第５戦及びグランドファイナル参戦報告 2021.12.12決勝（富士スピードウェイ）
2021-12-24
去る11月20日〜21日と12月11日〜12日に静岡県の富士スピードウェイにて開催されたTOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup第5戦及びGrand Final戦へ参戦してきました。最終戦となる第5戦と東西両シリーズのトップランカーが参加するGrand Final日本一決定戦の２連戦です。
11月20日【第5戦予選】
最終戦という事もあり91台ものエントリーがあり、37台も予選落ちする厳しい戦いです。長谷部選手も2度目の富士で前回よりも自信を持って走る事ができ34位で見事予選通過で決勝進出を果たしました。
11月21日【第5戦決勝】
決勝は朝の８時スタートで、この時期の富士では路面温度は中々上がらず各車空気圧の設定に悩んでいました。スタートでは長谷部選手は３台ほどに交わされ１コーナーへ進入して行きました。その後のアドバンコーナーで多重クラッシュが発生して、セーフティーカーが入り事故処理が終わり再スタートとなりますが、多重クラッシュを避けるために長谷部選手は４５位近くまで順位を下げていて追い上げも難しく３８位でゴールしましたが多数のペナルティーを受けるドライバーがいて最終的に２６位で正式結果となりました。
12月11日【Grand Final 予選】
Yaris日本一を決める戦いが始まりました。71台のエントリーで先ずは予備予選で54台に絞られます。
今回の長谷部選手はコンデションも良く予備予選は難なく通過し、本予選に進出しました。本予選では目標の２分１５秒台に入り１９番手をゲットしました。流石に全国からの選ばれたドライバーの戦いで４位から２３位までが１５秒台という凄い争いでした。
12月12日【Grand Final 決勝】
いよいよ決勝の朝を迎え予選の終わったマシンの車両保管が８時に解除され決勝に向けてのマシンチェックを行い、９時３０分スタートを待ちます。スタートは無難にこなし順位を保ったまま１コーナーへ入って行きました。
２周目に入り隊列が整い出しストレートでをスリップストリームを使い他車との駆け引き合戦となりますが、後方の車両も速く結果は５台にかわされ５４台中２４位でゴールとなりました。
【まとめ】
今年から始まったTOYOTA GAZOO Racing Yaris Cupシリーズの参戦し第1戦の雨でのクラッシュから始まりコロナウィルスの感染拡大に伴う延期などもありましたが5戦のシリーズ全戦参戦出来、念願の日本一決定戦にも駒を進めることが出来ました。ドライバーの長谷部選手も一戦一戦早くなりポイントも獲得出来る成績を残すことができ大いに自信を深めた事と思います。最後に１年間無事にスケジュールをこなす事が出来たのも皆様方からのご協力が有って成り立った事と考えています。来年度はさらに強いチームになるべく準備をして行きたいと思っていますので引き続きよろしくお願い致します。
TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 東日本シリーズ第4戦 参戦報告
2021-10-28
去る10月9.10日にかけて宮城県のスポーツランドSUGOで開催されたTOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 第4戦に参戦致しました。第3戦の十勝ラウンドが新型コロナウイルスの蔓延による緊急事態宣言で延期となり２ヶ月以上のインターバルを開けて全戦に引き続きSUGOでの開催です。
10月9日(土曜日)
公式練習
TOYOTA GAZOO Racingによる占有走行となる公式練習は生憎のウエット路面による走行となりましたのでマシンチェックとウエットでの走行ラインの確認をするにとどめ明日のドライによる公式予選に臨むべく軽く流す程度の走行に留めました。
10月10日(日曜日)
今回は予選、決勝を１日でこなすワンデイスケジュールの為、午前に予選、午後から決勝となるスケジュールです。
【公式予選】
前日の雨は上がりましたが路面は軽いウエット状態で後半になるほどタイムが上がる様相です。我々の35号車、長谷部選手も残り３分に勝負をかける作戦で臨みました。セクター1,セクター2で自己ベストを記録し好タイムを期待しましたが最終セクターで遅いマシンに引っかかってしまい予選を残念ながら22位で終えました。
【決勝】
決勝がスタートする午後３時過ぎには太陽が顔を出してみるみる気温が上昇し熱いバトルが繰り広げられる予感がします。
22番グリッドからジャンプアップを図る我らが長谷部選手はスタートで前車を交わしひとつポジションを上げオープニングラップを終えました。その後も１台も抜かれることなくポジションを上げ最終的に4台を抜き18位でフィニッシュ！抜きどころの少ないスポーツランドSUGOでのレースは予選順位の大切さを痛感しました。
【まとめ】
今回のレースは緊急事態宣言によるレーススケジュールの延期等普段とは違う過密スケジュールで臨むレースでコンディションなどの調整が難しく満足な結果を残すことが出来ませんでした。しかししっかりと調整して来たチームもあり我々の反省も確認するものでした。次戦は８月の地元凱旋レースの第3戦十勝が10月30,31日の日程で開催されます、ホームグランドの利点を大いに利用して勝利を目指したいと思いますので引き続き応援の程宜しくお願い致します。
TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 東日本シリーズ第３戦（十勝ラウンド）開催延期のご報告
2021-08-18
この度トヨタレーシングアソシエーションより昨今のコロナ感染再拡大に伴いTOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 東日本シリーズ第３戦（十勝ラウンド）開催延期の発表がありました。地元北海道での凱旋レースとなるべく準備を進め勝ちに行く覚悟でいましたが、今の感染状況を考えると受け入れざる得ないと判断します。
地元でのレースを支援者の方々に見て頂きたかったのですがとても残念です。今後の代替日程が決まればこの場にてご報告いたしますのでよろしくお願い致します。
TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 東日本シリーズ第２戦 参戦報告
2021-08-03
去る7月25日宮城県のスポーツランドSUGOで開催されたTOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 東日本シリーズ第２戦に参戦致しました。
先月の富士スピードウエイでの第１戦に引き続き、今回も、64台といった多数のエントリーがあり、またも超激戦区の様相を呈しています。
予選もA.B２組に別れてのタイムアタックで始まり45台までの決勝グリットを争います。
決勝は全部で６台がクラッシュし、リタイアする荒れたレースではありますが、結果は61台出走中10位で２戦目にしてポイントを獲得しました。
7月22日（木曜日）
占有走行練習
今回のSUGOでのレースでは、オリンピックのスケージュール関係で開催されるレースの数が普段よりも多くスケジュールが過密になり、思うように練習時間が確保出来ない為、通常よりも１日早い木曜日からの練習開始となりました。
この日はドライバーのコース完熟とマシーンセッティングに終始しました。ドライバーの長谷部選手はTVC-Sapporoでのシミュレーターでの練習成果で早急にSUGOのコースを理解し２本目の走行では早くもタイヤ及びブレーキ、アライメントなどのテストプログラムを消化する事が出来ました。
7月23日（金曜日）
スポーツ走行
この日は25分間が２回の練習走行枠があり予選に向けたタイヤセットを使い走行を行いました。前日の走行とは違い、レギュレーションで決められたスタート時に履くニュータイヤでの走行を行いました。
ニュータイヤではタイムが伸びず、若干のセッティングを行い、確認した後練習を終了しました。
７月２４日（土曜日）
公式練習（Yaris Cup占有走行）
公式練習は30分間の１回のみの走行です。ライバルチームのタイムの確認などしつつも、我々のマシーンも各部のチェックしながらタイムを出す走行をしました。
7月25日（日曜日）
予選
10時よりAグループの予選が開始されました、我々のチームは今回Bグループに割り与えられて10時25分から15分間の予選が始まりましたAグループの予選時よりも路面温度が高くなり、タイムアップが厳しいと想定し、早い周回でのアタックをする事とし、オイルも予選用に粘度の低いものを使用しました。長谷部選手のアタックラップでは1`51,729をマークしグループ７番手のタイムを記録しましたが前日のタイムより伸びず、全体の順位は16位で予選を終えました。
決勝
決勝は15時10分スタートです。16番グリットに並ぶ長谷部選手は、スタートを上手く決め、ポジションを１つあげて１コーナーへ進入して行きました。
この後、SPコーナー付近で２台が絡むクラッシュが発生し、セーフティーカーが入り、周回する事となり、５周を費やし残り周回でポジションアップを試みるも、またしても今度はレインボーコーナーで３台が絡むクラッシュが発生。再度セーフティーカーの導入となり、７周目で赤旗中断、残り３周での再開となりました。
荒れたレースのためか、2周もセーフティーカーの先導で走る事となり最後の残り1周での勝負となりました。そしてチェッカー！２台を抜き13位でゴールしましたがレース中の違反行為が多数報告されていて、裁定の結果さらに２つポジションをあげて１０位での正式順位決定となりました。
長谷部選手の決勝スタートのコンデションは最高で、まともに全周回のレースをしていればさらに順位をあげて行くことは可能だったかなとは思いますが、これもレースだということで納得したレースとなりました。
今回の１０位入賞により、ポイントも獲得し、次回は地元開催の十勝での第３戦に弾みをつけれるレースになったのではないのかと思っております。
Yaris Cup 開幕戦参戦報告
2021-06-17
開幕戦参戦報告 2021.6.5決勝（富士スピードウェイ）
去る６月５日に静岡県にある富士スピードウエイで開催された『TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup』シリーズの開幕戦に参戦致しました。本年度から始まる新シリーズに全国から９１台ものエントリーがあり各メディアが取材に訪れるなど非常に注目されたレースとなりました。
我々Smaile Cars Racing Teamも６月３日（木曜日）よりサーキット入りし精力的にマシンのセッティングとテストを重ね上位入賞を狙うべく準備を致しました。
６月３日【フリー走行】
午前9時から始まったフリー走行で１本目はドライバーの慣熟及びマシンのチェックを行いました。２本目以降は翌日の天候が雨の予報の為17時の最終走行までに５本の走行を行いトップチームのタイムからおよそ1秒遅れ以内までに車を仕上げる事が出来ました。
６月４日【公式練習】
朝から大雨警報が出るなか公式練習が始まりました。翌日は晴れの予報ですが予選が行われる午前8時40分頃はまだ路面がウェットの可能性もあるため念の為ウェットのセッティングも試す事にしました。コース内各所に水が溜まる中での走行にはなりましたがドライバーが感触を掴み良いデーターを取ることが出来ました。午後からのYaris Cup占有走行では無理せずコース上を流す程度の走行で２周を走ったところで雨足が強まりコース上は多くの川状の水が流れるようになりクラッシュする車両が多数出て赤旗中断、その後コースがクリアになり最終チェックに出た我々のマシンがダンロップコーナーにてスピンしガードレールに衝突してフロントを損傷しピットにも戻ってきました。その後も何台かのマシンも同じコーナーでクラッシュが発生し占有走行が終了しました。ピット内ではマシンの修復を行い最終的には横浜のガレージにマシンを運び込み修理をする事となりました。
６月５日
【予選・決勝】
前日損傷したマシンは朝までには完全に修復されサーキットに戻ってきました。
天候は早朝から霧雨が降り路面は濡れていますが予選が行われる８時４０分頃には少しずつ晴れ間が見えてきて先に行われたインタープロトの予選で路面状況も幾分改善はしてきたもののウェットとドライが入り混じる難しいコンデションとなりました。我々のチームはA組に入っている為に予選中に路面コンデションが変化するためとても作戦的には難しくなってしまいました。
A組、B組合わせて９１台中５４台までが予選通過となる予選に臨みます。
８時４０分、１５分間の予選がスタートしましたドライバーの長谷部選手は徐々にペースを上げ残り３分の段階で１５番手のタイムをマークし予選通過確実かと思われましたが残り１周で路面が急激に改善しラストアタックを試みました。しかし前走車に引っかかりペースを上げる事が出来ず１００分の３秒差のA組２９位で予選通過を逃しました。
わずか１秒の中に１７台がひしめく高レベルな戦いでチャンピオン経験者も予選落ちするなどとても厳しい戦いでした。これにより翌日のレースでは予選落ちした３３台によるコンソレーションレースに出走する事となりました。
【決勝・コンソレーションレース】
予選５５位以下の３２台にグリットが与えられ４周のレースが行われます。＃３５号車の長谷部選手は８番グリットから表彰台を目指します。
午前１１時シグナルがレッドアウトし一斉にスタートしました１周目が終わり順位を２つ上げて６位でコントロールラインを通過し先行車を追います。先行するドライバーも歴戦の経歴をもつベテランですのでそう簡単には抜くことはできません。しかし長谷部選手は必死に食らいつき３周目５位に上がり最終ラップに突入します、ここで１コーナーの飛び込みで４位に上がり表彰台へあと１台と迫りましたがわずか及ばず４位でレースを終えました。このレースではレース中の最速であるファステストラップを記録し速さを証明することも出来ました。
レース結果 第4位（出走３２台）Total Time 9’27.028 Best Time 2’19.305 (ファステストラップ記録)
