小樽を代表する作家、小林多喜二と伊藤整は101年前に小樽で同人誌を発行していました。
100年後の小樽で、誰も同人誌を発行してないなんて寂しい。小樽は、これからも芸術に溢れる町であり続けてほしい。そんな想いに共感してくれた仲間と、同人誌を発行するために立ち上げた企画です。
応援をどうぞよろしくお願いします!
このプロジェクトに興味を持ってくださり、誠に有難うございます。
昨年もクラファンでご支援いただき、同人誌RAINの創刊号を制作・発行することが出来ました。
小樽を代表する作家のひとり小林多喜二は、小樽高等商業学校(現在の小樽商科大学)在学中に同人雑誌「クラルテ」を作り始め、北海道拓殖銀行に勤めてすぐ発行しました。「クラルテに負けない雑誌を作ろう」と励んだのが伊藤整で、友人と一緒に同人雑誌「青空」を出版するため、石鹸を売って資金作りをしました。
小林多喜二のクラルテ出版、伊藤整の石鹸売りから来年でちょうど100年を迎えます。小樽の美術史を紐解くと、若手画家らが大正5年に小樽洋画研究所を設立。そこに集まる仲間が新たに美術団体を立ち上げ、活動を始めたのも同じ頃でした。
現代の小樽でも様々なアーティストが制作し、芸術関連のイベントを仕掛けています。しかし、若手の活動を探してみると、それほど目立った動きを見つける事が出来ませんでした。小樽で文学や美術の活動をしようとしたとき、若い世代にとってのコミュニティが無かったのです。作家同士が繋がる機会も減り、作家が地域と繋がる事も少なく、高みを目指す人は早い段階で小樽を去ってしまいます。
①小樽で文学や美術などの表現をする人が増えてほしい
②もっと作品を発表しやすい空気を作っていきたい
③ゆるいコミュニティをつくり、芸術活動を広げていきたい
以上の目的で昨年の2022年に同人誌RAINを創刊、今年も継続して雑誌を作ります!
RAIN創刊号は2022年3月15日に出版し、7名の作家による作品と4名によるコラムを掲載しました。
・フルカラー / 右綴じ / A4サイズ / 52P / 定価700円 / 印刷部数500部
・発行日は小林多喜二 著「一九二八年三月十五日」に由来しています。
・販売場所:運河プラザ一番庫、タルシェなど、BASEなどで現在も販売中
・販売実績:クラファンリターン130部、店舗販売など 約70部
今年は9名の作家による作品を発表します
①佐藤T/画家
【プロフィール】
小樽出身。武蔵野美術大学造形学部版画専攻卒業。東京を中心に個展、グループ展、アートフェア等で活動。日常の中に潜む不穏な空気や違和感、得体の知れないものをテーマとして描く。
■主な個展 夕日に見られていた(2022/東京) 窓の外(2023/東京)
【Message】
夜、目を瞑ると、透き通った小樽の海と空が鮮明に思い出されます。胸の中を通り抜ける風のようなその光景を、目の前のキャンバスに丁寧に描きだす。そうすることで、潮と錆が鮮やかなこの町の匂いが、長い時間の中でとどまるように。
②SAHO HARABE/デザイナー
【プロフィール】
北海道生まれ。昨年までプロ野球グラウンドキーパーとして球場での仕事に従事。仕事の傍ら続けていたデザイン活動を継続中。スポーツ×アートの融合を目指したコンペティション『HOKKAIDO BALLPARK ART PRIZE 2023』にて優秀賞受賞。
【Message】
スポーツとアートは交われるのか?全く別の分野に感じるふたつにも意外な融解点があるかも。観客の声援が遠くなった日々を経験し感じたこと、エッセイと作品を掲載します。
③転勤族おいしい/エッセイ
【プロフィール】
東京生まれ。夫の転勤に帯同し3年前より小樽在住。広告会社、化粧品会社勤務を経て、現在は税務・経理・秘書関連のリモートワーク。二児の母。
【Message】
小樽生活は4年目に突入。いまだ新鮮な気持ちは持ち続けていますが、長く住むにつれて、小樽の様々な面が見えてきました。日常を取り戻しつつある街にとって、コロナ禍の数年間は水たまりが蒸発するように「なかったこと」になってしまうのか。 木々のあいだに走る木漏れ日、街に漂う冬の匂い、まだ明るい夏の19時。すべてが新鮮に感じた小樽生活一年目の創刊号の時とは違った視点で、私の表現をお届けできればと思います。
④SNAP/漫画
【プロフィール】
小樽で仕事をしながら土日は漫画と踊りを頑張るアラサー。北海道主催の第4回北のまんが大賞にて、小樽とYOSAKOIソーランを題材にした作品『坂の街に舞う』が特別賞を受賞。
【Message】
サイレント漫画に挑戦しました。あの日、大好きな街から音が消えた。その日のことをずっと覚えておきたいし、漫画を読んだ人にも知っていて欲しい。
⑤兼平祐弥/絵画・イラスト
【プロフィール】
2001年生まれ、小樽商科大学4年。油絵、デジタルイラストを中心に作品制作や展示を行っています。
【Message】
私はコロナ禍が始まった2020年に大学へ入学しました。不安や制約の中で絵を描き始め、行き着いた現在への感情を表現できればと思っています。
⑥森谷亮介/写真
【プロフィール】
1986年、京都府舞鶴市生まれ。西舞鶴高等学校、小樽商科大学卒。卒業後小樽市内のWEB制作会社勤務を経て、2019年12月に合同会社Nita Limoを設立し独立。映像や写真の撮影・編集、印刷物やWEBのデザインの傍ら、気が向いたときには作曲も行う。 WEBサイト
【Message】
読者に楽しんでいただけるような誌面作りに取り組みたいと思います。よろしくお願いいたします。
⑦HiNA/油彩画家
【プロフィール】
小樽生まれ小樽育ちの『白髪の画家』作品は感情のこもった色彩表現と質感に特徴があり、生まれ育った赤レンガの倉『海猫屋』や街に点在する石や香りなどから影響を受け制作している。
【Message】
自分の不器用を受け入れて、好きなことを突き抜ければきっとそれが強みになると信じて絵を描いています。自分の筆跡が手を伸ばす誰かのもとに届きますように。
⑧小泉範剛/アニメーションアーティスト
【プロフィール】
2001年、札幌市生まれ。受験で合格していた北海道教育大学を入学直前で辞退し、エンタメの道に進む。高校卒業と同時にお笑い芸人で絵本作家の西野亮廣氏の個展やイベント空間、店舗内装、建築などを生み出す建築部門 "艸の枕"に入社。2020年さらなる挑戦を求めて独立し、現在はアニメーションアーティストとして、アニメーション映画の制作を手掛ける。
【Message】
「“好奇心“を刺激し合える仲間が欲しい」というというのがRainに作品を掲載しようと思ったきっかけです。今これを見ているあなたと友達になれたら嬉しいな。あなたが高校生でも、専業主婦(夫)でも、大工さんでも、消防士でも、僕はあなたと友達になりたいです。
⑨盛合将矢 /エッセイスト
【プロフィール】
1985年、小樽生まれ。小樽双葉高等学校、北海道工業大学卒。フリーライターとして独立後、フリーペーパーKazeru.で"歴史巡るおたる"や、小樽観光協会ホームページのコラムなどを担当。小樽商科大学非常勤講師、小樽観光協会誘客促進委員会副委員長などを歴任。
【Message】
文化や芸術は“不要不急”なのか? そんな問いを突きつけてきた新型コロナウイルス。シンプルに答えられないからコラムという形式で向き合い、2000文字でウイルスに立ち向かってみました。きっとまだ雨はやんでない。でも、それでいい。
●2023年5月
・プロジェクト始動、作家集め
・第二号のテーマを「コロナ」に決定し、各作家に制作開始を依頼
●2023年6月
・クラウドファンディング開始(約40日)
●2023年9月
・データ入稿、雑誌印刷完了、リターン発送(9/15(金)を予定)
●2023年10月6日(金)から一般販売
・販売場所は今のところ小樽市内2カ所を予定
・BASEでも販売開始
・印刷費:約100,000円
(A4中綴じ,4/4C,500部を予定)
・取材費:約10,000円
・製作編集費:約80,000円
・諸経費:約20,000円
・リターン発送費等雑費:約20,000円
・クラウドファンディング手数料:総支援額の10%
本プロジェクトは、支援者の方と一緒に小樽の芸術の未来に向かって走りたい。そんな気持ちを込めてストレッチゴールにしています。(ストレッチゴール=支援額の達成状況に応じて制作内容が変わります。)
25万円 → 雑誌第二号を500部製作
40万円 → 雑誌を軸としたイベント(展示会など)を開催する。
①ただただ応援 666円
②雑誌1部郵送 888円
通常より約3週間早く、郵送でお届けします。
③今回発行する第2号と、創刊号の2冊セット 1,500円
無料で配っても、転売して頂いても構いません!
④一行スポンサー+雑誌3冊@郵送 7,500円
雑誌に支援者としてお名前を掲載いたします。また、雑誌を3部郵送します。
※備考欄に記載したい名前をご記入ください。(名前含めて20文字以内)
例)フリーライター盛合将矢
※不適切な文言を記載された場合、掲載を見送る場合がございます。
⑤広告(1/8枠)+雑誌10冊@郵送15,000円
雑誌に広告を掲載いたします。指定サイズでデータをお送りください。簡単なデザインはこちらでも作成できますが、複雑なデザインになる場合は別途費用が掛かる場合があります。また、雑誌を10部郵送します。
⑥金は出すが口は出さぬ!太っ腹なただただ支援 30,000円
*押し間違いにご注意ください。大切に、雑誌作りを進めていきます。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合は、部数やページ数などを減らし、足りない分は自腹で雑誌を完成させ、必ずリターンをお届けします。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
「いまの地方に必要なのは、飛びぬけた才能を持つゴッホではなく、まだ評価されない可能性を信じるテオである」をコンセプトに、テオプロジェクト -Theodorus Project-を発足。同人誌RAINの発行以外にも、「小樽を変えた7日展」「7人の心臓展」「立体作品ヤドカリの心臓」「巨大壁画KOU_TEI制作」「小樽を変えた20日展」「HuG展(抱きしめる両腕)」などの企画を実施。
■フリーライター(小樽チャンネル「刺身盛合せ」 等) ■小樽商科大学 非常勤講師 ■小樽観光協会 誘客促進委員会 副委員長 など
プロジェクトが成功しました!
2023/06/28に募集を開始しました。
2023/08/10 00:00:00に支援募集を終了します。
目標金額に達しない場合もプロジェクトは成立し、支援金額が引き落とされ、リターンも履行されます。