東海大学の学生がデザインする『札幌軟石』を使った商品を世に送り出したい!

プロジェクトイメージ
すでに集まった金額

40,500

目標金額
400,000円
10%
現在の応援人数

10

延べ10
募集終了まで残り

終了

2016/01/15 00:00に終了

『札幌軟石』は今から140年前に石山で発見されました。札幌軟石(単に軟石とも呼ぶ)とは、北海道札幌市南区石山にて産出する凝灰岩の石材のことです。現在、軟石の採掘を行っているのは1社のみとなり、とても貴重な存在となっています。軟石は開拓時代の主要建造物の資材であり、最近は庭石にも使われています。ですが軟石を利用して建材や庭石を作ることで端材(職人さんが加工した石材の残り)が出ます。そこで私はその端材を無駄なく利用して、今までの軟石とは違う何かを作りたいと考え、2014年11月に「軟石や」という工房を立ち上げました。また、2013年からは東海大学デザイン文化学科のプロジェクトチームの方々がこの軟石を使った新たな商品作りに取り組んでいます。これまで建材や庭石などとして使われていた軟石は彼らのデザインをまとい、新たな一歩を踏み出そうとしています。そして来年2016年1月9日(土)~11日(月)の3日間、札幌市内の販売店で開催されるイベントにてその商品のお披露目します。また、それ以降のインターネット販売なども視野に入れ、彼らのデザインを本格的な商品として制作する費用を集めるため、今回クラウドファンディングに挑戦させていただきます!よろしくお願いいたします。

札幌軟石とは?

4万年前、現在の支笏湖付近にあった火山が噴火し、流れ出した火砕流が軽石や砂利などを巻き込んで固まった石。正式な名前は「支笏溶結凝灰岩」といいます。
今から140年前、北海道開拓時代。当時は原野を切り開き新しい町づくりが行われていましたが、冬は寒さをしのぐために、特に家の中で火を使うことが多く、その火が木造の建物に燃え移ってしまい、大火で町が燃えてしまうことも多かったそうです。
当時、開拓使が招いたお雇い外国人(外国から来ていたアドバイザー的な方々)が、火事から町を守るため、母国にある石造りの建物を推奨しました。そして現在の札幌市南区藻南公園付近で「軟石」と言われる石が発見され、本州から石工が来道して石の切りだしが始まりました。軟石は石山から小樽や帯広など広く道内に運ばれ大切なものを守る建物に活用され、また石切り場付近には多くの石工が定住するようになり現在の石山の町が出来ました。
しかし、昭和25年に建築基準法が変わり、石や煉瓦だけを積んで建物を建ててられなくなり、徐々に衰退。
また、軟石の粉が舞うなどの公害問題により、石山地区の採掘も全面的に中止となりました。
現在は、南区常盤の採掘場が唯一となっており、現在の軟石はタイル状にして外壁材などに使用されています。

北海道内で札幌軟石を使用している場所

〈施設〉
・札幌市資料館【旧札幌控訴院/大正15年】
・リトルジュースバー札幌本店【旧金岩商店蔵/明治期】
・石の蔵ぎゃらりぃ はやし【旧丸田質店蔵/昭和5年】
・Cafe & Bar ROGA【旧東洋カメラハウス倉庫/明治後期~大正期】
・北海道開拓の村【複数移築保存】
・小樽運河周辺の石蔵【小樽軟石、札幌軟石等各種の軟石が見つかっています】

〈公園・庭園>
・旭山記念公園【札幌市中央区】
・藻南公園「札幌軟石ひろば」【札幌市南区】
・石山緑地【札幌市南区】
・えこりん村 銀河庭園【恵庭市牧場】

〈建材等として使用>
・鶴雅ビュッフェダイニング札幌【札幌市中央区】
・白い恋人パーク【札幌市西区】
・ブーランジェリー CORON(コロン)【札幌市中央区2店舗】
・cafeスロープ(軟石石窯)【札幌市中央区】 等
 

2014年11月に立ち上げた工房『軟石や』について

「軟石かっこいい」 
私は幼少のころからその佇まいに惹かれていました。
それから約30年を経て、唯一の採掘所を持つ会社に入社させていただくことに。
そこで見た130年受け継がれてきた職人さんの技や採掘場の迫力に心を打ち抜かれ、ますます軟石に惹かれました。
そして、ある時取ったアンケート結果に衝撃を受けます。
10代、20代、30代、40代のほとんどが軟石を見たことも聞いたこともないと答えました。
このままでは会社の危機だ・・・
端材(職人さんが加工した石材の残り)を活用して手に取りやすいものを作ろう!と決意し、見よう見まねで始めたのがきっかけ。
そこから3年が経ち、2015年8月に端材を活用する部門として独立。お世話になった石材会社から端材を仕入れ、2名のスタッフとともに2015年8月に築62年の石造りの建物をお借りして石山にて「軟石や」の工房を開設いたしました。
貴重な軟石の端材を少しでも無駄なく有効活用したいと、多くの方と軟石を繋ぐ活動を行っています。


軟石は「博物館で見るもの」ではなく「採掘場で見るもの」

軟石の需要が減ってしまうと、唯一の採掘場が継続できなくなってしまいます。
現在、唯一の採掘場である札幌軟石採掘場は札幌市南区常盤にあります。
また一方で、職人さんが熟練していく=年齢が高くなり、若手の育成が必要になります。
このような問題を解決していくためにも軟石の端材を有効活用し、様々な方が手に取っていただけるものを作ることで、そこから興味を持っていただく方を増やすことができると思います。
そして「自分たちの建物にも使いたい」と思っていただける方を見つけることができれば、採掘場のお仕事にもつながり、軟石が現役であり続けることができます。
現在はすでに職人が少なく、50年程の歴史ですが手掘りの時代の資料も少なく、実際に採掘できる人もほんの数人しかおりません。
「軟石は博物館で見るもの」になるのはもったいない。生きた採掘場は”北海道の宝”です。

 

東海大学と軟石やの出逢い

札幌市南区石山のイベントで東海大学地域コーディネーターを務める平野先生と出会いました。そしてそこで軟石のことをたくさん話し、たくさん聞いて下さいました。
それから数週間。「軟石についてを授業で取り上げよう」と言ってくださり、軟石をまったく知らないデザイン文化学科の学生さんが真剣に端材の活用方法や軟石を広く伝えるための方法を考えてくださいました。
その後、東海大学デザイン文化学科の中尾教授が本格的に授業で商品開発に取り組んでくださり、素敵な作品たちが生まれたのです。

 

東海大学の学生の商品を販売することになったきっかけ

固定観念のないクリアな東海大学の学生から生まれたアイディアは軟石の可能性を大いに広げていきます。2015年8月に開催された「札幌軟石まつりIN北海道開拓の村」では、彼らの作品を展示し、人気投票を行いました。
イベント後には「これはどこで買えるのですか?」「いつ発売ですか?」など思っていた以上の反応や購入したいという声が多く、検討した結果、『軟石や』の商品として彼らの作品を販売させていただくことにいたしました。もちろん、デザインをしてくれた学生さんには、デザイン料をお支払いいたします。

2016年1月札幌市内の販売店にてイベント開催

2016年1月9日(土)・10日(日)・11日(月)の10:00~20:00、札幌市内の販売店にて、札幌市南区石山のアーティストさんが出展するイベントが開催されます。
「軟石や」もブースを出展し、そこで東海大学デザイン文化学科の学生さんとのコラボ商品をお披露目します。
商品は制作できるものから随時制作していく予定です。今回のクラウドファンディングのリターンにあるものは、制作している商品のほんの一部です。これからどんどん素敵なものを制作していきます。
※完成した商品の販売は、『軟石や』店舗もしくはインターネットでの販売がメインとなります。
※イベント開催予定の販売店名につきましては決まり次第、活動報告にてご報告させていただきます。
 

札幌市内販売店で展示&販売予定の商品(一部抜粋)

※販売金額は現在まだ確定しておりません。

「軟石や『かおるいえ』絵付け体験セット」
オリジナルのかおるいえ(アロマをたらして香らせる石)が作れます。



(セット内容)
・かおるいえ(家型の石)2個
・竹串 3本
・塗料(バターミルクペイント) 1つ
・紙ナプキン(竹串を拭くためにお使いください)
・おてふき(最後に手を拭くためにお使いください)
・かおるいえ用台紙・袋(パッケージ)


「ちよりさんのペーパーウェイト」
紙を押さえる重石です。

丸くてかわいい。つまんでみたい。
軟石のグレーに赤い丸。つまむ部分と底にはエゾシカの革(エゾプロダクト)を使用しています。
カラーバリエーションは、赤、グリーン、パープルを検討しています。


「アカツカくんの花器」

軟石と試験管。きりりとした組み合わせ。軟石の表面は山から切り出された時の跡「ヤマドリノコ目」がついてます。お花を活けてもよし、お箸などを入れて使うこともできます。


「いくえさんのなべしき」

軟石の耐熱性と端材の形を活かした商品。
東川町のインテリアナス様のご協力をいただき木部を制作していただきます。


「スナガくんの傘掛け」

軟石の特徴、水分を吸収。それをうまく活かしたデザイン。
傘を「掛ける」と先からしずくが、ちょうど石に落ちるように設計されています。
さりげない佇まいも人気です。
 

お金は何に使うの?

・軟石の材料費、採掘場への加工発注費
・軟石以外の材料費(木、アルミ、エゾ鹿革などの材料発注)
・商品パッケージ製作費(箱など)
・学生さんのデザイン費
・軟石加工工具費(今後継続的に制作するための道具)
・PR活動費
 

リターンの写真たち

※リターンは札幌市内の販売店イベントでは販売しない商品です。


「 かおるいえ(小)1個+アロマ1個」

かおるいえは、軟石の水を吸う性質を活かし、アロマ精油などを2~3滴しみこませて使うアロマストーンです。道内に残る軟石の建物をイメージして作りました。
かわいい軟石のちいさなおうちがあなたのそばで香ります。
絵柄はすべて違います。どれが届くかはお楽しみです。

アロマは、グレープフルーツ・ベルガモット・ラベンダーの3種類から1個お選びいただけます。ご希望の種類は個別にご連絡させていただきます。



「軟石鉢×多肉フェイクアレンジ」

軟石の鉢にフェイクグリーンの多肉植物などをアレンジしてお届けます。
枯れない&水がいらないフェイクですが、軟石の鉢にアロマオイルなど香りをしみこませて使うことができて、玄関やトイレなど、香りと彩りが欲しい場所に最適です。



「かおるいえ(小)3個+アロマ1個」

かおるいえは、軟石の水を吸う性質を活かし、アロマ精油などを2~3滴しみこませて使うアロマストーンです。道内に残る軟石の建物をイメージして作りました。屋根は札幌景観色で塗られています。
かわいい軟石のちいさなおうちがあなたのそばで香ります。


アロマは、グレープフルーツ・ベルガモット・ラベンダーの3種類から1個お選びいただけます。ご希望の種類は個別にご連絡させていただきます。



「軟石のアルファベットの切文字表札」

軟石で文字を切りだして、オリジナルの表札をお作りします。
ご希望のフォントやオリジナルのロゴでも対応可能です。
制作する文字数は3文字・幅につきましては2cm程度となります。
※アルファベット・フォント等は個別にご連絡させていただきます。
※あまり細い文字については加工後折れる場合がございます。

 


「軟石やワークショップ 出張(道内限定)」

軟石の本をみながら軟石の生い立ちや歴史について学びます。
実際に軟石に触れながら、ちいさな家型の軟石に絵付けをして、みんなで街をつくりましょう!
日時は個別にご連絡させていただきます。

ワークショップ所要時間:約2時間
(30分軟石のお話をして、1時間30分でかおるいえ制作を予定しております)​

よろしくお願いします。

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支援金額とリターン

2,000円

残り48口

「かおるいえ (小)1個+アロマ1個」

アロマをかけて使うアロマストーンです。
数滴アロマをかけるとトイレや玄関などで香ります。
アロマは、グレープフルーツ・ベルガモット・ラベンダーの3種類よりお選びいただけます。
※絵柄がすべて違います。どれが届くかお楽しみ。
※詳細はページ内をご覧ください。

  • 2口が支援済み
  • お届け予定:2016年02月
受付終了

3,500円

残り12口

「軟石鉢×多肉フェイクアレンジ 1個」

水やり不要の多肉フェイクグリーンの可愛いアレンジ。
お好みで石にはアロマを染み込ませて香りを楽しむことができます。
※どれが届くかお楽しみ。
※詳細はページ内をご覧ください。

  • 3口が支援済み
  • お届け予定:2016年02月
受付終了

4,000円

残り46口

「かおるいえ(小)3個+アロマ1個」

アロマをかけて使うアロマストーンです。
数滴アロマをかけるとトイレや玄関などで香ります。
アロマは、グレープフルーツ・ベルガモット・ラベンダーの3種類よりお選びいただけます。
※詳細はページ内をご覧ください。

  • 4口が支援済み
  • お届け予定:2016年02月
受付終了

10,000円

残り7口

「軟石のアルファベットの切文字表札」

軟石で文字を切りだして、オリジナルの表札をお作りします。
制作する文字数は3文字となります。
※アルファベット・フォント等は個別にご連絡させていただきます。
※詳細はページ内をご覧ください。

  • 1口が支援済み
  • お届け予定:2016年02月
受付終了

30,000円

残り3口

「軟石やワークショップ 出張(道内限定)」

軟石の本をみながら軟石の生い立ちや歴史について学びます。
実際に軟石に触れながら、ちいさな家型の軟石に絵付けをして、みんなで街をつくりましょう!
※所要時間は約2時間です。
※日時は個別にご連絡させていただきます。
※詳細はページ内をご覧ください。

  • 0口が支援済み
  • お届け予定:2016年02月
受付終了