抜海駅開業100周年記念式典のご報告と今後に関して
2024-06-24
２０２４年６月２５日に抜海駅は開業１００周年を迎えることができました。記念日が火曜日と平日であったため、２日前となります６月２３日(日)に、「抜海駅開業１００周年記念式典」及び「抜海駅１００周年を１００人で祝おうバーベキュー懇親会」を開催いたしました。
無事この日を迎えられることができたのも、ひとえにご支援・ご協力をいただきました全国の皆様のお力添えがあったからこそと、実行委員会一同、心より御礼を申し上げます。
２０日ごろより天候が崩れ始め、式典前日の２２日には土砂降りに近いような雨が降り、実行委員会の面々だけではなく、ご参加者の皆様方、ボランティアスタッフの方々も本当に心配をしていたところではありますが・・・・・・
雨も２３日の未明にはやんでくれ、式典開始前には道路もほぼ乾いてくれるという奇跡のような演出になりました。
そして・・・・
１０:４６ 抜海駅に稚内からの普通列車が到着！
車内も大混雑です。日曜日ということもあって、イベント参加者以外にも観光の方たちが何人も降りてこられて、びっくりされてました。
そして駅前で
記念式典が開催されました。
稚内市市議会議長の鈴木様や
前稚内市長の横田様からもご祝辞を頂戴いたしました
温かい祝辞とご支援のお言葉に、廃駅問題が起こってから４年間走り続けてきたことへの感慨が胸に迫るものがありました。
そして抜海駅の前で集合写真
ここから１００周年記念碑まで皆様にご移動いただき、
石碑の除幕式を行いました。
そして石碑の前でも
みんなで記念写真です。
石碑の位置は抜海駅から徒歩３０秒ほど
抜海駅の取り付け道路に入ってすぐのところに建てられました。
裏面にはCFの「石碑に名前を刻もう」コースにご応募いただいた６６名様のお名前と、建設地の土地のご協力をいただいた方の併せて６７名のお名前を刻ませていただいております。
こちらは個人情報となりますので、公開は控えさせていただきます。
そして
１１：４９ 抜海駅発稚内行き普通列車の迎えと見送りのために駅へ
式典だけご参加いただきお帰りになる方をみんなで手を振ってお見送りです。
列車の見送りを堪能した後は、
抜海駅から貸切バスを使って抜海漁港に移動します。
観光のトップシーズンにもかかわらず配車のご協力をいただいた宗谷バス様には本当に感謝です。
そして開業１００年を１００人で祝おうバーベキュー懇親会の始まりです。
乾杯の音頭は今までこの活動を、本当に親身になってご支援いただいた千葉市議会議員様にお願いいたしました。
もうここからは焼いて飲んで焼いて飲んで焼いて飲んで
参加者の皆様、本当に楽しんでいただけたようです。
懇親会会場入口では、旭川からきていただいた「ぽっぽ屋」さんにより鉄道グッズも販売していただき、参加者の皆様もひっきりなしにお買い求めに来ていただく盛況ぶり。
遠方までお越しいただき、本当に感謝です。
そして
全道トンコリ大会優勝者のアラヤタツロウさんによる、アイヌ民族楽器の演奏や
問寒別楽団による弦楽奏が行われました。
問寒別楽団の演奏の最後には、廃校となってしまった抜海小中学校の校歌が奏でられ・・・・・・・
抜海出身者も一緒に歌って・・・・
この日一番の大盛り上がりな時間となりました。
演奏していただいた皆様には本当に本当に感謝です。
楽しい時間はあっという間でした。
最後に懇親会参加者の皆様とスタッフ・・・・・と一匹(笑)含めて集合写真。
用事で途中でお帰りになられた方もいらっしゃいましたが、総勢１０５名によるバーベキューになりました。
そして・・・・・
片付けが終わって・・・・・
洗い物が終わったところで
外は雨に
本当に奇跡のような一日でした。
皆様の熱いパワーがきっと雨を止めてくれたんですね。
さて、ここまで、式典・懇親会のご報告をさせていただきました。
改めて、今回の式典・懇親会にご参加いただきました皆様、ボランティアスタッフの皆様、過去２回にわたるクラウドファンディングにご協力をいただきました皆様、そして、抜海駅の存続のためにご支援・ご協力をいただきましたすべての皆様に、実行委員会一同、心より心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました！
そして・・・・・・
式典が終了して数日後、稚内市と町内との会議というか一方的な説明会がありました。
稚内市は相変わらず駅を廃止するという一点張りから何も変わりません。しかも
・来年度以降の駅の維持や存続という名目での寄付は今後は受け取らない
・抜海駅を観光地としてとらえることもないし、観光客の数字も見ない
・地元住民の利用が伸びない以上は廃止する
・代替交通ではない（抜海と稚内市街地との間の輸送以外は考えていない）
ということだけをこちらに突き付け、問答無用という状態になっております。
また、昨年、2023年7月に廃駅を撤回したときに、副市長は私たちに「代替交通の提示が十分に示されていないから、これから早急に提示したうえで２０２５年春で廃駅にする方針です」と言っておきながら、いまだなんの青写真の提示もなし。昨年と変わったのは、「スクールバスへの混乗」から「乗合タクシー」という言葉に変わっただけ。運行ダイヤも金額も何一つわからない状態で、先に廃駅を決めようとしています。
「廃駅を決めてから、スケジュールや金額は皆さんと調整します」と言っているそばから、「ご希望の１００％がとおるわけではない」とも言われております。
なんといいますか、稚内市の行政は民主主義とはほど遠い世界になっているような気がします。
「廃駅にするというなら、その先の青写真を提示したうえで議論しましょうよ」と私たちはずっと言い続けてきた4年間でした。
稚内市も提示が十分でないことを毎回認めて撤回しながら、結局4年前と何も変わらない。
本当に４年間、稚内市は何をやってきたんでしょうか。
廃駅にするための要素を必死になって探してきたんでしょうか。
稚内市は2022年の10月に一か月かけて乗降調査をしました。が、市長は「団体バスやイベントの数字を除けば、JRの乗降調査と数値は変わるものではなく、利用が伸びているとは言えない」と、市議会で答弁を行いました。バスやイベントの数値を除く？つまり、私たちが必死になって誘客をして、利用者を増やそうとしても、その数字は見ないといわれたわけです。私たちの活動をどう考えていたんでしょうか・・・・・・・
抜海駅存続にかかる費用はJRからは当初124万と言われていました。しかし昨年度は60万弱です（市議会での決算報告より）。
（毎月3回行う駅の維持管理作業も、現在は私たち抜海町内会が無償で行い、維持管理費用の削減に協力をしております）
乗り合いタクシーにかかる市の負担はいったいいくらになるんでしょうか。年間60万では済まない金額だと思います。駅維持にかかる費用よりも多額の費用をかけて、今よりも不便な状態になることが許されるんでしょうか。
私達はこれからもねばり強く市と交渉をしていくつもりです。
抜海駅100周年を迎えられたことを素直に喜ぶとともに、今後とも皆様のご支援・ご協力を賜れば幸いです。
今年の9月23日には抜海駅の信号所設備が廃止となり、9月24日からは1番線のみ使用しての運行となります。2番線からとれる抜海駅の風景もあとわずかです。たとえ棒線駅となっても、皆様とお会いできる抜海駅でありますように。
抜海駅100周年の日程のご案内と抜海駅維持管理費用の寄付のご報告です
2024-03-06
平素より抜海駅存続へのご協力・ご支援ありがとうございます。2024年も３月・弥生を迎え、抜海駅100周年となる6月25日まであと、3か月半となってまいりました。
今年は2月後半にプラス10度を超える日が2日続くという記録的な高温の時期があり、抜海駅からもほとんどの雪が消えてしまうという時期もありましたが、その後、寒の戻りというよりは猛烈な暴風雪に見舞われ、すっかり真冬の抜海駅へと戻っております。
さて、2022年11月～2023年1月までに再度行いましたクラウドファンディング「廃駅の危機に立つ日本最北の木造駅舎抜海駅存続のためにご支援をお願いします！」にてご支援をいただきました額に加え、2022年及び2023年の秋に開催した抜海駅ビール＆珈琲ミーティングでいただきました寄付金、さらに抜海集落内にある民宿「ばっかす」内に設置いたしました募金箱へ、また事務局へ持参や現金書留などでお送りいただいた総額635,984円を、先日3月1日(金)に2024年度の抜海駅維持管理に利用してほしいという思いを稚内市に伝えて寄付を行ってまいりました。
寄附金受領書と稚内市長からのお礼のメッセージが本日届きましたので、ここに皆様にご報告をさせていただきます。
さて、今後の日程ですが、すでにFacebookの抜海駅サポーターズクラブなどでご案内をさせていただいておりますが、抜海駅100周年記念式典の日程が確定いたしましたので、改めてご案内をさせていただきます。
日時 ： 2024年6月23日(日) 11：00～
場所 ： （式典及び記念碑の除幕式）抜海駅駅前
（懇親会バーベキュー）抜海港内漁業協同組合倉庫 （懇親会費用2,000円）
※ 駐車スペースが限られますので、抜海駅へおこしの際は、JR宗谷本線 名寄行き普通列車（稚内１0：24発 ⇒ 抜海駅10：46着）にて可能な限りお越しください。
※ お車でお越しの方は、誘導係員の指示に従い駐車いただけますようお願いいたします。
※ 列車でお越しの方は、抜海駅駅前での式典終了後、抜海駅から抜海港まではバスにてご移動いただく予定です。
※ バーベキューは15時ごろまで開催の予定です。終了後、列車でお越しの方は稚内市街地までバスにてお送りする予定です。
※ 詳細は３月中にご案内を送らせていただきます（記念碑への記銘コースへご支援いただいた方）ので、詳細はそちらでご確認ください。
現在、実行委員会では記念碑製作の発注をすませ、式典関連の準備を行っているところです。
6月23日の式典当日には皆様に石碑のお披露目をさせていただきますので、楽しみにお待ちいただければと思います。
また、式典当日のボランティアスタッフ（駅前での準備・バーベキューの準備・バーベキューの焼き係・テントの設営・誘導など）も募集しております。ボランティアスタッフへの参加をいただける方は、事務局までお問い合わせいただけますようお願いいたします。
また、併せて春の抜海駅ボランティア清掃に関してもご案内いたします。
日時：2024年4月21日(日) 名寄行き10：46着 ⇒ 稚内行き11：48発の抜海駅リターンの一時間で行います。
募集人員 ： 先着5～6名程度
作業内容 ： 駅舎の窓拭き・蜘蛛の巣とり・掃き掃除・トイレ掃除など（ホーム側での作業は行いません）
ご参加いただける方は事務局まで（お名前・人数・連絡先）を明記の上、お申し込みください。
お申込み先着順となりますので、定員に達した場合はお断りをする場合がありますのでご了承ください。
今後とも抜海駅維持存続のため、皆様の温かいご支援・ご協力をお願いいたします。
第2回BBCM（抜海駅ビール＆珈琲ミーティング）開催のご報告と秋のお掃除ボランティア募集のご案内です
2023-10-15
２０２３．１０．１５第二回BBCM（抜海駅ビール＆珈琲ミーティング）を開催いたしました！
昨年に引き続きご参加いただいた方から
朝一の列車で来ていてテント設営や準備作業までお手伝いいただいた方まで
抜海駅をご利用いただき本当に感謝です
11：49発の列車でほとんどの方がお帰りいただいた後も、三々五々、車や自転車でお立ち寄りいただき
途中特急サロベツ号のお見送りなんかもしながら開催終了の14時まで楽しくみんなで過ごすことができました。
ご参加いただきました皆様本当にありがとうございました
そしてお疲れさまでした
来年100周年本番の際もぜひぜひお越しくださいね
さて、来月秋の抜海駅ボランティア清掃の募集も行います
日付 2023年11月12日(日)
時間 10：46着（稚内発名寄行）～11：49発（名寄発稚内行）
作業内容 駅舎内清掃・窓ふきなど
募集人員 5名程度（先着申込順）
ご参加いただける方は
station100@bakkai.com
までお名前・連絡先を添えてお申込みください
ご参加をお待ちしております
最後に今日の抜海港からの夕陽を添えて
第2回BBCM（抜海駅ビール＆珈琲ミーティング）開催のお知らせ
2023-09-07
今年も予定通りに第２回BBCM（抜海駅ビール＆珈琲ミーティング）を行います！抜海駅で秋の宗谷を感じながら楽しく語らいましょう
日付：10月15日(日) 10：46（名寄行き列車の到着後）～14時ごろまで
※ JRでお越しの方は11：49発稚内行きにご乗車ください。
参加費：BBCM（抜海駅サポーターズクラブ）会員の方は無料です
会員以外の方はJRでお越しの方は500円
会員以外の方で車でお越しの方は1000円
※ 全額を稚内市に抜海駅維持存続費用に使用してほしいと明記して寄付します
ご提供：下沼湧水で作った稚内ブレンドのコーヒー
SAPPORO CLASSIC 生ビール
駅周辺の駐車スペースは少ないため、可能な限りJRでお越しください（車でお越しの方は係員の指示誘導に従ってください）
2023年春の抜海駅ボランティア清掃募集のお知らせです
2023-04-11
今年も宗谷地区の観光シーズン本番を迎える前に抜海駅の清掃を行いたいと思います。以下にご案内をいたしますので、参加をご希望いただける皆様には、当100周年事業実行委員会のメール
station100@bakkai.com
もしくは（gmailなどで、上記アカウントのbakkai.comがはじかれる場合があります）
mibaccos@gmail.com
までお申込みください。
以下作業 概要になります。
募集人員：５～６名程度（先着順）
作業場所：抜海駅駅舎内及び及びホーム以外の外側
作業日 ：2023年5月28日(日)
作業時間：抜海駅１０：４６発名寄行き出発後
～１１：４９発稚内行き出発前まで
参加費用：無料（逆に報酬も無しのボランティア清掃になります）
交通手段：可能な限り、抜海駅まではJRをご利用いただけますようお願いいたします。
作業内容：駅舎内天井のクモの巣払い
床の掃き掃除
ホーム側以外の窓ガラス吹き
その他棚や椅子などの拭き掃除
（ ホーム上での作業にはJRので安全講習が必要なため、ホーム側の窓は講習受講済みの実行委員会参加者にて行います）
※特にご用意いただくものはありませんが、駅に使える水道がありませんので、衛生上、気になる方には手袋・軍手などのご用意をお願いしております。
なお、作業用に水はこちらで用意いたしますので、それで手洗いなどは可能です。通常の服装でも特に問題はないかと思いますが、抜海は風が強いエリアとなりますので、汚れ防止にもなりますのでウインドブレーカーなどお持ちの方は、ご持参いただけるとよろしいかと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。
なお。3月18日のダイヤ改正より南稚内駅「みどりの窓口」の営業時間が変更となっておりますので、ご注意ください。
支援金額とリターン
10,000円
残り138口
【抜海近郊名産海産物コース】
稚内産天然利尻昆布（切り昆布）400g×1袋
※抜海在住の漁業者が採ってきた天然利尻昆布です。
※2021年10月頃から順次発送します。
10,000円
残り47口
【抜海近郊名産海産物コース】
稚内産（抜海漁港水揚げ）活ホッキ貝 Mサイズ20個もしくはLサイズ12個
※抜海在住の漁業者が水揚げしたホッキ貝です。
※2021年9月頃から順次発送します。（要冷蔵）
※季節品のため配送日時の指定は承っておりません。
※お届け予定日を別途メールでご案内しますので必ずご確認ください。
※ご不在等によりお受け取りができなかった場合の再送はいたしかねます。
※賞味期限の都合により離島へはお届けできません。
