<鎮魂の桜・復興の森プロジェクト>北海道地震の被災地に桜の苗木と山林の復興費を贈ろう

プロジェクトイメージ
すでに集まった金額

1,836,400

目標金額
1,500,000円
122%
現在の応援人数

234

延べ270
募集終了まで残り

終了

2019/05/01 00:00に終了

42人が犠牲になった昨年9月の北海道胆振東部地震。大規模な土砂崩れが、多くの命を飲み込みました。厚真町では36人が亡くなっています。壊滅的な被害を受けた同町吉野地区は、桜の名所で知られていました。地区名は「奈良の吉野」(奈良県吉野町)に由来し、山肌にエゾヤマザクラが点在する風景、住民が「吉野桜」と呼び親しんだ桜も土砂に押しつぶされました。読売新聞北海道支社は犠牲者への哀悼と鎮魂、被災者に寄り添う気持ちを桜の苗木に込めて被災地の厚真町に贈ります。
 

厚真町「吉野地区」の名前の由来

厚真町吉野地区は明治中頃に農業開拓者が集まり集落が形成された頃、アイヌ語に漢字を当てた西老軽舞(ニシオイカルマイ)と呼ばれていました。町内でも早く開けた地域で、住民は教育の必要性から私費を出し合って教育所(私塾)を開きました。私塾はその後、厚真第二尋常小学校などに名前を変え昭和初頭まで地域の教育を担っていました。その近くにあった桜の木を住民は「吉野桜」と呼び、心の拠り所として一致団結して発展して来たと言います。「吉野桜」と呼ばれるようになったのは、春になると山に点在するエゾヤマザクラが咲き、古来の桜の名所である吉野山(奈良県)を奇想する風景だったからだそうです。一致団結して開拓、発展した象徴の「吉野桜」になぞらえ、1957年の地区名変更で「吉野」と改名されました。

吉野生活会館前の桜


旧樽山中学校に咲く桜

2018年9月の北海道地震


厚真町全体図(赤枠内は吉野地区)

吉野地区は地震では多くの民家が土砂に押しつぶし、19人が犠牲になりました。私塾を開設した跡地にあった吉野生活会館(公民館)も、近くにあった神社も、春になると山肌を彩ったエゾヤマザクラも押し流しました。教育熱心な地域の象徴として建立された「教育 発祥の地」の石碑だけが残っています。 命を、生活を、思い出を飲み込んだ土砂。以前の吉野地区の風景を伝える写真もあまり残っていません。この写真は、昨年暮れ、脇田之正さんが土砂につぶされた家屋から見つけたそうです。

吉野の桜(脇田之正さん提供)

震災直後の状況


広範囲で発生した土砂崩れ


道路や建物に甚大な被害が出ました。


懸命に捜索活動を続ける消防隊

教育熱心な地域の象徴として建立された「教育 発祥の地」の石碑だけが残っています。

吉野地区に残った「教育 発祥の地」の石碑

春を待つ復興作業

冬の間、雪に覆われた被災地は、春を待って復興作業が本格化します。厚真町は被災者の住宅・生活の再建を最優先に進める予定で、復興計画の策定も進みます。


吉野の桜を、吉野地区に!

吉野の地区名の由来について、奈良県吉野山の桜の保全活動を続ける「吉野山保勝会」に伝えたところ、「ぜひ、協力させていただき、被災者の気持ちに寄り添いたい」と保勝会で育苗する苗木を寄贈していただけることになりました。

厚真町にシロヤマザクラの苗木を贈る公益財団法人・吉野山保勝会の福井良盟理事長より

北海道地震でお亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を捧げますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。吉野山(奈良県吉野町)の桜は1300年の歴史があります。その間、自然の猛威に幾度もさらされましたが、自然は優しく微笑みかけてもくれました。それが、今の「吉野山の桜」をかたどっていると思います。桜が美しいのは、とても短い期間ですが、散ったその瞬間から次の年の花を咲かせる準備を始めます。その準備の期間がとても美しいものと思っています。厚真町の皆さんは、地震という自然の脅威にさらされながらも、復興へ向かって進んでおられます。次に向かって歩みを進める厚真町の皆さまに、少しでも寄り添うことが出来ればと思い苗木を贈らせていただきます。 2019年3月

福井良盟 理事長

鎮魂の桜・復興の森プロジェクトの立ち上げ

読売新聞北海道支社では、全国のみなさんと協力して、北海道地震の犠牲者の鎮魂と哀悼を願い42本の桜の苗木を町に贈るプロジェクトを考えました。周辺の復興はこれからです。土砂崩れで山肌が茶色に変色した痛々しい風景を、元の緑の大地に戻すにも時間がかかります。復旧、復興はバトンだと考えます。今できることを精いっぱいやり、次につなげていかなければなりません。支援の輪を桜の苗木、山林復活の願いに込めて広げます。

<住民の声>


土砂で全壊した自宅から桜の写真を探し出した脇田之正さん(66)
 「桜は吉野地区の名前の由来になった地域のシンボル。住民は満開になるころに集まってバーベキューをした。また、あの姿を取り戻したい」

<住民の声>


仮設住宅に暮らす山口清光さん(82)
「今年は、あの見事な桜を見られないのは寂しい。亡くなった人たちのためにも、何とか再生させてほしい」

鎮魂の桜・復興の森プロジェクトにかかる費用

今回、桜の苗木ならびに近隣の山林復興におけるプロジェクトでは、下記の費用を見込んでいます。
○桜の苗木を寄贈する事業費50万円  
内容:奈良県吉野山からの桜の苗木の輸送費・維持管理費、エゾヤマザクラ42本の購入費・輸送費・植樹費・維持管理費等

○山林復興費100万円  
内容:将来の山林復興に必要な苗木の購入費・植樹費など
※現地は復興工事の最中で、ただちに植樹する場所が確保できません。復興の進捗にあわせて植樹場所が決まります。
※奈良県の吉野山保勝会から寄贈されるシロヤマザクラの苗木は、エゾシカの食害を防ぐために、防護柵のある場所に仮植樹します。
※集まった支援は、5月11日(土)に予定しているセレモニーの際に目録として贈ります。
植樹セレモニーは、厚真町幌内神社に決定しました(4月25日追記)

鎮魂の桜・復興の森プロジェクトスケジュール

2019年3月19日 クラウドファンディング開始
2019年4月下旬 吉野より、桜の苗木の輸送開始
2019年4月30日 クラウドファンディング終了
2019年5月11日 厚真町にて寄贈セレモニーの開催
2019年5月下旬 読売新聞紙面にて、寄贈者の皆さんの応援メッセージを公開
2020年4月下旬~5月上旬 寄贈の木々の植樹(予定)

リターン品(お礼の品)

ご支援いただいた金額に応じて、下記の返礼品を予定しています。
なお、ご支援を頂いたみなさまからの北海道地震の被災地への応援メッセージもお待ちしています。ご支援を頂く際のお支払い情報入力画面上に、「応援メッセージ」という項目にて投稿が可能です。内容は、弊社にて選別後、紙面にて掲載予定です。たくさんの応援メッセージもお待ちしています。

なお、ご支援を頂くにあたって、アクトナウへの登録(メールアドレス・ニックネーム・パスワード)が必須となりますので、登録がお済ではない方は、新規登録よりご登録ください。

1,000円

町長からのお礼のメッセージ

3,000円

町長からのお礼のメッセージ+桜苗木寄贈証明書+厚真町オリジナルステッカー(2枚)

5,000円

3,000円コース+寄付者のお名前を紙面にて掲載

10,000円

5,000円コース+厚真町の特産品(下記のいずれかの1セット)
1.厚真町の桜応援セット(さくら米×2キロ)
2.厚真町の地場産業応援セット(たまご×2パック 10個)
3.厚真町名産品ハスカップのセット(ゼリー2個、ジャム1個【80g】)

【厚真町の桜応援セット】


さくら米 JA(Aコープ厚真店)
さくら米は、厚真町で生産された高品質米ななつぼし(*食味ランキングで最上級の特Aランク)で、JAとまこまい広域が販売する地域ブランド米です。

【厚真町の地場産業応援セット】

たまご(小林農園)
厚真町の大自然の中で原料にこだわった自家配合の餌を与えて平飼いしている鶏のたまごです。

【厚真町名産品ハスカップのセット】

写真(左)ハスカップジャム(山口農園)
日本一のハスカップの町、厚真町内のハスカップ農家が作った絶品ジャム。

写真(右)ハスカップゼリー JA(Aコープ厚真店)
作付面積日本一を誇る厚真町の厚真産ハスカップを使ったゼリーです。厚真産ハスカップは抗肥満化作用等の機能性が注目されています。

30,000円

5,000円コース+厚真町の名産品(下記のいずれかの1セット)
1.よくばり農産物セット(さくら米×2キロ、じゃがいも×1キロ、たまご×2パック)
2.よくばりハスカップセット(ゼリー×2個、ジャム×1個、ジュース×2本、石鹸×1個)
3.厚真町の森林復興応援セット(木炭(2kg)×1セット)

よくばり農産物セット

写真(左):さくら米 JA(Aコープ厚真店)
さくら米は、厚真町で生産された高品質米ななつぼし(*食味ランキングで最上級の特Aランク)で、JAとまこまい広域が販売する地域ブランド米です。

写真(右):たまご(小林農園)
厚真町の大自然の中で原料にこだわった自家配合の餌を与えて平飼いしている鶏のたまごです。

写真(下):氷室メークインJA(Aコープ厚真店)
氷室メークインは、氷室貯蔵施設にて一定の温度で3ヶ月保存することで、でんぷんが糖化して甘みが増したメークインです。

【よくばりハスカップセット】


写真(上左)ハスカップジャム(山口農園)
日本一のハスカップの町、厚真町内のハスカップ農家が作った絶品ジャム。

写真(上右)ハスカップゼリー JA(Aコープ厚真店)
作付面積日本一を誇る厚真町の厚真産ハスカップを使ったゼリーです。厚真産ハスカップは抗肥満化作用等の機能性が注目されています。

写真(下左)ゴトウチソープ(厚真町地域特産品開発機構)
日本一のハスカップの町、厚真町で収穫された厚真産ハスカップをふんだんに使用した、無香料手づくりのご当地石鹸です。旭川市の企業とコラボして作成した本商品は、厚真産ハスカップの機能性の高さなどからお肌が弱い方にも使って頂きやすい仕上がりとなっています。

写真(上右)ハスカップジュース(厚真町地域特産品開発機構)
高い機能性が自慢の厚真産ハスカップを使ったジュースです。ストレートタイプでそのまま飲めて、程よい酸味がすっきりとした味わいです。

プロジェクト実行者プロフィール

読売新聞北海道支社は5月に北海道発刊60周年になります。北海道地震では全国紙の最前線として取材をしてきました。近年、全国的に地震や水害などの災害が多発しています。災害からの復興には、長い年月がかかります。北海道支社は被災地の現状の報道を続けるとともに、成長する樹木の年輪のように支援の輪を全国に広げたいと考えクラウドファンディングを活用します。支援者の返礼品は、被災地支援の一環として北海道支社が厚真町の特産品を購入します。北海道支社は、これからも北海道の今を伝えていきます。
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支援金額とリターン

1,000円

町長からのお礼メッセージ
+現地レポート(映像付)

  • 61口が支援済み
  • お届け予定:2019年05月
受付終了

3,000円

町長からのお礼メッセージ
+桜苗木寄贈証明書
+厚真町ステッカー(2枚)
+現地レポート(映像付)
 

  • 33口が支援済み
  • お届け予定:2019年05月
受付終了

5,000円

3,000円コースのリターン品
+寄付者のお名前を紙面にて掲載
+現地レポート(映像付)

  • 37口が支援済み
  • お届け予定:2019年05月
受付終了

10,000円

5,000円コースのリターン品
+厚真町の桜応援セット(さくら米×2キロ)
+現地レポート(映像付)

  • 55口が支援済み
  • お届け予定:2019年05月
受付終了

10,000円

5,000円コース
+厚真町の地場産業応援セット(たまご×2パック)
+現地レポート(映像付)

  • 13口が支援済み
  • お届け予定:2019年05月
受付終了

10,000円

5,000円コースのリターン品
+厚真町名産品ハスカップのセット
(ゼリー×2、ジャム×1)
+現地レポート(映像付)

  • 23口が支援済み
  • お届け予定:2019年05月
受付終了

10,000円

お礼のメール ※全額プロジェクトのために活用させていただきます。

  • 22口が支援済み
  • お届け予定:2019年05月
受付終了

30,000円

5,000円コースのリターン品
+よくばり農産物セット
(さくら米×2キロ、じゃがいも、たまご×2パック)
+現地レポート(映像付)

  • 7口が支援済み
  • お届け予定:2019年05月
受付終了

30,000円

5,000円コースのリターン品
+よくばりハスカップセット
(ゼリー×2、ジャム×1、ジュース×2、石鹸×1)
+現地レポート(映像付)

  • 5口が支援済み
  • お届け予定:2019年05月
受付終了

EZOポイントで支援

100 EZOポイント

受付終了