室蘭「クルハウス」を、子どもたちが夢を持ち語ることができる居場所にしたい!

再生 プロジェクトイメージ
すでに集まった金額

808,000

目標金額
800,000円
101%
現在の応援人数

36

延べ76
募集終了まで残り

終了

2022/04/13 00:00に終了

室蘭市にて、2020年から子どもたちへの学習支援や子ども食堂等を通じた「居場所」クルハウスを立ち上げ、孤立化に悩む子どもたちのサポートを行ってきました。

大人と子どものための居場所・クルハウスとは
クルハウスは、2020年の12月に、室蘭市知利別町にある元お寺だった建物の一部で活動を開始しました(オープンは2021年2月、住所:室蘭市知利別町2-22-31)。まだまだできたばかりの居場所活動です。



〇直面している社会課題
クルハウスは「遊び相手がほしい、子ども同士の交流、学校区のなかで安心して遊べる場所、気軽に話せるお兄ちゃん・お姉ちゃんがほしい」そういう子どもたちに居場所を提供したいと思って作りました。孤独を抱えている子どもや、学校に馴染めない子どもの支援をしたいと思っています。

〇これまで取り組んできたこと、実績
誰にでも居場所を提供できる「クルハウス」は2021年1月に始めました。コロナ禍があり最初は少人数から始めましたが今や延べ300人超の子どもたちが来てくれるようになりました。

〇出てきた新たな課題
居場所提供を行う中で、学習支援やコロナ禍で得られづらくなってきた体験(お泊まり会、子ども食堂など)を提供できており、順調に利用者も増えています。地域や親御さんのニーズも高まってきていると感じます。同時に、学校に通いづらかったり、発達に課題を抱える利用者のご相談も受けるようになり、地域にある多様なニーズに対応する必要性を感じる機会が多くなってきました。
現在、寄付金や休眠預金などの助成金で活動を実施していますが、まだまだ財源が安定していないため、皆さんの協力が必要です。

今後も室蘭の子どもたちに居場所を提供し続けたいので、応援よろしくお願いします!

居場事業は、場所だけがあっても機能しない!

居場所事業は、空間だけあっても全く機能しません。通う子どもたちとスタッフとの仲の良さやしっかりと信頼関係を作れていること、参加者同士で仲良くなるなど、とても良い雰囲気で活動できていることが、私たちの特徴です!それらが実際に、参加者が続けて通う理由となり、継続率の向上にもつながっています!

この1年でできたこと!

そこでまず、利用してくれている子どもや、スタッフのインタビューを紹介します。


K・Tさん(中3)
「新聞でクルハウスを知り、年齢の近い大学生に勉強を教えてもらえることに興味を持ちました。春から通い始め、学校のワークを使いながら勉強を教えてもらっています。大学生のスタッフとの勉強は楽しいし、おもしろいです。最近あったことや、1週間の中であったおもしろいこともよく話しています !」

Y・Mさん(中3)
「私も新聞でクルハウスを知りました。土曜日は土曜勉強会があるので、土曜日に参加することが多いです。学校でわからない問題や、テストでできなかったところを教えてもらっています。共通の趣味や、学校であったことを話しています!」

二人とも別の中学校で、お互いに接点はありませんでした。そのことも聞いてみると、
「最初はお互い知らないメンバーでしたが、互いに声をかけることも増えてきて、みんな仲良くなっています」 と教えてくれました。
また、2021年最大のイベントとしてお泊まり会のことも聞いてみると、
「お泊まり会では、勉強だけではなく、一緒にご飯を食べたり、映画を見たり、夜は花火をして遊びました。
普段できないような話をできたり、聞いてもらうことができました。」 と、思い出を話してくれました。 ; 実際に子どもたちと関わる立場のスタッフにも、普段の様子やクルハウスの特徴を聞いてみました!

スタッフ・みたゆきの

私は室蘭工業大学の学生で、有償ボランティアとしてクルハウスの設立時から運営に携わっています。
約1年、この居場所の運営に関わり子どもたちと関わる中で、クルハウスに来る子どもたち同士でできる関係性がとても良いなと思っています。
例えば、違う小学校に通う4年と1年の姉弟と、6年の子どもが声をかけ、一緒にゲームする姿を見かけます。私たちから促しているというより、自分達で「ゲームやろう〜」などと、自然とコミュニケーションを取り合う姿を見るようになりました。
普段通う学校や学年は違うけれど生まれる関係性があります。
学校や習い事でもないつながりがあり、ここじゃないとできないつながりが生まれ始めているなと感じています。
そんな様子を見ながら、子どもたちと関わることができ嬉しいです。
2020年だけで、ここまでやることができました。完全に0からの挑戦でしたが、少しずつ利用者の方も増え、実施できる企画も増えてきました。このクラウドファンディングを実施している間も、次の企画を準備中です。

活動は、毎回試行錯誤しながら磨いています!

クルハウスでは学生スタッフと私がオープン日に利用者をお待ちしています。
利用者は、特に孤立化で悩んでいる子どもですが、クルハウスは文字通り誰でも居てもいい場所なので「誰でもウェルカム!」です。
利用者に、さまざまなコミュニケーションを勉強・遊び・場づくりを通じて提供します。
例えば、一緒に遊ぶこと、一緒に学ぶこと、食事をすることなどです。
最初に行ったのは学習支援です。地元の大学である室蘭工業大学の学生が有償ボランティアとして来て、利用者の子どもたちと勉強しています。勉強が終わると、一緒にゲームをしたり映画を見るなど、コミュニケーションを深める時間を作っています。
学習支援だけでなく、居場所づくり自体も前に進めるため、スタッフにとっても全てが初めての経験で、毎度試行錯誤しながら利用者の子どもたちにとってより良い居場所はなんだろう?と考えています。 ;さらに、子ども食堂を始めることもできました。子どもたちの生活で重要なのは、勉強・遊び・食事の3つです。この3つをバランスよく組み合わせ、コミュニケーションをとっていくことが重要だと考え、始めました。食事をしていると、1週間の出来事ややりたいこと、好きなこと、ちょっと嫌だったことなど会話が弾み、お互いのことをより理解することができます。お互いを知ることが、この居場所で行う子どもたちのサポートに何より重要なことです。


また、2週間に一度、運営面での改善や、目指す目標を達成するための作戦会議を行なっています。そこには代表の私とスタッフの三田さん、そしてこのクラウドファンディングの企画など運営面で携わってもらっている佐野さんの他、N P O法人の支援活動を行なっている方々にも入って頂いています。アドバイスを頂いたり、勉強会を開いています。

クルハウスが活動する室蘭市について

「大人と子どものための居場所・クルハウス」が活動する室蘭市は、北海道の南側・胆振(いぶり)にあります。NHKの地域紹介番組「ブラタモリ」で紹介されたこともあります。室蘭市は鉄鋼産業の街で知られる一方で、全国的にも珍しい鳴り砂の砂浜海岸や、ロケット・人工衛星開発で有名な室蘭工業大学があります。
最盛期の昭和44年には人口約18万人を擁していましたが、令和2年度は8万人となり、学校の統廃合が進んでいます。今後もこの傾向は続き、子どもに関する行政予算が下がることが考えられます。自治体の統廃合が進めば行政がカバーすべきエリアは更に広くなり、今までの事業予算はますます減少するでしょう。
工業都市特有の三交代勤務、都会との賃金格差等により共働き家庭が多く、コロナ禍による働く場所の減少等により生活困窮世帯も増加しています。
室蘭市内の小中学生は約6,000名おり、不登校となっている子どもは、2019年度で125件(小学生26件、中学生99件)、2020年度は127件(小学生52件、中学生75件)と増加傾向にあります。発達障害・グレーゾーンと診断され放課後等デイサービスを利用できる児童生徒は市内で453名。
その一方、困り事があるにも関わらず診断なしで利用できない児童生徒は、282名と1割を占めています。

この様な背景から、子どもたちが安心して過ごせる、新しい居場所事業が必要となっていました。

クルハウスを始めた理由

クルハウスは、子どもたちへの学習支援や子ども食堂等を通じた居場所を作る事業です。
クルハウスの設立背景をお伝えします。数年前、私は生活困窮者世帯の子どもへの学習支援を行いました。
その現場で、自分の力だけでは解決の難しい場面に直面することがたくさんありました。
例えば、
『ある子どもは、放課後家に帰ってきたら一人でお留守番。夕食はコンビニ弁当か半額弁当。ゲームやテレビを見ながら親の帰りを待っている。』
『ある子どもは、授業についていけない。勉強がわからず、聞ける人はいない。学校に行くことが苦痛になってきた。』 ;
という子どもたちの存在です。

子どもの学習支援で感じたことは、 ;
『親は、子どもの将来にあまり興味を持っていない。あるいは、そんな余裕が無い。』
『子ども自身にやる気がなく、無理やり学習支援に行かされている。』
『困窮者は、学習以外にも様々な問題を抱えており、子ども自身に「夢や希望」が無い』 ;
など、自分の無力感を痛烈に感じる内容でした。学習を含めた様々な課題を解決しようとしましたが、私の力だけでは難しいことが多かったです。私の力だけというより…個人がどんなに関わってもこれらの問題の解決は難しいです。

その後、もしこんな「場所」があれば、ちょっとでも当時の課題が解決したのではないかという夢を抱くようになりました。
『年の近い学生のお兄さんお姉さんが勉強でわからないところを教えてくれる。』
(塾に通えば良いのでは?と思われるかもしれませんが、そもそも子どもの教育にお金を回せるほど余裕が無いのです。勉強で、わからないところの自力解決は難しいです。) ;
『そこにいるとわいわいがやがやしゃべることができる。いろんな人が気にかけてくれる。』
(自宅だと一人ぽつんと時間を潰さないといけないが、そこに行けば第2の我が家のようになる場所) ;
『新しいことを教えてもらい、新しいことができるようになったり、いろんなことを話したりして夢や希望ができ、これからの人生を考えるようになる。』
(いわゆる親や先生との関係ではない、斜めの関係づくり) ;

当時からずっと「こんな居場所を作りたい!」と考えてきました。 ;

「いろんなものがくるくると回る」N P O法人くるくるネットについて

クルハウスを含めた福祉事業を行っているNPO法人くるくるネットを紹介します。
平成16年5月に、地域のITを推進しよう、と団体を設立し、当初は地域住民のためのPC講座等を行ってきました。
「くるくるネット」とは、いろんなものが“くるくる”と回れば良い世の中になるな、と思い名付けました。 ;
その取り組みをおこなっていた頃、「室蘭市まちづくりネットワーク」が設立されました。そこには色々なNPO団体が集まって「室蘭市を盛り上げることが大切だよね」ということになり、室蘭市のまちづくりに関わってきました。
まちづくり団体では、特に地域への未来づくりには、「地域の連携」「子どもの健全育成」が大切なことを学びました。 ;
こうして、ひとまず地域のIT推進を目的としてくるくるネットの事業が始まりました。その後、ICTを活用した求職者支援訓練や、放課後等デイサービスの事業も加えてきました。 ;居場所作りへの挑戦 ただ、私の原点は、数年前に生活困窮者世帯の子どもたちへの学習支援で感じたことにあります。前述した課題を解決できるきっかけを作り、子どもたちに、夢や希望を持ち語ることができる社会を作りたいという思いを、変わらずずっと持っていました。

2020年2月に、休眠預金等活用法事業に採択されその夢へ挑戦するチャンスが訪れました。社会的な孤立を抱えている子どもをターゲットに、学習・遊び・コミュニケーション等を支援する「居場所」を運営し、子どもたちの健全な成長に寄与すること。補助金をいただくことができ、居場所づくりへの挑戦が始まりました。 ;

このチャンスをここで終わらせたくない!

しかし、この補助金は2021年で終わってしまいました。つまり、2022年、それ以後の活動資金がありません。新たな補助金への応募も行っていますが、確実に採用されるとは限りません。また、クルハウスの活動では、時限的な補助金だけに頼らず、資金面でも継続的に運営していける仕組み作りを目指したいと考えています。 ;
そこで、来年度の活動のため多くの方にご支援いただきたいと共に、クルハウスを皆さんに知ってもらうきっかけとするため、クラウドファンディングに挑戦しようと考えました! ; 「クルハウス」の運営を維持し、支援を提供する居場所を継続していきたいです。利用者の孤立を解消していきたいです。コロナ禍で活動をスタートした私たちにとって、先の見えない中だからこそ、存在意義があると感じています。 学生スタッフと一緒に勉強すること、遊ぶこと、関わることで、
「地域のつながり」
「孤独ではないよ!」
「誰かとつながっていること」
と実感できる居場所を作りたいです。活動が止まってしまうと、スタッフも集まれなくなってしまいます。子どもたちとのつながりを維持するためにも、このプロジェクトを成功させたいと思っています! ;

みなさんと一緒に、クルハウスの新しい一歩を踏み出したいです!

このクラファンプロジェクトで1年間活動を継続し、その間に継続体制を構築したいと考えています!ご支援くださった皆さんには、継続的にクルハウスの状況をご報告し、つながりを持って頂けるような仕組みにもしていこうと思っています。皆さんのご支援が、子どもたちの未来へとつながります!ぜひ、わたしたちと一緒に子どもたちの未来のためサポートしていきましょう! ;

クルハウス運営のためのプロジェクトスケジュール

現在は、火曜日、木曜日、土曜日の週3回開けています。目標金額を達成できた場合、来年もこのペースで活動を続けます。
また、子ども食堂も継続し、今年のお泊まり会のようなイベントも企画する予定です。
1年間の運営費用としてのプロジェクトなので、大きな企画をしているわけではないですが、長く継続していくことに意義のあるプロジェクトなので、ご支援頂いた皆様には毎月活動報告をお送りする予定です。

支援金の使い道

スタッフは常に最低2人いることができるようにしたいと思っています。
複数の利用者が来てくれることも多く、1人ではサポートしきれないことが多かったため、このような体制を作りたいと考えています。
この他にも、実際には賃料や光熱費、通信費や消耗品費用もかかるのですが、まずは最低限活動していける活動資金を応援して頂きたく、¥800,000としました。 ;
〇居場所開催(最低週2回)のスタッフ人件費
1人あたり 火曜日または金曜日:(1時間900円×4時間×4週)×12か月=172,800円
1人あたり土曜日:(1時間900円×4時間×4週)×12か月=172,800円 合計 345,600円 
2人計算により 合計 691,200円 ; 〇有償ボランティアの交通費 14,400円×2人⁼28,800円 ;
〇クラウドファンディング手数料10% 72,000円 合計¥800,000 ;

リターン

*全リターン共通。今回ご支援くださった皆さんには、継続的にクルハウスの状況をご報告し、つながりを持って頂けるような仕組みを作りたいと思っています。
今回のリターン発送のために頂いた連絡先に、今後もクルハウスの活動に関してご連絡してもよろしいでしょうか?
希望されない場合はお手数ですが、その旨お知らせください。
*ネーミングライツやオンライン交流会については、ご支援を確認後、個別でご連絡を差し上げます。 ;
2,000円
お礼のメール、毎月活動報告 ;

5,000円
お礼のメール、毎月活動報告

10,000円
お礼のメール、毎月活動報告、支援者氏名紹介(希望者のみ)、イベント等ネーミングライツ(ご支援1口につき1回、子ども食堂、ゲーム大会、お泊まり会などイベントにお好きなお名前をつけて頂けます)

10,000円
お礼のメール、活動報告、支援者氏名紹介(希望者のみ)、オンライン交流会ご招待 ;

100,000円
お礼のメール、毎月活動報告、支援者氏名紹介(希望者のみ)、イベント等ネーミングライツ(ご支援1口につき1回、子ども食堂、ゲーム大会、お泊まり会などイベントにお好きなお名前をつけて頂けます)、オンライン交流会ご招待;;

代表メッセージ

クルハウスが活動している室蘭市は、東京や札幌など大都市で運営するのとは大きく違う点があります。人口が減り続けているということです。冒頭でもお話ししましたが、人口が減れば行政が子どもの支援や教育に回せる予算も減ります。私たちの活動は、人口が減り続ける都市での社会福祉事業のモデルを作ることにもつながるのではないか、と考えています。 ぜひクルハウスと一緒に、子どもたちが夢と希望を持ち語り合える居場所作りに挑戦しましょう!ぜひクルハウスの挑戦を、継続させてください!

代表者プロフィール

特定非営利活動法人くるくるネット代表 鳥山晃
北海道室蘭市で活動するNPO法人でくるくるネットの代表を務めております。大人と子どもの居場所づくり「クルハウス」を始め、ICTを活用した求職者支援訓練や放課後等デイサービス等の事業を行っています。

くるくるネットHP
Twitter:フォロワー約2300人
Facebookページ:フォロワー約160人
Instagram:フォロワー約560人
動画:https://www.youtube.com/watch?v=JzULTBlKSzw&t=19s

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支援金額とリターン

2,000円

お礼のメール、毎月活動報告

  • 9口が支援済み
  • お届け予定:2022年04月
受付終了

5,000円

お礼のメール、毎月活動報告

  • 30口が支援済み
  • お届け予定:2022年04月
受付終了

10,000円

​お礼のメール、毎月活動報告、支援者氏名紹介(希望者のみ)、イベント等ネーミングライツ(ご支援1口につき1回、子ども食堂、ゲーム大会、お泊まり会などイベントにお好きなお名前をつけて頂けます)※ネーミングライツについては、ご支援を確認後、個別でご連絡を差し上げます。

  • 16口が支援済み
  • お届け予定:2022年04月
受付終了

10,000円

お礼のメール、活動報告、支援者氏名紹介(希望者のみ)、オンライン交流会ご招待※オンライン交流会については、ご支援を確認後、個別でご連絡を差し上げます。

  • 18口が支援済み
  • お届け予定:2022年04月
受付終了

100,000円

残り0口

お礼のメール、毎月活動報告、支援者氏名紹介(希望者のみ)、イベント等ネーミングライツ(ご支援1口につき1回、子ども食堂、ゲーム大会、お泊まり会などイベントにお好きなお名前をつけて頂けます)、オンライン交流会ご招待※ネーミングライツやオンライン交流会については、ご支援を確認後、個別でご連絡を差し上げます。

  • 3口が支援済み
  • お届け予定:2022年04月
受付終了

EZOポイントで支援

100 EZOポイント

受付終了