2021年度研修旅行 クラウドファンディングページ報告内容
2021-10-07
研修旅行に参加した札幌新陽高校の総合コース２学年からの報告内容です。【 御礼のことば 】
この度の取り組みに対し、本当に多くの皆様から温かいお言葉やご支援を頂きました。札幌新陽高等学校生徒・教職員より心から御礼を申し上げます。
皆様からの応援を力に研修旅行を実施し、とうもろこしの収穫から発送まで一連の作業を体験すること
ができました。ご支援頂いた皆様、誠にありがとうございました。
【 研修旅行での様子 】
①旅程当初、９月７日（火）〜９月１０日（金）の３泊４日で計画していた研修旅行でしたが、新型コロナウイルス
感染症予防対策のため、日程を１泊短縮し９月８日（水）〜９月１０日（金）の２泊３日で実施しました。
②収穫体験
９月９日（木）の朝、雨天の中、午前中いっぱいを使いとうもろこしの収穫を行いました。まず驚いたのは
収穫する畑の大きさでした。生徒が畑の前に立ち、各クラスごとに分かれて１列に並び収穫する姿は圧巻
でした。自分で収穫したとうもろこしの皮を剥き、生でかぶりつき、その甘さに感動しました。その思いが寒
さと雨で落ち込んだ心に火を付けました。最初は雨と泥で汚れてしまうとためらっていた生徒も、「やりだし
たら止まらなかった」そうです。
以下は、収穫を体験した生徒たちの声です。
「農家の方々はこんなに大変な思いをしながら収穫していたなんて…」
「自分たちは半日だけど、日々こんなふうに収穫しているなんて知らなかった」
「感謝して大事に食べなきゃいけないなと思いました」
最終的には生徒１人あたり、１０mほどを収穫しながら進み、４クラス全体で１ヘクタールほどのとうもろこ
しを収穫させて頂きました。
収穫作業後は、各グループでの学習を行い（下記参照）、その後グループごとに収穫したとうもろこしの
梱包・発送作業も行いました。宛名書きや御礼のメッセージを生徒たちが心を込めて手書きし、封入まで
やり遂げることができました。収穫作業での感動体験があったからこそ、疲れている中でも丁寧な作業を
することができました。
収穫の様子と梱包・発送作業の様子
③グループ別研修
９月９日（木）、午後からは４つのグループに分かれての研修を行いました。
１．ドローン・機械工業〜
ドローン専門店のAIR STAGEのスタッフの方々に、空撮用のドローンから農業用のドローンまで様々な
機種を紹介して頂きました。また、ドローンの操縦体験もさせて頂きました。生徒たちはコントローラーでド
ローンを左右上下に動かし、不慣れながらも初めての体験を楽しんでいました。
また、ガールズ農場では白トウキビとミニマムトマトの試食をさせて頂き、普段では味わえない帯広の野
菜を堪能しました。特に白トウキビの糖度は果物並みにあり、生徒たちに好評でした。更にトラクターの試
運転では、まっすぐに進ませることが想像以上に大変なことに驚いている生徒が多く見られました。
北口農場さんにて、帯広の農業の現状と農耕具の歴史をレクチャーして頂きました。
２．加工・調理・飲食店〜
JTBに勤めながら株式会社アグリグローバルデザインの社長を務める、西川太郎さんより講話を頂きま
した。西川さんは日本食を海外に広めながら、世界市場を舞台に活躍されている方です。日本食の魅力
と他国との商談について、笑いを織り交ぜながら生徒へお話ししてくださいました。また、事前学習として
生徒が作成した「カラフルポテトを用いたレシピ」を西川さんにご講評頂き、「品種ごとの特徴を生かしたレ
シピが作成できている」とお褒めの言葉も頂きました。その後はカラフルポテトの調理体験です。ノーザン
ルビー・シャドークイーン・きたあかりの三種類を使ったフライドポテトを調理し、自分で揚げたポテトの見
た目や味の違いを感じながら、おいしそうに食べていました。
３種類のカラフルポテト（きたあかり・シャドークイーン・ノーザンルビー）を使ってポテトフライを作っている様子。
作ったカラフルポテトのポテトフライ
３．広告・ブランディング〜
８日(水)の事前学習では、グループ分けと活動内容の確認を行いました。６グループに分かれリーダー
を決め、翌日の活動の確認など積極的に交流することができました。
９日(木)の活動では、① 田口さんより、可能性の拡大と実現に向けたレクチャー
② ポテトロールケーキの試食
③ 「いただき食レポ」の絵コンテ作成と動画撮影
以上を行いました。話し合いながらグループみんなで協力して活動する姿が見られ、有意義な時間を共
有することができました。研修旅行の中心となる活動であり、生徒の取り組む様子から成功した企画で
あったことが実感されました。
研修の際の司会担当生徒が新杵堂の会長田口さんに質問をしている様子。
動画撮影のための絵コンテ作成をしている様子。
４．デザイン・ファッション〜
モデルを６名選出し、オールドトラクターやビニールハウス内を背景に撮影会を実施しました。カラフル
なツナギやキャップを使用し、様々な農作物を持ったりしながら撮影を行いました。急な日程変更で、撮影
準備や農業ファッションのアイディアがまとまらず大変な中ではありましたが、十勝観光局の方々から写
真や動画の撮影ポイント・構図・アングルなどのアドバイスを頂きながら撮影することができ、生き生きし
た表情を写真に収めることができました。
十勝観光連盟の局長さんから撮影に関するアドバイスを頂き、生徒がモデルとなって撮影を行いました。
構図やモデルの視線、服の見せ方もアドバイスを頂きながら撮影。
