ダンサー・アーティストの新しい在り方の第一歩を!

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プロジェクトイメージ
すでに集まった金額

363,000

目標金額
500,000円
72%
現在の応援人数

44

延べ48
募集終了まで残り

終了

2020/03/02 00:00に終了

本谷裕子の挑戦

2020-02-21

2019年度から、参加している本谷裕子さんからもらった寄稿です。

サッポロダンスコレクティブ、2年生の本谷です。初年度のオーディションを受けてメンバーとなりました。
オーディション時のエントリーシートを見返すと、「何か思いついても、求められていることとは違うのかもしれない、と考え過ぎて口を噤み、結果、受け身になってしまうことがままありました。もっと積極的に自分の中から生まれたアイディアを人に伝えて、また感じたことを聞いてみたいという思いが芽生えた時に、この企画を知り、実験の場の共有という言葉に惹かれ、応募いたしました。」と書いてありました。
考えすぎて言葉が出なくなることは今も変わりません。
それでも、リサーチして、拙い文章を書いて、他の人と共有してを繰り返すことによって、アウトプットすることが以前より楽しめるようになりました。
今年は、チームごとに分かれて作品づくりを進めています。私の参加しているBチームのテーマは、#なまはげ#子ども食堂#引きこもり。 子ども食堂や男鹿半島へ実際に足を運び、作品に落とし込むために共有して深めて、本番までひと月をきった今は、ストーリーが立ち上がってくるのを待っているところです。 2年目のHOMEをぜひ観察してください。

本谷裕子


 ↑とんでるのが、本谷さんです。このクラウドファンディングのトップ画像の先頭もそうですね。いずれも2019年12月公演の本番写真(撮影:yixtape)より
 

 

ちずのSDC その2 Sapporo Dance Collective発足

2020-02-20

2017年9月に「コンカリダンスカンパニー立ち上げ、プレビュー公演」と銘打ち、白玉さんと6人のダンサー陣で5日間のクリエーションを経て、ショーイングとディスカッションを企画しました。クリエーションの期間、ダンサー陣が非常に楽しそうにコンカリで、稽古したり話し合ったりしていたのが、とても嬉しかったです。


↑休憩しているように見えますが、これが試演会ショーイングの冒頭。ここになぜかバスケットボールが転がってきて、スタート。

ただ、ディスカッションの中では、中心となる振付家も作家もいなくて、それはダンスカンパニーと呼べるのか…?等々、一体、何がしたいの?という疑問が、数々

 登録制の出入りの緩やかグループで…
 日常の身体訓練(レッスン)は、それぞれ、所属のダンススタジオでやりつつ…
 ダンススタジオの枠やジャンルも超えて…
 年に1回くらいは、内部オーディションもやりながら、みんなで作品を1本は創って…
 間で、小さい作品を少人数でも公演したりして…
 3年後には、そこから独立するカンパニーも3つくらいできてて…

翌2018年、本格的活動を始めるために、白玉さんと話している中で、もらったワードが、collective コレクティヴでした。

ありがとう!白玉さん!さすがー!と、飛びつきました。

私の頭の中には、ワーカーズコレクティヴとか、コレクティヴ住宅とかの、皆で働いて、そこから生まれる利益を分け合って、独立しながらも、ある部分を分かち合いつつ暮らす、イメージが広がりました。そんなダンスを巡るグループになれたらいいなぁ~、と。

下記の文章は、2018年の出演者募集にあたって、白玉さんが書いてくれた文章です。

ご一読ください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「サッポロダンスコレクティヴの黎明期にお立ち会いください。」
ちずさんの野望のひとつ「ダンスカンパニーつくりたい!」は、ずっと前から聞いてましたけど、ちずさんの心の中にあるものは、既存のダンスカンパニーではないなと思ってましたし、いまのところ巷には、ダンスカンパニーって言葉しかないから、その言葉を使っているだけだろうな、と考えていました。なので、ちずさんといろいろ話して、ふさわしい言葉を見つけたいと思うなか、collective コレクティヴを提案しました。

直訳すると、「集団」です。
現在、各所で見受けられる、ひとりの天才のもと、ダンサー含めて実現してゆく、トップからダウンへの一方向な集団というよりも、360度見渡す限りの開拓地のような場所や環境を指し、そして、その場所を肥沃な土地へ育ててゆく集団を目指す。そんな、コレクティヴです。
昨年、15分程の作品をもとに試演会を行いました。ポストトークでは絶えることなく発言が沸き起こり、ダンスと生活のバランス、すなわち経済についても話されました。フリーランスが多いダンスの現場は、雇用と被雇用の関係は殆どないので、労働基準法は適応されない現状があるなかで、このように、ダンスの現場で自分たちの経済について語ったのなら、経済もすでにダンスではないかと思うのです。

「じゃあ、いまをどのように振り付けるのか。」
わたしにも見当がつきませんが、自然界では、枯葉や虫の死骸の堆積や分解などとともににつくられるふかふかの土壌は、10年で1センチの層しかできないと聞きますが、それでも確実にふかふかパラダイムシフトが起きています。一方、人間の世界は、ダンス作品に限らず、有形無形のモノをあまりにたくさんつくりすぎてしまい、生産に分解が追いついてないような気がします。
それらを回復させる呼吸のような通路、そこで起きるダンスのパラダイムシフト、について考えています。ぜひ、お立ち会いください。
羊屋白玉
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

白玉さんの書き言葉(※)は、やわらかくて強く、しなやかです。私は、心震わせながら、こくこくとうなずきながら、何度も読み返しました。今でも、時折読み返す、私にとっては、活動を続けるための大きな拠り所になっています。こうして、私たちは、サッポロダンスコレクティヴとして、第1回目の作品づくりに向かうことになりました。

※白玉さんの話し言葉は、「白玉語録」をつくりたくなるくらい、これまたユニークなのですが、それはまた、別に機会に!

ちずのSDC その1 2017年の活動開始まで

2020-02-19

こんにちは、コンカリーニョ斎藤ちずです。

このサッポロダンスコレクティヴの取組の言い出しっぺです。通常、この手の公演モノの活動報告は、稽古場日記のようなものだろうな~と思いつつ、日々動いていく創作現場を記事立てていくことも難しいこと、~私も30年以上、いろんな創作現場に立ち会っていますが、このSDCの流動性、日々の変り様はすさまじく、報告記事にしていく自信がなかったのです。

~ コレクティヴの名のとおり、多様なメンバーが集っているので、メンバーの紹介を兼ねて、メンバーから「サッポロダンスコレクティヴにかける私の想い」をテーマに寄稿を募って、報告を構成していくことにします。
 
まずは、私から「ちずのSDC その1 2017年の活動開始まで」長くなりそうなので、私のは、連載モノにさせてください。
 
コンカリーニョでダンスの企画を手掛け始めて、20年。
2001年初代コンカリーニョにて
 ↑2001年 初代コンカリーニョにて

多種多様なダンス公演をしたいと願うものの、・・・なかなか増えません。なぜ、劇団のようにダンスカンパニーは生まれないのか・・?
抽象度が高いから?つくり手が少ないから?作家がいないから?スタジオの活動が忙しいから?観客層が薄いから???・・・・
 ダンスカンパニーを生み出したい。
 つくり手を育てたい。
 作家を発掘したい。
 スタジオでレッスンを受けながら、作品創作にも挑戦してもらいたい。
 観客層を増やしたい。

このような想いというか、疑問というか、壁を感じていて、2016年のコンカリーニョ10周年の時に、「よし!次は、コンカリのダンスカンパニーをつくろう!」と思い立ち(たぶん、コンカリ10周年のクラウドファンディングが大成功裡に終わった直後で、そうとうにおだっていたようにも思います。苦笑)、既知の白玉さんに話してみました。
白玉さんは、劇作家・演出家・俳優ですから、当初は、なぜ、私?の疑問もあったのかもしれませんが、それまでの経験(道外から振付家を招いて、レジデンス創作で、公演に向かうとか)から、踊れない、振付はできない彼女だからこそ、と考えました。踊らないし、振付はしないし、指輪ホテルは「演劇」と言っているけど、彼女の舞台作品を見ていて、身体(からだ)()の印象が際立って、ダンスのように見える瞬間があったりして、白玉さんがダンスの作品をつくったら、どうなるのかしら?と、思うこともありました。
また、もうずいぶんと前ですが、演劇大学という日本演出者協会主催の1週間くらいの札幌を中心に道内の演劇の活動者を対象にしたワークショップや座学や創作ショーイングの取組を3年連続で行ったことがあり、白玉さんは、当時、札幌学長として3年間付き合ってくれました。その折の彼女の受講生(演出家)に対するアプローチが、非常に見事だなぁ、興味深((おもしろ)いなぁ、と強く記憶に残っていたことが、白玉さんにオファーした大きな理由でした。
 
 2017年に、札幌のダンサーに集まってもらって、試演会をやることにしました。その時の私は、私お気に入りの身体(からだ)()の利く札幌のダンサーを白玉さんに預けたら、どんなふうになるだろうか…?とワクワクしていました。

(「ちずのSDC その2」に続く)

支援金額とリターン

1,000円

特製ポストカードにてお礼状

  • 13口が支援済み
  • お届け予定:2020年03月
受付終了

5,000円

残り88口

A)公演チケット1枚進呈
特製ポストカードにてお礼状

  • 12口が支援済み
  • お届け予定:2020年03月
受付終了

5,000円

残り96口

B)公演当日の上演限定配信
特製ポストカードにてお礼状

  • 4口が支援済み
  • お届け予定:2020年03月
受付終了

10,000円

残り3口

特製SDCグッズ「ぷりにょん」(森迫暁夫作)をプレゼント

5,000円のリターンAかB
特製ポストカードにてお礼状

  • 17口が支援済み
  • お届け予定:2020年03月
受付終了

50,000円

残り8口

本年度上演DVDおよび昨年度上演作品DVD(いずれも非売品)をプレゼント
特製SDCグッズ「ぷりにょん」(森迫暁夫作)をプレゼント

5,000円のリターンAかB
特製ポストカードにてお礼状

  • 2口が支援済み
  • お届け予定:2020年03月
受付終了

100,000円

残り3口

SDCメンバーが出前ダンスをお届けします。(人数、内容、日程等に関しては、別途ご相談させてください。)
5,000円のリターンAかB
特製ポストカードにてお礼状

  • 0口が支援済み
  • お届け予定:2020年03月
受付終了

EZOポイントで支援

100 EZOポイント

受付終了