北海道各地のマンホールの、全球パノラマ写真集「爪句@マンホールのある風景」を出版したい

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プロジェクトイメージ
すでに集まった金額

164,500

目標金額
300,000円
54%
現在の応援人数

22

延べ30
募集終了まで残り

終了

2018/07/01 00:00に終了

北海道各地のマンホールが撮影されている全球パノラマ写真とその解説の俳句(爪句)付の豆本写真集として出版を計画しています。豆本はA7判210ページ、全ページカラー写真で構成し、2次元マンホール写真とQRコードでパノラマ写真もみられるように印刷します。全道の市町村は179あり、異なるデザインのマンホールもあることを考慮して、1集で60市町村、2集、3集とそれぞれ60市町村を取り上げて出版する計画です。

ポケットサイズ”爪句”本とは!?

“爪句”とはプロジェクト実行者の造語です。この言葉を使うようになった経緯を簡単に説明します。大量の画像データをパソコンのディスクにしまっておいて後でパソコン画面に写真(画像)の縮小データを並べて表示して取捨選択などを行う方法の技術的用語に「サムネイル(thumbnail)―親指の爪」があります。パソコン画面に文字通り“親指の爪”大の画像を並べます(写真参照)。

並べられた画像データは一つひとつ画像ファイルでファイル名が付けられホルダーに格納されます。この画像のファイル名は、画像の編集時の検索作業等がスムーズに行われるように、通し番号や撮影日時が用いられます。私は、ここでファイル名に575の17文字の俳句形式のものを用いています。こうすると撮影時の簡単なメモにもなるからです。サムネイルに用いる句なので直訳で「親指の爪の句」略して“爪句”としています。
 写真と爪句を一体化した写真集が“爪句”本で、写真、爪句、短文の説明の三位一体で爪句本は構成されています。ただ、17文字の爪句だけでは説明不足と思われるので、1句1枚の写真に説明文を100程度で加えています。

爪句本を見開いた状態

写真も含めデジタル処理があればこそ成り立つ作品集なので新しい形式の“デジタル文芸”であるとも思っています。

爪句本とポケットティッシュとの比較
 
A7判の豆本サイズで写真集としては小さいと思われる方も居られると思いますが、写真と組みになって印刷されているQRコードをスマホやタブレットで読み込むことで360°の全視界を表示して見ることのできる“全球パノラマ写真”法を採用していますので、豆本といっても判の大きな写真集にそん色の無い写真を見ることができます。しかも2次元の写真では真似のできない視線方向を回転させながら、写真の拡大・縮小も行いながら写真を楽しめます。

ポケットサイズ”爪句本”を自費で35巻発刊

私はこれまで豆本写真集の爪句集を種々のテーマで35集発行をしました。その中には全道のJR駅を対象にした爪句集も5集あります。


 鉄道関連の爪句集以外は花や樹木、虫や野鳥、景観、札幌の行事、大学物語り(北海道大学、北海道科学大学)、今日(今朝)の一枚(2010年~2017年(第35集))、札幌の彫刻(第34集)等です。


マンホールをテーマにした理由

上述した駅取材の過程で、駅舎付近にあるマンホールもついでに全球パノラマ写真に撮ってデータとして残してきました。これらの取材データを活かして、未だ取材していない全道の市町村のマンホールも加えて全球パノラマ写真で記録として残しておきたいと考えるに至りました。これまでのマンホールの取材データはプロジェクト実行者のブログ「秘境100選ver2」にも投稿して来ていますが、ブログ記事は見返されない欠点があるので、紙メディアの本の形で残しておきたいというのも本プロジェクトの動機の一つになっています。マンホールの蓋絵は市町村の特徴を凝縮したものが多く、デザインを見てその解説を読むと市町村の理解が深まります。

爪句集のマンホールの写真は全球パノラマ写真なので、爪句集のQRコードをスマホで読むことにより、マンホールの設置場所を、その町の景観をそこに立っているかのように体感して見ることができます。新しいバーチャル旅行の気分にも浸ることができます。平成の大合併のように北海道の市町村合併が進み、旧町村が無くなっていく例を多くみかけます。マンホールは市町村が合併したからといって早急に取り換えられるものではなく、蓋絵に旧町村の名残のデザインがあります。マンホールの蓋絵を見ることにより市町村が辿ってきた歴史を知ることにもつながり、デザインを見てその解説を読むと市町村の理解が深まります。爪句集は市町村のマンホールを網羅して写真撮影する訳ではないので、爪句集を土台にして読者が見つけたマンホールを付け加えて、読者のマンホール・コレクションを充実させるのに役立ちます。

マンホールで北海道旅行!?

上述のように、今回のプロジェクトではマンホール(の蓋絵)を介して北海道の市町村を紹介する写真集兼ガイドブックを出版します。この写真集は、従来のような2次元の写真ではなく、スマホやブログで視界を回転させ、写真の拡大・縮小で2次元の写真では得られない情報を得ることのできるものです。↓画像内のQRコードを読み込んでいただくか、こちらをクリックすると、パノラマで観られる様になります。

これまでマンホールの2次元写真のみを並べたサイトはあっても、そのマンホールがどのような景観の中にあるのかは、マンホールの写真だけからは知ることができません。精々マンホールを撮影した場所の住所を付記する程度です。この点、本プロジェクトでは、マンホールのある景観を360度の視界の中で見ることができるもので、新しい写真撮影と処理技術によって可能になっています。私はこれらの技法を利用して、全道の駅や札幌市の野外彫刻の全球パノラマ写真撮影と爪句集豆本の出版実績を持っています。私が培ったこの技法を十分に活かせるプロジェクトであり、市町村における景観の記録の上からも有意義もなるものです。

制作スケジュール

プロジェクトの概要で記述したように3期に分け、シリーズで3集を出版したいと考えています。

第1期:2018年4月~6月 これまでの取材データ整理して原稿作成
       6月~8月   第36集の出版予定
第2期:2019年1月~3月 第37集の出版予定(上記期間に平行して取材・データ編集作業含む)
第3期:2019年6月~2019年12月 第38集の出版(上記期間に平行して取材・データ編集作業含む)

制作に立ちはだかる資金の壁

北海道の全市町村を取材対象にしているため、さらに全市町村を網羅する条件があるため、予定したよりも取材日程が延びる懸念があります。基本的にはプロジェクト実行者が一人で行うため、仕事量が膨大に膨らみそうで、アルバイトに支払う謝金等を計上していない事もあります。さらには、技術的な点では、全球パノラマ写真はマンホールのある現場で多数枚の2次元写真を撮影し、これをつなぎ合わせて3次元写真として見る事ができるようにする処理と、合成写真をインターネットを介して見ることができるようにするための写真投稿技法が必要になります。これらの作業遂行のため、各市町村でのマンホール捜しに加えて、写真撮影と処理の多くの時間と労力を要する作業が要求されます。通常の写真撮影とネットへの投稿とは違った技術と処理の手間も要求されるため、計画が先延ばしになる可能性があります。

制作に必要なお金

1集ごとに出版の印刷・製本代30万円をクラウドファンディングの目標にして(3集で90万円)、目標に達しなくとも自己資金でプロジェクトを推進する予定です。もし、目標以上の資金が集まれば、取材のための交通費、編集費用、郵送料、取材の謝礼経費に充てます。

地上での撮影から空撮パノラマ写真へ

これまで写真は自然、人、産業等のカテゴリーでプロやアマチュアのカメラマンが仕事や趣味で活動の場を広げて来ています。ここに全球パノラマ写真という新しいジャンルの写真法を加え、活動の場を広げると、仕事でも趣味でもこの世界に参入してくる人が増えると予想されます。本プロジェクトで発行予定の写真集を多くの人に見てもらい、この新しい写真法が広まる先鞭となるのを希望しています。さらにプロジェクト実行者はドローンを飛ばして空から全球パノラマ写真撮影を手掛けており、北海道の市町村の絶景の空撮パノラマ写真の撮影もマンホール撮影と並行して行う予定で、北海道全球パノラマ写真のデータベースの基になる事を夢見ています。さらに「爪句」(プロジェクト実行者の造語)という新しいデジタル文芸が爪句集の出版により広まることも願っています。

リターン(お礼の品)

制作にあたり、下記の返礼を予定しています。

1,000円

出版する爪句集1冊(郵送料込み)

3,000円

出版予定の爪句集とこれまで出版してきた爪句集(但し、第1巻第1号は除く)の中から3冊お選びください(郵送料込み)又は選んだ爪句集1冊と2019年の「北海道の絶景空撮パノラマ写真カレンダー」(B4判27ページ予定)1冊

5,000円

・爪句集北海道の駅(道央冬編・第9集、道南編・第21集、根室本線-釧網線・第25集、石北本線―宗谷本線第27集、函館本線―留萌本線―富良野線―石勝線―札沼線・第29集の計5集)
・出版予定の爪句集(1冊)

30,000円(10口)

爪句集第1集~第35集の35集揃いセット(ただし10セット限定)。

応募者プロフィール

青木 由直(あおき よしなお)

1941年生まれ。北海道大学名誉教授、工学博士。1966年北大大学院修士修了、北大講師、助教授、教授を経て2005年定年退職。道新文化センター「身近な都市秘境を歩いてみよう」、「ドローンを知ろう」の講座を持ち、私的勉強会「eシルクロード大学」を主宰。2015年より北海道科学大学客員教授。2017年ドローン検定1級取得。北大退職後の著作として「札幌秘境100選」(マップショップ、2006)、「小樽・石狩秘境100選」(共同文化社、2007)、「江別・北広島秘境100選」(共同文化社、2008)、「爪句@札幌&近郊百景series1」~「爪句@今日の一枚-2017 series35」(共同文化社、2008~2018)、「札幌の秘境」(北海道新聞社、2009)、「風景印で巡る札幌の秘境」(北海道新聞社、2009)、「さっぽろ花散歩」(北海道新聞社、2010)。北海道新聞文化賞(2000)、北海道文化賞(2001)、北海道科学技術賞(2003)、北海道功労賞(2013)。

ビットコインでも支援を集めています!

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支援金額とリターン

1,000円

出版する爪句集1冊(郵送料込み) 

  • 7口が支援済み
  • お届け予定:2018年09月
受付終了

3,000円

出版予定の爪句集(1冊)とこれまで出版してきた爪句集(但し、第1巻第1号は除く)の中から3冊お選びください(郵送料込み)

  • 0口が支援済み
  • お届け予定:2018年09月
受付終了

3,000円

・これまで出版してきた爪句集(但し、第1巻第1号は除く)1冊
・2019年の「北海道の絶景空撮パノラマ写真カレンダー」(B4判27ページ予定) 1冊

  • 4口が支援済み
  • お届け予定:2018年09月
受付終了

5,000円

爪句集北海道の駅シリーズ(5巻、1セット)+出版予定の爪句集(1冊)
※詳細は本文をご覧下さい。

  • 11口が支援済み
  • お届け予定:2018年09月
受付終了

30,000円

残り7口

爪句集第1集~第35集の35集揃い1セット

  • 3口が支援済み
  • お届け予定:2018年09月
受付終了

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100 EZOポイント

受付終了