つ魅力が見直される一方で、多くの子どもたちや保護者は「地域の中で様々な刺激を受けるのは難しく、困っていた。」といったコメントを数多く耳にしてきました。

地域格差②:地域の外に刺激を受けに行くハードル

こうした地域の子どもたちが、いつもと違う刺激を受けるために「何か」や「誰か」に会いに行く際には、移動距離の大きさが原因で、都市部と比較して大きな費用がかかります。

さらにこうした地域の保護者は、農業や漁業などの一次産業従事者が多く、保護者が地元を離れることが難しい家庭も多々あり、1年間の旅行の回数や地域の外に家族で出かける数自体も少ないのが現状です。

こうして、移動の費用が大きく、学校外での活動への伴走者が不在になりがちという課題から、地方に暮らす子どもたちが実際に会いに行く・見に行くことは難しいのが実態です。

あしたの寺子屋とは

私たち株式会社あしたの寺子屋は、日本国内で最も過疎化が深刻といわれる北海道にて2020年に創業し、「世界を拡げる一歩目を、どこからでも」をビジョンに事業を推進してまいりました。これまで取り組んできた主な事業を紹介します。

カフェ、ゲストハウスなどとの複業で、学童や塾の代替となる居場所の運営サポートを全国16拠点で展開。各寺子屋では独自のカリキュラムを地域と連携して構築。地元ではなかなか出会えない多様な同世代・先輩とオンラインで出会えるネットワークを提供しています。

<実施地域>
北海道:美幌町 / 網走市 / 八雲町 / 上川町 / 小清水町
青森県南部町 / 京都府京都市 / 福岡県広川町 / 熊本県大津町 / 鹿児島県奄美市、他

◎まなび場事業:11町村

大学生と社会人が地域に出張し、地元の中高生に3-10日間で提供する長期休暇のスクール事業です。学習支援・大学生との対話・世界を拡げる様々なワークショップの3つのコンテンツを組み合わせて提供しています。

<実施地域>
北海道:上士幌町 / 比布町 / 南幌町 / 上川町 / 月形町 / 美幌町 / 八雲町 / 標津町 / 斜里町 / 中富良野町、福岡県広川町

◎イベント甲子園事業

全国の高校生を対象にした「イベント」の企画コンテストです。優勝チーム・準優勝チームは、それぞれ100万円・50万円の活動支援金と専門企業からの伴走を受けながら、高校生たちが心から実現したかったイベントのアイデアを実現します。

※協力企業:株式会社ヒナタヤ・TSP太陽株式会社・CCCMKHD株式会社
※三菱みらい育成財団 教育事業者等が行うより先進的、特徴的、効果的な「心のエンジンを駆動させるプログラム」2022年度カテゴリー2

私たちは、様々な専門性を持つメンバーで事業を運営してきました。各地の現地パートナーと協力しながら、地域の子どもたちが世界を拡げることの面白さや価値を伝えることはもちろん、様々な企業・団体ともパートナーシップを組むことで、大きく難易度の高い課題に向き合ってきました。

地域格差を解消するために、いま必要なもの

これまでの事業を通して、約2,000人の子どもたちと出会いました。これらの中には、「自分も出会った大学生のような大学に行ってみたい」と言って大学進学を目指しはじめる生徒や、トビタテ!留学JAPANという留学支援制度を活用して海外留学に踏み出す生徒などもいました。

一方で、そうした大学進学や海外留学等の大きな挑戦の手前にある、「明確な夢や計画は無いけれど、まずはいつもと違う環境に越境し、挑戦してみるという経験」が、子どもたちにはまず必要だと私たちは考えています。

ちょっとした夢や、「ここに行ってみたい!」という純粋な好奇心に対して、「まずやってみなよ」と言って送り出してあげることができる支援が、多様な刺激を受けにくく、移動のハードルが高い地域には必要ではないでしょうか?

このような問題意識のもと、地域の生徒たちが自ら挑戦・越境することに対して、返済不要の奨学金で応援するのが、きっかけプロジェクトです。

いま住んでいる場所から、50人の地域の子どもたちを応援する。

子どもたちが挑戦・越境するための費用は少額であっても、公平性の観点から多くの自治体では予算確保が難しいと言われました。だからこそ、複数の地域で連携し、こうした越境・挑戦の一歩目を応援していくための民間事業者による動きが必要です。

まずは、今回のクラウドファンディングを通して、年間50人の地域の子どもたちの挑戦・越境を応援します。

翌年度には、きっかけプロジェクトで年間100人の挑戦を応援し、将来的には毎年1,000人(人口3万人未満の1,000町村と同数)の子どもたちを応援することをめざします。

これらを、まずは、私たちが事業で関わる地域や、地域で学校と地域をつなぐ教育コーディネーターがいる北海道を中心とした23の町村を対象にスタートし、当面は北海道内での地域の拡大を目指していきます。

<実施地域>
北海道:札幌市 / 美幌町 / 網走市 / 八雲町 / 上川町 / 小清水町 / 上士幌町 / 比布町 / 南幌町 / 上川町 / 標津町 / 斜里町 / 中富良野町 / 名寄市 / 大樹町 / 利尻町 / 厚真町 / 弟子屈町
青森県南部町 / 京都府京都市 / 福岡県広川町 / 熊本県大津町 / 鹿児島県奄美市、他

これまで応援してきた「きっかけ」

こうした構想を現実のものにすべく、様々な方からのご支援を頂きながら、2023年に試験的な取り組みを進めてきました。さらに、本プロジェクトは中小企業庁の「地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業補助金」にも採択され、本格始動に向けた強固な体制を構築できるようになりました。
今年、実際に私たちが応援してきた「きっかけ」を紹介していきます。

【Project Case #1】

■プロジェクト名:メイクの力で「自分を好き」になってもらいたい!
■応募者:北海道、小学5年生
■費用の用途:メイクセラピスト検定の講座受講・検定受験料、メイクアップセットの購入

■応募時の子どもたちの声:
メイクをしたいけれど、方法が分からない人やおばあちゃん、学生、お母さんなどにメイクを楽しんで自分に自信を持ってもらう方法を勉強したいです。勉強した内容をもとに、メイクが好きな人や、自分の顔で悩んでいる人と覚えたメイク方法を共有して色々な人にメイクをしてあげたいです。

【Project Case #2】

■プロジェクト名:マカロンを作ってみたい!
■応募者:京都府、小学3年生
■費用の用途:材料、調理器具の購入
■応募時の子どもたちの声:
みんなで作ったマカロンを色々な人に食べてもらい、喜んでもらいたいです。マカロンを選んだ理由は、作り方が知りたいのと、一度作ってみたかったからです。11月にある地域のお祭りで、マカロンコーナーを作って販売してみます!将来は「ケーキ屋さん」になりたいので、今後は色々なお菓子を作ってケーキ屋さんになるという夢に生かしていきたいです。

■そのほかにも、あしたの寺子屋が現在応援している子どもたちのきっかけ
・声優の仕事に興味がある!住んでいる場所が遠くて、これまで映像でしか観たことのないミュージカルを生で観てみたい!
・将来機械づくりがしたい…詳しい人に聞きながら自作キーボードを作ってみたい!
・札幌の高校生が、どんな放課後の過ごし方をしているか?を実際に会って話してみたい!

挑戦・越境を通して、気付きや出会いを得られる仕組みに。

きっかけプロジェクトは、「はじまり」と「おわり」のタイミングで、自分たちだけで実施した際には得られない出会いや気づきを得ることができるような仕組みをめざしています。

<はじまり:選考ではなくプロデュース>

毎月月初に締め切りを設け、23地域からプロジェクトを「応募用紙」にて募っています。
下記が実際に提出された応募用紙です。

 

これに加え、子どもたちと大人たちがオンラインで面談し、応援するプロジェクトを決めていきます。現在は毎月2名の子どもたちのプロジェクトを採択し、応援しています。
しかし、この面談は、ただ選考を行う場ではありません。

「どうして●●に行きたいの?…だったら▲▲もお薦めだよ!」といったように、面談の中で子どもたちの発想を広げたり、さらなるアイデアを提案したりと、挑戦・越境をさらに良いものにしていくためのプロデュースを行うような場を意識して作っています。

これによって、子どもたちはより面白い挑戦・越境体験を送れるだけでなく、見ず知らずの人から自らのプロジェクトを応援される経験や、アイデアを他者と一緒に膨らませる経験ができます。

<おわり:報告の場でも様々な人と出会う>

プロジェクトが終わったタイミングに合わせて、毎月末にプロジェクト報告会を実施しています。

同じ月に採択された子どもたち・子どもたちのプロジェクトの内容に関わる大人たちなどが参加し、交流する場をオンラインでつくっています。

これによって、同じようにチャレンジをした同世代や、地元で会うことができないロールモデルと出会うといった経験ができます。

このように、ただ奨学金を出して応援するのではなく、挑戦・越境の一歩目を踏み出すことを通して、地域の中だけでは得られにくい気づきや出会いを得られるような仕組みを作っています。

まずは、こうした挑戦・越境の機会をうむ奨学金を50人に届けたいです。 ぜひ、皆さんの力を貸してください。

つくりたいのは「奨学金」だけじゃない。子どもたちの挑戦・越境を支えるバーチャルな「きっかけ町」をつくっていく。

ここまで読んでくれてありがとうございました。

ここまでは、このプロジェクトがなぜ必要で、どういった価値を生もうとしているのかといった内容について書かせてもらいました。

ここから先は、私たちの妄想にお付き合いください。

正直に言うと、私たちがつくりたいのは「奨学金」だけじゃないんです。
住んでいる場所に関わらず、自分なりのおせっかいをかけあって、子どもたちをみんなで育てていけるような社会なんです。

教育事業をやっていると、色々な教育への想いを耳にします。

「色々な課題があるけれど、やっぱり最後は教育が大事だと思うんだよね。」
「教育と関係ない企業の私たちにもできることがあったら、いつでも言ってね。」
「自分は仕事の都合で都会からは離れられないけれど、地元の教育のためにできることがあれば関わりたい」


みなさんも、一度はこういったことを口にしたことはありませんか?

そのようなことを話す人たちに、地域の教育への「関わりしろ」をつくれていないことを、私たちはいつも悔しく思っていました。もっと誰もが当たり前に、子どもたちの教育にかかわれるようにしていきたいのです。

だからこそ私たちは、「きっかけ奨学金」をつくる資金だけでなく、皆さんの人生に影響を与えた「自分だけの人生のきっかけ」も同時に集めることに挑戦します!

皆さんの出会った人生に影響を与えたきっかけを集めることで、オンライン上に「多様な人のきっかけが集まり、子どもたちのきっかけを後押しする町」が生まれるのです。

例えば、

人生に影響を与えた本を集めれば、きっかけ書店をつくることができます。
人生に影響を与えた映画や動画を集めれば、きっかけシネマをつくることができます。
人生に影響を与えたストーリーを集めれば、きっかけ掲示板をつくることができます。

皆さんが提供するきっかけで、すこしずつ、すこしずつ大きくなるバーチャルな町、言うなれば「きっかけ町」です。「きっかけ町」があることで、子どもたちはどこに住んでいても多様で新しい刺激に触れることができ、実際に自分も挑戦・越境したいと思ったら「きっかけ奨学金」を使って小さな一歩目を踏み出すことができるようになるのです。

なんだかワクワクしませんか?まるで北海道の開拓みたいですよね。

第1弾は、「きっかけ奨学金」×「きっかけ書店」

きっかけ町づくりの第1弾として、まずは「きっかけ書店」をつくります。
応援の仕方は、下記のとおりです。

①月額の支援金を、任意の口数でお支払いください!
きっかけ町」の町内会費として、下記に記載する「資金の使い道」の方法で使用させていただきます。


②あなたの人生に影響を与えた本を1冊とその本にまつわるエピソードを教えてください!
「きっかけ書店」への寄贈として受け取ります。2024年4月を目標に、オンライン上で皆様のおすすめの本を見ることができるようなWebサイトを構築します。


みなさんがシェアしてくれた大切な本を、町の図書館などで探し、読んだ子供たちが、影響を受けて挑戦・越境に踏み出す日が、もうすぐ訪れます。

資金の使い道

・50人分の地域の子どもたちの挑戦・越境に係る費用に充てる「きっかけ奨学金」(60%)

・「きっかけ町」の開拓・運営に係る事務局費用(人件費/販促費等)(30%)

・システム利用料(10%) 

これらの資金を集めることにより、継続的に運営可能な仕組みを構築します。プロジェクトが大きくなり、企業からの協賛などを獲得できた際には、事務局費用の割合を見直し、「きっかけ奨学金」に使える割合を増やしていくことを予定しています。

さいごに

次の世代を担う地域の子どもたちの小さな挑戦を後押しするために、皆さんの力をぜひ貸してください!何卒よろしくお願いします!

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支援金額とリターン

1,000円

リターン画像

【きっかけ町2丁目の住民票】

<期間限定>2024年3月19日〜
<リターン内容>
・「きっかけプロジェクト」の最初の支援者「きっかけびと」として、きっかけ町の2丁目の住民票をプレゼントします。
・あなたの「きっかけ」のWebページへの掲載 ・活動報告書 (年4回)
・きっかけプロジェクト主催 オンライン交流会へのご招待券

  • 5口が支援済み
支援する

1,000円

残り3口 リターン画像

【きっかけ町1丁目の住民票】


<期間限定>2024年1月19日〜2024年3月18日まで
<リターン内容>
・「きっかけプロジェクト」の最初の支援者「きっかけびと」として、きっかけ町の1丁目の住民票をプレゼントします。
・あなたの「きっかけ」のWebページへの掲載(2024年4月以降)
・活動報告書 (年4回)
・きっかけプロジェクト主催 オンライン交流会へのご招待券
 

  • 347口が支援済み
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