arai_hiroaki

1つのプロジェクトを支援しています。

1963年 北見市生まれ 書店員、ケーブルテレビ社員、新聞記者、編集者を経て、2008年北海道ブックシェアリング設立。 現在、一般社団法人北海道ブックシェアリング代表理事。

プロジェクトイメージ
  • すでに集まった金額
    287,000 (47%)

北海道で書店のないまちをゆく「走る本屋さん」を実践したい!

北海道には179の自治体があり、うち47の市町村が「まちに書店が1軒もない」いわゆる「無書店自治体」です。本道は他の都府県と比べ、面積が広大であるため「書店(あるいは図書館)が充実している都市部」までの距離が遠いという厳しい地域事情もあります。本会は「子どもからお年寄りまで、まちで暮らすだれもが本と出会える場づくり」を視野に入れた「社会実験」として「北海道の無書店自治体を走る本屋さん事業」に賛同いただける方のご支援をお待ちしています。 北海道ブックシェアリングとは   わたしたちは、北海道と東北被災地で「読書環境の整備支援」を進めている「一般社団法人北海道ブックシェアリング」(本部・札幌)です。図書関係者と教育関係者によって2008年に設立しました。  読書環境を「公共図書館の設置率」「学校図書館の整備率」「無書店自治体率」の3つの指標で考えたとき、北海道は国内ワーストに近い状況にあります。一方で、道都・札幌を見るといずれの指標も国内トップクラスです。文化・社会教育面での地域格差が過度に進む北海道で、子どもたちをはじめとする住人の「学びたい気持ち」「読みたい気持ち」に応えられるような「未来志向のまちづくり」のきっかけとなれば、と本会は活動を進めてきました。  とくに学齢期において「教育」と「読書」は、いずれも「他のひとや他の場所、他の時代に意識を接続できる、しなやかで伸びやかな感性と知性を育む」という共通の効果があります。「教育」というチャンネルと「読書」というチャンネルのふたつが補完しあうことで「学び」に深みと幅が生まれ、それらの実装を促進します。読書環境の整備は「子どもたちが社会を生き抜く力を身につけていく」ためにも必要なことなのです。 北海道ブックシェアリングの取り組み  絵本・児童書などの移動販売を軸とした「読書イベント」を実施し、町や村を訪問・滞在しながら、読書環境に関心を持つ人たちとの接点をつくり、「地域に根ざした読書環境づくり」を一緒に考えていこう、というのが狙いです。 すでに4月から3つの無書店自治体を定期的に巡回し、読み聞かせなどのイベントを盛り込んだ「走る本屋さん事業」を展開しています。これを2年かけて実施し、のべ10以上の自治体を回りたいと考えています。その成果とデータは報告書にまとめ、北海道のまちづくりや読書環境に関心を持つすべての方々に公開いたします。