リレー・フォー・ライフ・ジャパン ほっかいどう + では、「がん患者とその家族を支援し、北海道全体でがんと向き合い、がん征圧を目指す」を掲げています。がんと共生するこの時代に、地域全体でがんと向き合うチャリティ活動を開催し、道内では、苫小牧と室蘭にて活動をしています。今回は、クラウドファンディングで寄付を募ることによって、多くの方への活動の周知と協力を促したいと考えています。
下記は、'17年08月26~27日in室蘭での開催の様子(2018年8月17日追加)
今年のリレー・フォー・ライフ・ジャパン室蘭は、2018年8月25日(土)開催です。
08月26日開会式でのステージ前
08月26日 暮れなずむ会場の様子
08月27日 閉会式26ハト風船の様子
リレー・フォー・ライフ(命のリレー、RFL)とは、がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧に取り組むチャリティ活動です。それは1985 年、アメリカ・ワシントン州シアトル郊外のタコマで始まりました。一人の医師がアメリカ対がん協会の為に寄付を集めようと24 時間走り続けたことがきっかけとなりました。彼の名は、ゴルディー・クラットさんといって、マラソンが得意な腫瘍外科医でした。彼は、がん患者の生きる勇気を讃え支援するために、トラックを1周するたびに友人等に寄付を募り、その結果、1日で2万7千ドルが集まりました。24 時間走り続けたのは「がん患者は、24 時間病気と向き合っている」ので、その思いを共有し支援するためだったのです。がん患者とその家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を願うこの活動は、現在、世界30か国、6,000会場で開催される世界最大規模の非営利活動となっております。日本では2006年にスタートし、昨年は全国49会場で開催され、北海道では苫小牧、室蘭の2会場で開催されています。
リレー・フォー・ライフ(以下、RFL)が使命とする“Save Lives”は、直訳すると「命を救う」ですが、単に医療行為によって救命を行うという意味ではありません。医療に従事していなくても、リレー・フォー・ライフに参加し寄付金を募ることで医療の進歩に貢献し、間接的に人の命を救う事ができます。そして、生きる希望を失った人の支えになることもまた、命を救う事です。リレー・フォー・ライフにおける“Save Lives”のもうひとつの意味、それは「人の魂を救う」ことなのです。
現在、がんは2人に1人が罹患し、3人に1人ががんで亡くなる重大な国民病であり、ここ北海道を取り巻くがんの状況は、罹患率、死亡率ともに全国平均を大きく上回り、その状況に改善が見られず対策実施が急務となっております。
一方で、北海道はがんへの取り組みを全国に先駆けた歴史があること、また、RFLを日本へ紹介し、初開催に尽力した人が北海道出身のがんサバイバー(がんの告知を乗り越え、勇気をもって今を生きているがん患者さんやがん経験者)であったことはあまり知られていません。北海道の先人たちが、難病がんに立ち向かうことを決意し、行動を起こした事実は、我々道民の誇りであると言っても過言ではありません。がんの苦しみを私たちの世代で解決し、未来ある子供たちに安心して健康に暮らせる社会を贈るため、北海道の先人たちが示した勇気と行動力を伝え続け、共に学んで行きたいと思います。輝く子供たちの未来のために、北海道が再び全国がん対策の旗手となるためにRFLがその一助になるべく歩み続けて行きたいと考えています。
注)サバイバー:がん告知経験者、ケアギバー:サバイバーを支援する人
上述のように、リレー・フォー・ライフ・ジャパンほっかいどう+では、チャリティイベントを通じて寄附を募り、がん撲滅のための活動資金として活用します。そこで、イベントに参加されない方でも、活動の趣旨に賛同していただきご支援を頂きたく、さらにはPRをすることで、多くの方に、活動そのものを知ってもらいたいと考えたからです。寄附の使い道には、大きく下記の4点のために活用されます。
2018年6月15日~ クラウドファンディング開始
2018年7月21日(土) 正午~7月22日(日)正午まで
リレー・フォー・ライフ・ジャパン2018とまこまい 開催
2018年8月25日(土)13:30~8月26日(日)10:30まで
リレー・フォー・ライフ・ジャパン2018室蘭 開催